伏せちゃいました!
「つまり、俺達天使と全く同じ天使達が居る世界に飛ばされてその世界を滅ぼしかけた元凶と戦い倒したということか?」
「はい。」
ガブリエルの城にある広間でカスピエルはガブリエルに話していた
「一応神様にご報告するよ。 しかし大変だったな...アルミサエルになりすましたオルニアスに記憶を消されて下界に落とされたんだろ? その後、アルミサエルに持たされた清めの水で記憶を取り戻したと思ったらそんなことに巻き込まれていたなんて...。」
「私も驚いています。 でもこうして戻れてこれたのでよかったと思っています。」
「そうだな。 疲れただろ? 今はゆっくり休むと良い。」
「はい、そうさせて頂きます。」
もちろん別の次元の私が天界を滅ぼそうとした元凶ということは伏せた 全て真実を話すと私も天界を滅ぼそうとするんじゃないかと疑われて今以上に行動が制限される恐れがあるからだ そんなことになってはいけない 何故なら私は約束したからだ 別次元の私と
『自分の気持ちは押し殺さない』
さて、これからどうしましょうか...まずは私の記憶を消した悪魔を捜して狭山強のことを洗いざらい吐かせて殺してやりましょうか? 名前は確か...オルニアスと言いましたか?
オルニアス? 本には記憶を消せる能力があると書いていなかったと思いますが...気のせいかな...
「おいオルニアス! こいつはいったいどういうことだ!? どうしてあの天使の記憶が戻ってるんだよ!!」
狭山強は土下座をしているオルニアスの背中を右足で踏みつけている
「申し訳ありません! しかし何故記憶が戻ったのかは私には分かりません!」
「おいアバドン! あれはお前の力だったな? どういうことだ!? 時間が経てば記憶は戻るのか!?」
アバドンは少し離れた柱に背中を預けて立っている
「私の力はそのような不完全なものではありません。 いくらオルニアスに力の一部を貸したからといってもそのようなことは起こらない。」
「じゃあなんでだよ!?」
「これは推測ですが、天界には『清めの水』 と言う呪いや傷を癒す物があるとか...。」
「つまりその水を使ったっていうことか?」
「恐らく。」
「・・・! なら記憶をまた消しても意味がないか...いっそのこと殺すか? そっちの方が確実で楽な気がしてきたよ!」
「しかし始末するとしてもどうするおつもりで? 天界は今、厳重になっていると思いますが?」
「それなら大丈夫さ。 あの天使は必ず下界に降りてくる。 その時を狙う。」
「成る程。」
「さぁ! 今度こそアモンの仇を討つとしようじゃないか!! あっはっはっは!」




