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悪辣


「ウリエル、神様の話によるとガブリエルがカスピエルの手によって殺されたらしいです。」


ラファエルはラファエルの城でウリエルにそう告げた


「そんな...! エルちゃんがミカエルに続いてガブリエルまでなんて...。」


「信じられませんか?」


「そうね...いえ、嘘であって欲しいと思っているわ...」


「ですがウリエル、ミカエルがカスピエルに剣で刺されたのはあなたも見ていたでしょう?」


「ええ...。」


「神様にお聞きしたらあの剣はカスピエルの2つ目の天罰らしいです。 名は 『運命の剣』 。 剣で斬られたり、刺された者の運命が破滅へと確定するそうです。」


「それじゃあエルちゃんは...」


「ミカエルとガブリエルを確実に殺しているということです。」


「・・・。」


「カスピエルの師匠であるあなたは辛いかもしれません。 ですがこんな事態になった以上、私達はカスピエルを裁かなければいけません。 それはあなたとてお分かりですね?」


「ええ...分かってるわ...。」


「そして神様が予言されたのですが、別の次元から天使を召喚すれば解決するということでした。」


「別の次元から? そんなこと出来るの?」


「ええ。 手順も教わりました。 そしてこの役目はウリエル、あなたにと。」


「私? 分かったわ。」


「これが手順の紙です。」


ラファエルはウリエルに筒状にされている紙を渡した


「ですがウリエル、あくまでこの次元の問題はこの次元の私達で終止符を打ちましょう。 召喚した者にはもちろん協力をしていただきますが。」


「ええ。 もう大丈夫よ。 私は熾天使・ウリエル。 天界を陥れる者は裁く...覚悟は出来たわ。」


「それでは私はガブリエルを捜索してきます。」


「ええ。」


ラファエルは城から出て行った


「ええと...魔法陣を書けばいいのね。」


その時、城にひびが入った


「? おかしいわね...熾天使の城がそんなに壊れかかるなんて。」


しかし城のひびは拡大していき、崩れた


ウリエルは両手から炎を発生させて自分に降りかかってくるがれきを燃やした


崩れ去るがれきを挟んでウリエルの視界に居たのは天使だった


カスピエルだ


「!? ラファエルは!?」


「ラファエルなら下よ。」


「え?」


「だーかーらー! 天界から下界に落としてやったのよ。」


「何を...言ってるの?」


「熾天使の中で最も侮れないのがラファエルだった。 剣も止められたし。 ・・・なら戦う必要はない。 『運命の剣』 は斬ったり刺したりした者の運命を破滅させる。 だから私はラファエルの城の入り口前の地面に剣を刺し、地面をもろくした。 踏んだ瞬間に崩れるほどね。」


「そんな!」


「もう残った熾天使はあなた1人よ。 ウリエル!」



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