師匠になっちゃいました!
「ウリエル様...。」
ウリエル様に酷いことを言ってしまって数日経過しました... いまだに謝ることができていません
ウリエル様は私が天界の書庫に居ることをご存知のはずなので、それで書庫に来られないということは...私に会いたくないということですよね... 当然ですね 自分の師匠に暴言を吐く弟子なんて居ないでしょうから ウリエル様から嫌われてしまいました... とは言えこちらから熾天使の方に会うことは簡単ではありませんし 困りました...
「カスピエル、追加の通告を知らせに来たぞ。」
「ガブリエル様...。」
「さ、こっちへ。」
書庫の外から肩まで伸ばされた金髪の女性が歩いてきた その者はガブリエルの右隣で止まる
「彼女はアルミサエル。 カスピエルの弟子となる者だ。」
「アルミサエルと言います。 よろしくお願い致します。」
アルミサエルは無表情のままそう言ってカスピエルに礼をする
「カスピエルです! よ、よろしくお願いします。」
「それじゃあカスピエル、後は頼んだよ。」
「はい!」
ガブリエルは去って行った
「アルミサエルさん。」
「はい、なんでしょう?」
「私の名前はカスピエルです。」
「? それは先程お聞きしましたが?」
「だから、私のことは『エルちゃん』って呼んでもいいですよ!」
「お断りします。」
断られちゃいました! 私、師匠なのに!
「私は師匠に対してあだ名でお呼びするような無礼者ではありません。」
「ぐはっ...!」
「それともしかしてその『エルちゃん』というのは名前からとられているのですか?」
「はい! そうなんです!」
「天使のほとんどは名前に『エル』を含んでいると思いますが?」
「でも私くらいしか『エルちゃん』と呼ばれていないので大丈夫です。」
「そういう問題では...」
「そうだ! アルミサエルさんのあだ名を考えましょう!」
「いえ、、、私は...」
「『ミサちゃん』とかどうですか?」
「決定権は師匠にしかないのでお好きにお呼びしてください。」
「えへへ~ミサちゃん...ミサちゃん!」
「はい、何でしょうか?」
「呼んでみただけです!」
「・・・。」
「ミサちゃん? どうかしましたか?」
「・・・いえ、なんでもありません。」
「相談があるならいつでもこのエルちゃんがお聞きしますので気軽に言ってください!」
「はい。 そうします。」
私の弟子となったアルミサエルことミサちゃんはとても大人しく冷静でクールな方でした
私なんかがこのミサちゃんの師匠で大丈夫なんでしょうか...?




