キャプテン救出作戦
第8話 キャプテン救出作戦
副長アストリアは、烈火の如くに内面を燃え上がらせていた。
あの恋い焦がれていたキャプテン・スレインが、あの女魔法使いに拐われてしまったのだ。
「現地人の蛮行を、許してなるものか!」
副長アストリアは、早速情報収集した。
冒険者ギルドにいた者らに聞き込み調査をした。その結果をまとめると、女魔法使アレイアがキャプテン・スレインに魅力魔法チャームをかけて連れ去ったらしい。
キャプテンは肉体的には強いが、魔法耐性が弱い体質らしい。
あっさり女魔法使いのチャームにかかってしまったということだ。
女魔法使いの家は漆黒の森にあり、多数のゴーレムや結界に守られた難攻不落の住居だそうだ。
副長は瞬時に"キャプテン救出作戦"を計画する。
そしてキャプテン救出部隊を編成した。
キャプテンの貞操を守るため、迅速に内火艇に乗り込み出発した。
マップをマーキングし、漆黒の森の女魔法使いの家にたどり着く。
だが、不思議なバリアで中に入れない。
「これが噂の防御結界ね。」
「これより、魔法結界を破壊するため攻撃に移る。」
「ミサイル全弾一斉発射!」
「シューーーー!」
「ドンドドッドンドンドンドッ!」
内火艇からミサイル全弾一斉発射したが、びくともしない。
「ミサイル効果ありません。」
アンドロイドガンマが状況報告した。
「プロトンレーザービーム撃て!」
「はっ!プロトンレーザービーム照射!」
「ビィーーーー!」
「バリバリバリッボワッ!」
プロトンレーザービームも効かず、バリヤーの外側の森を焼くだけだった。
「やはり駄目ね。」
「着陸し、バリアを破壊する!」
仕方なく内火艇を女魔法使い周辺に着陸させた。
内火艇から搭載していた万能探査車を降ろした。
「ムゴン!バリア分析して、解除方法を教えなさい。」
副長アストリアは一緒に乗っていたサポートロボットのムゴンに言った。
「…………。」
しかし、サポートロボットのムゴンは一言も喋らなかった。
副長アストリアの頭からは汗が流れた。(汗)
「副長!バリヤーの周りの地面に、奇妙な魔法陣があります。」
「あの魔法陣はバリヤーと関係してると思われます。」
アンドロイドガンマが言った。
「分かったわ。あの魔法陣を攻撃なさい。」
「はっ!」
万能探査車から小型ミサイルが発射された。
「シューーー!」
「ドッカーン!」
魔法陣が破壊されると、今まであったバリアが消えて無くなった。
「やったわ!」
「このまま女魔法使いの家の敷地内に侵入する!」
万能探査車はフルスピードで女魔法使いの家の敷地内へ潜入を成功させた。
「このバカオタンコナス魔法使い!」
「おりゃー!」
副長はパワードスーツを装着し外に出ると、ゴーレムを次々と蹴散らしていった。
パワードスーツを着た副長、メカニック、航海士が魔法使いの家の壁をぶち壊し突入して行った。
家にいた小型の警備ゴーレムが次々と襲いかかる。
「家の中まで小型の警備ゴーレムがいるなんて!」
副長は、飛びついて来る警備ゴーレムを叩き落していく。
「副長、飛ばし過ぎないでくださいね。」
「大丈夫よ。ちゃんとギルバート達の分も残してあげるから。」
警備ゴーレムに苦戦したが、ようやく全部倒し、キャプテン・スレインと女魔法使いのいる部屋の中に入る。
裸にされたキャプテンが女魔法使いに襲われていた!
「キャプテンに、なんて格好させてるの!」
「やかましい、邪魔するんじゃない!」
副長と女魔法使いの戦闘になった。
女同士のキャプテンをかけた対決。
女魔法使いは、ファイヤーアローの魔法を副長にぶつけてきた。
副長はマシンガンを浴びせたが、素早く物陰に隠れた。
女魔法使いも負けておらず、物陰から断続的に魔法攻撃を繰り返した。
「キィー!このキチガイ女!」
「この変態女!」
だがギルバートが女魔法使いの背後へ回り込み、ショックガンを使い倒した。
こうして戦闘は終わり、あっけなく事件は解決したのだった。
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