エンジン修理
第10話 エンジン修理
エンジン修理用のパーツは工作機械でなんとか作成できた。
しかし、パーツを新しい物と交換したが、エンジン始動はしなかった。
「おかしいな、エンジンが再始動しない。」
途方にくれるクルー。
やはり再始動用のエネルギーが不足しているのが原因だろう。
不時着の際にエネルギーがだいぶ船外に流れていた事が判明した。
「エンジンの修理が終わったら、今度はエネルギーか……。」
「燃料に使えそうな物が、この惑星にあるのか?」
「コンピュータの解析では、まだ見つかっていませんね。」
クルーらは思案したが、代替燃料のあてはまだみつからない。
「ファンタジー惑星だから、ファンタジーな魔法エネルギーしかないかもしれんなぁ。」
「キャプテン、この宇宙探査船は科学の粋を集めた塊なんですよ?そんな魔法エネルギーなんかで動くわけないですよ。」
「しかし、これまでも何度も魔法に驚かされてきた。ポーション、マジックバッグ、魔道具、魔法スキル、魔法陣と様々だ。」
「代替エネルギーがなければ、魔法エネルギーに頼るしかなかろう?」
「しかし………。」
メカニックのギルバートは納得はしなかった。
だが、そうも言ってられないのも事実だった。
仕方なく。ファンタジーエネルギーに頼ることにした。
宇宙探査船を動かすエネルギーの替わりになるもの、それは魔晶石だった。
「解析によりますと、この魔晶石には膨大なエネルギーが凝縮されています。」
「この魔晶石を細かい粒子にして、添加剤などに混ぜればおそらく……。」
「まぁ、やってみようか。」
「アンドロイド達は燃料漏れを修理しろ。」
「了解しました。」
「俺達は魔晶石を集めに行くか。」
試しに魔晶石を早速集め、テスト運転したら成功した。
「なんてこったい!エンジン始動したじゃないか!」
「では帰りの燃料を確保するため、魔晶石をもっと集めないといけないな。」
「全探査ドローンに魔晶石探査させろ!」
「了解です。」
全ての探査ドローンが次々と各地へと飛び去っていった。
「必要なら内火艇を出して魔晶石を掻き集めろ!」
「では、全内火艇発進準備いたします。」
「うむ、頼む。」
この惑星は未知のファンタジーエネルギーに満ちている。
探査ドローンの映し出すモニターを眺める。
キャプテンはモニターを見ながらコーヒーを飲んだ。
ファンタジー世界で飲むキャプテンのコーヒーは苦かった………。
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