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宇宙探査船ファンタジー惑星にて帰還せず!  作者: 神永ちろる


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激闘、魔晶石集め

第11話 激闘、魔晶石集め



街に行けば魔晶石は売っている。 だが高額で取引されているため、大量に購入することができなかった。

探査ドローンに反応があった付近から魔晶石を集めていたが、大した量は集まらない。


「もっとだ。もっと魔晶石を集めろ!」


キャプテン・スレインの指示で魔晶石をさらに集めた。

魔晶石を集めるために海、山、地中へと探査の領域を広げていった。


「キャプテン、現地人の言っていた龍脈に魔晶石が大量にあると聞きました。」


「そこで、探査ドローンを飛ばしたのですが、かなりの魔晶石鉱脈が見つかりました。」


「でかしたぞ! ギルバート。」


「しかしですね、探査ドローンが大量の魔晶石鉱脈の画像とともに、問題も発見いたしました。」


「この画像をご覧ください。」


クルー全員がモニターに映し出された画像に釘付けになった。


「この巨大な洞窟の奥に、魔晶石の怪しい光が見えるでしょ?」


「うーむ、確かに魔晶石に見えるな。」


「こんなに大量にあれば、十分な燃料になりそうだ。」


「しかしですね。」


ギルバートが端末を操作して、次の画像を見せた。


「なんだこれは!?」


「巨大なドラゴンです!」


「ドラゴン!?」


キャプテン・スレインは地竜との戦闘を思い出した。 あの硬い地竜の鱗、口からは火炎放射で、リフレクトシールドがなかったら危なかった。


「ドラゴンとは厄介な怪物がいたもんだな。」


「はい、どうしましょう?」


「しかし、探査船にある全内火艇や探査車、パワードスーツなどの火力を集めれば、倒すこともできるだろうさ。」


「実際に地竜は内火艇で追い払ったしな。」


「上手くいきますかね?」


「やるしかないな。」


「しかし、やってみないと分からない。」


「全火力で一斉攻撃し、離脱する。ヒットアンドアウェイでやってみよう。」


「勝てそうなら繰り返し攻撃し、駄目そうなら撤退しよう。」


「損害は極力出したくはないからな。」


「分かりました。」



◆



内火艇は全機発進していった。


サポートロボットのムゴンとドクター以外は全員ドラゴン退治に向かった。


魔晶石があるといわれる、その龍脈を辿っていくと、魔晶石の洞窟があり、奥には巨大なドラゴンの巣が行く手を遮っていた。


「いいか、ドラゴン以外に攻撃を当てるなよ。洞窟が崩れたら一巻の終わりだ。」


「了解。」


こうして巨大龍の巣攻略作戦が開始された。


内火艇01 キャプテン・スレイン、アストリア

内火艇02 航海長セドリック

内火艇03 航海士アストン

内火艇04 メカニック、ギルバート

探査車01 機関士ヤエモンド

探査車02 アンドロイド・アルファ

探査車03 アンドロイド・ベータ

探査車04 アンドロイド・ガンマ


「全機、洞窟手前に着陸し、探査車を降ろせ。」


「了解。」


内火艇格納庫の扉が開き、探査車が発進していった。


「予定通り、射程範囲まで接近し、一斉にミサイル発射だ。」


「発射後は急いで後退しろ! ブレスに巻き込まれるなよ!」


「了解。」


各員配置についた。スレインは緊張のあまり額に汗を流した。


「ドラゴンにロックオン!」


「ミサイル一斉発射!」


「バシュバシュバシュバシュ!」


「バシュバシュバシュバシュ!」


「シューーーー!」


「後退!」


全機、出口へと後退した。


「ドンドドドンドンドンドッ!!」


この戦力で巨大ドラゴンに一斉攻撃したが、爆発と煙で何も見えなかった。


「よし! やったか?」


「キャプテン・スレイン。ただいま洞窟の探査ドローンの映像で確認中です。」


「視界が悪く確認できません。」


副長アストリアが探査ドローンのモニターやセンサーを確認した。


「視界は悪く確認できませんが、熱源反応はまだあります!」


副長アストリアの報告を聞いたキャプテン・スレインは、瞬時に作戦続行を決意した。


「全機、次弾ミサイル準備!」


「ドラゴン射程まで最接近!」


「副長はドラゴンの動きを見て随時報告せよ。」


「了解。」


しかしドラゴンは反撃のブレスを撃とうとしていた。


「ドラゴン、熱エネルギー増幅中!」


「いかん! 全機撤退!」



その瞬間だった。



ドラゴンが放った火炎が全機に襲いかかった!


内火艇は全機素早く回避できたが、探査車は逃げ遅れてしまった。

探査車は全機炎に包まれた。


「ヤエモンド!」


キャプテン・スレインは内火艇のコックピットで叫んだが、それは虚しく外の探査車までは届かなかった。

全探査車は数秒してから、洞窟出口まで後退してきた。


「キャプテン、なんとかシールドで凌げたが、もうシールドのエネルギーが持たないから撤退させてくれ!」


「分かった。全探査車は洞窟出口で待機。」


数度にわたり、全内火艇のミサイル攻撃をしたが、ドラゴンは倒せなかった。


しかも逆上したドラゴンが洞窟出口まで出てきてしまい、作戦は失敗し、キャプテンたちは撤退した。


なかなかドラゴンの鱗は硬い。物理攻撃はなかなかダメージが通らない。


「キャプテン・スレイン。僕に秘策があります!」


「それは何だ?」


「ミサイルの弾頭に魔晶石を内蔵させるんですよ。」


「そんな安易なことで、ドラゴンをやれるのか?」


「はい。おそらく魔晶石は膨大な魔力の凝縮されたエネルギーの塊ですから、火薬と魔晶石の爆発ならかなりの威力かもしれません。」


「その魔晶石ミサイルはすぐ用意できるのか?」


「はい、すぐできます。」


「やってみる事にしよう。」


一旦全機、探査船に帰還した。 ギルバートは魔晶石ミサイルを準備し、内火艇に装備した。



そして再びドラゴンに挑むのだが……!



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