調査しちゃいました! その4
「俺がゲーセンで格ゲーしてる時、対戦が終わった後俺に話しかけてきた奴が居たんだ。 そいつは俺に賭けを挑んできたんだ。」
「賭けですか? いったいどんな?」
「3回対戦して敗者は勝者にジュースを奢るってな。 見ず知らずの奴からの急な誘いだったが、その時の俺は負け続けてイライラしてた。 だから売られた喧嘩を買うことにしたのさ。」
「もし負けたらジュースを奢ることになるのにですか?」
「そいつはアケコンの触り方がおかしかったからな。 『こいつはアケコン使ったことない奴だ』 と分かったよ。」
「アケコンって何ですか?」
「アーケードコントローラーの略さ。 左にスティック、右に丸のボタンが複数あるやつだ。」
「あーなんか見たことあるかもです。 あれ? でもおかしくないですか? 普通そのアケコンを触ったことがないなら戦いを挑まないですよね?」
「そのゲームは家庭版・・・家でやることも出来たからおおかたコントローラーが違ってもいけると思ったんだろ。 たまに居るんだよそういう奴。」
「? 家でやる場合はコントローラーが違うんですか?」
「ああ。 アケコンと似たやつも売ってるがまぁ値段が高いから買う奴の方が少ないかもな。」
「なるほど...。」
「だから戦うことにしたのさ。」
「つまり負けてなんだかんだあって悪魔と契約したと?」
「お前、自分から聞いた癖に聞く気なしかよ...」
「すみません、つい。」
「勝ったのは俺だよ。 ジュースも奢って貰った。」
「あ、勝ったんですね。」
「その戦いから色々と話したり遊んだりしてな...いつの間にか親友になってたよ。」
「・・・。」
「そんなある日のことだった。 そいつが面白い話を持って来たんだ。」
「・・・。」
「『悪魔を召喚したら悪魔が願いごとを叶えてくれるらしい』 ってな。」
「悪魔が願いを...。」
「俺は『んなことあるかよ。』 と一蹴したさ。 だがそいつはやってみようって何度も言うから仕方なくやった。」
「・・・。」
「確か...夜に公園で魔法陣って言うのか? そういうのを書いた。 そんで俺はナイフで指の先を傷つけて血を魔法陣に垂らしたんだ。 そしたら魔法陣が赤色に光って持ってきていた懐中電灯が割れた。」
「・・・。」
「『我が名はアモン。 何を望む?』 って言ってきたから俺は動揺してつい『力が欲しいって』 言ったんだ。」
「それでアモンがあなたに憑依したと?」
「ああ。 後はお前が知ってる通りさ。」
「銃はどうやって手に入れたのですか? あれは悪魔が作った物ではないですよね?」
「ああ。 奴が渡したんだよ。」
「その人の名前は?」
「狭山強だ。」




