聞いちゃいました!
「ミサちゃん、ミサちゃんは何か目指しているものはありますか?」
「・・・私は熾天使を目指しています。」
「どうしてですか?」
「誰よりも神様の近くで、誰よりも神様のお力になりたいと考えているからです。」
「ふむふむ…。」
「カスピエル様は熾天使を目指されているのですか?」
「!」
カスピエル様…! とてもいい響きです! まさか自分が様付けで呼ばれる日が来るとは…!
「・・・? 聞いていらっしゃいますか?」
「あ、は、はい! ええと...私は・・・。」
あれ? 私、熾天使になることを目指したこと...あったっけ?
「・・・特に考えたことありませんね...。」
「上級天使にまでなられたのにですか?」
「私はいまだにその実感がありません。 自分でもなぜ昇格したのか知りたいです...。」
「・・・。」
「すべては神様がお決めになられたことなので何かお考えがあってのことだとは思います。」
「・・・成る程。」
「大丈夫ですよミサちゃん! ミサちゃんみたいに熱心に熾天使を目指している方はきっと神様が認めて下さいますよ。」
カスピエルは笑顔でそう言った
「はい、ありがとうございます。」
アルミサエルは相変わらず無表情のままだ
「それじゃあミサちゃん、少し外の空気を吸いに行きましょうか!」
「何故ですか?」
「ずっと書庫に居ると息が詰まっちゃうからです。」
「・・・。」
「ダメですか...?」
カスピエルは上目遣いでアルミサエルを見る
「! ・・・いえ、師匠の決められたことなら従います...。」
「ありがとうー!」
カスピエルは笑う
そう、外になんか出なければよかったんです
噴水がある木々の場所でカスピエルはアルミサエルと一緒に来ていた
カスピエルはそこでウリエルと長い金髪の者が一緒に居るのを見た
ウリエルと一緒にいる者の顔は見えないが、ウリエルはその者に微笑みながら会話をしている
ウリエル様...? 一緒に居る方は弟子でしょうか?
・・・どうして?
どうしてですか?
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
どうして私以外にそんな笑顔をされているのですかっ!!!!
カスピエルのその表情は怒りと悲しみに満ち溢れていた
「! ・・・カ、カスピエル様っ...?」
「・・・ミサちゃん? どうしましたか?」
カスピエルの表情から先程の感情は見られない
「しょ、書庫へ戻りませんか...?」
「・・・・・・そうですね。 戻りましょう!」
カスピエルとアルミサエルはその場をあとにした




