10.承:レミリの事情
場面、大きな商店。店に際どい服装の女性店員と、恰幅のいい男商人。
レミリ「…戻りました。ガルードさん」
ガルード「配達一つにえらく時間が掛かったじゃないか、レミリ」
俯いたレミリとふんぞり返ったガルードの対比。
レミリ「その…困ってる人が居て…」
ガルード「困ってる奴を見捨てるな、親父さんの口癖だったよな?
いや、鍛冶師の誇り『公認金床』なくして娘に借金まで残して、死んじまったマヌケの言葉だったかな?」
睨むレミリ。
ガルード「おやぁ?その気になれば、そのマヌケの家まで差し押さえられるのに待ってやってるのは誰かな?そして、食い扶持がない娘に働き口を与えてる店主の名前は?」
レミリ「……ガルードさんです」
ガルード「なぁ、レミリよ。お前さんも御用聞きで端金を拾うのも飽きたろ?正式にウチの店員になれば、色々、もっと可愛がってやっても…」
舌なめずりするガルードを遮るように店の扉が開く。
ラビィ「こんにちは、レミリさん。来ちゃいました」
身体をすっぽり覆う外装のラビィが、微笑む。開いた扉からの光がレミリに届く。
少々短いので話の途中ですが
以下、参考資料
容姿
レミリ・アンヴィル
銅金、コッパーブラウンの髪、琥珀の瞳、町娘の服
身長161cm・3サイズ86 / 62 /90
舞台
レイヤーワールド:階層構造の世界。
天に向かってそびえ立つ大樹(あるいは巨塔)のような構造をしている。
第一層はその『根(地面)』にあたり、最も広く肥沃な最下層である。
数字が大きくなるほど天へと近づき、世界の頂点へ到達したものは居ない。
現在、人が住む大規模都市ある階層は第八層まで。
自身が生まれた、もしくはやって来た層から上がるためには、各層の試練の迷宮を越える必要がある。
下るのはいつでも可能だが、上がる場合は同様に迷宮を越えなければならない。
各層には転移魔法陣があり、試練の迷宮を越えるとそこから別層へ転移可能。
上層に移るほど、出現魔物の危険度が上がり、全体面積が減少していく。
第一層:春微
肥沃な大地による農耕業、食料生産が盛ん。ごく稀に人里に魔物が近づくことがある。
駆け出し冒険者が多く、それを狙った商人もまた多い。
第二層:鱗雲
鉱山が有り、鉱石採掘が盛ん。働き盛りの者が多く、活気に満ちた階層。
濃霧広がる『青の禁域』と呼ばれる奇岩地帯があり、竜の目撃情報がある。
第三層:夏凪
海が広がり、漁業が盛ん。ここに豪邸を持つことが金持ちのステータス。
漁村と高級住宅街の貧富の格差が大きい。
第四層:燎原
ドワーフが集まり、加工業が盛ん。冒険者と職人の階層。
火炎広がる『朱の禁域』と呼ばれる火山地帯があり、怪鳥の目撃情報がある。
以下
第五層:秋詩
第六層:咆哮
第七層:冬灯
第八層:冥思
については、またいずれ。




