悄然
空間の裂け目に吸い込まれたカスピエルは荒れ果てた城の中で倒れている
「・・・ぅぅ...? ここは...?」
「気が付いたようね。」
カスピエルは目を覚まし、声の方を見上げるとウリエルが立っていた
「ウリエル様!?」
「私も驚いているわ。 まさか別の次元から来たのがあなただなんてね。」
「別の次元? いったい何を言っているんですか?」
「手っ取り早く説明するとここはあなたの居た天界じゃないわ。」
「!? まさかこの城は...!?」
「天界よ。 この次元の天界はある者によってここまで滅ぼされた。」
「誰にですか? 悪魔ですか?」
「いいえ。 天使が滅ぼしたのよ。」
「天使が!? ・・・つまり...反逆...。」
「その者を止めるには私達の力は足りなかった...。」
「ウリエル様でも倒せなかったのですか?」
「そうね...。 そして神様の予言の通りに別の次元からこの状況を解決できる者を召喚したらあなたがこの城に召喚されたの。」
「ちょっと待ってください! 私は上級天使なんですよ!? 熾天使のウリエル様が倒せなかったのに私が倒せるわけないじゃないですか!」
「いえ。 あなたならきっとその者を止めることが出来るわ。」
「・・・?」
「お願い。」
「分かりました。」
カスピエルはウリエルから教えられた場所へ着いた そこには水色と銀色を基調とした城があった
「この色は...! でもラファエル様のお城はこんな場所にはなかったはずですが...。」
「誰?」
カスピエルは背後から声がしたので振り返った そこには
カスピエルが立っていた 髪の長さはロングで背は高く、大人びた自分の姿をカスピエルは見たのだ
「!?」
「どうして...! どうして私が居るのよ!?」
「ウリエル様が倒せなかったって...! そういうことですか...!」
「もしかして別の次元から来たというの!?」
「ええ。」
「・・・。」
「あなたがこの天界を滅ぼしているというのは本当ですか?」
「そうよ。」
「何故ですか!? どうして私が!?」
「いいわ。 話してあげる。」




