キャプテン無双?
第2話 キャプテン無双?
キャプテンはまだ冒険者レベルはFランクだ。
キャプテン・スレインは最強の戦闘用アーマーの上に手編みの竹籠を背負った。
「ふむ。この薬草を採取すればよいんだな?」
「キャプテン。それは薬草ではなくバイケイソウです。」
アンドロイド・アルファが間違いを指摘した。
「これは違ったか。こっちはどうだ?」
「それは薬草ではなく、有毒なヤマトリカブトです。」
「そうかな?きっとこれはニリンソウだと思うぞ。」
「いえ、葉は瓜二つですが、ヤマトリカブトで間違いありません。」
「そうか。」
「あのー、キャプテン。」
「何だ?」
「キャプテンがいると効率が落ちますので、サポートロボット・ムゴンみたいに黙って片隅に座っていて下さい。」
「ふむ。俺が黙って座れば効率アップだな。」
「はい。」
薬草採取。アンドロイドらと山のようにギルドへ納品→クリア
◆
キャプテン・スレインはビームガンで低級モンスターを狩っていた。
「バシュッ!バシュッ!バシュッ!」
「はっはっは。」
「これは、何だか楽しいな。」
「バシュッ!バシュッ!バシュッ!」
「あのー、キャプテン。」
アンドロイド・アルファが言ってきた。
「そのビームガンでは、威力が強すぎて低級モンスターが木っ端微塵です。」
「それが何だ?」
「低級モンスターの部位を持っていかないと証拠にならないのですよ?」
「ん?そうか。」
「では、アルファ達に任せる。」
「はっ!キャプテンがロスした分まで頑張ります。」
低ランクモンスター討伐。山のように狩り→クリア
◆
「俺見てるから、やっちゃって!」
「はっ!お任せ下さい。」
中ランクモンスター討伐。山のように狩り→クリア
◆
こうしてあっという間にCランク冒険者になる。
キャプテン・スレインは探査船に戻り報告する。
しかしキャプテン・スレインは副長のアストリアに怒られる。
「なんで危険な冒険者になったのですか?危ないのですよ。」
逞しくて素敵なキャプテンが大好きな副長アストリア。 副長アストリアの表情はクールだが、中身はキャプテンにメロメロだった。
「すまない。情報収集のためだ。許せ。」
今のキャプテンの仕草や口調に副長アストリアはうっとりした。
だがアストリアは、クールな表情は一切変えない。
「ギルバート、この翻訳機は完璧だった。」
「ああ。役に立ってよかったよ。」
メカニックのガゼルはメカニックの専門家。 天才と噂されるほど凄い技術者。
「ヤエモンド。機関部はどうだった?」
「お手上げだ。部品がないと直らない。」
「それは困ったな。」
機関士ヤエモンド。大抵のメカトラブルなら直してしまう。
これはかなりの長丁場になりそうな予感がした。
二日目、冒険者ギルドへ行くと、一人の冒険者が倒れていた。 左腕がない。出血が酷く、意識不明で重傷だった。
「見えるか?ドクター。」
「ああ、見えている。緊急オペだ。船に連れてきてくれ。」
そう聞いたキャプテンは怪我人を連れていこうとした。
「まてまて、怪我人をどこへ連れて行くつもりだ?」
「助けるため、連れて行く。」
「心配ない。すぐ仲間がハイポーションを持ってくるからな。」
ハイポーション?聞いたことない薬だな。
やがて仲間がハイポーションを持ってきて、怪我人にかける。
するとみるみるうちに腕が生えた。
「ドクター、今の見たか?」
「見た!見たぞ!何だあの液体は?」
驚きのあまりクルー達は固まったのだった。 左腕を完全に治せるなんて、そうは簡単にはできなかった。
しかも瞬時に回復させるとは、一体あのハイポーションなる物は何だったのか?
ドクターの頭の中は疑問だらけになってしまうのだった。
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