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夜明けの陰陽師〜安倍晴明の子孫と伝説の妖怪がタッグを組んだら〜  作者: 太星
第二章〜新たな決意と共に〜
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第六十三話 〜いつかの家族の風景〜

おはようございます!!

群馬支部への初出勤も終わり、家は帰ります。

長老と賀茂さんの模擬戦も決まり、賀茂さんへの連絡もついたことで、話はとんとん拍子に進んでいきます!

これからの展開にご期待ください!!

訓練場で恵慈さんと話をし、長老との模擬戦が明後日となった。


「賀茂さんって結局どこにいたんですか?明後日までに戻ってこれるんですか?」

「それが、日本にはいるらしいんだよ。ちょうど関東に向かっているところだったみたいなんだよね。」


放浪している人というから、ここに来るまでも時間がかかるんじゃないかと思ったので聞いてみたら、意外と近くにいたらしい!


「おお!そうだったんですね!?じゃあタイミング的にはちょうどよかったですね!」

「そうだね。…まあ、未来さんも無関係じゃないだろうしね。」


「え?」


何やら変なことを言ってた気がするが聞こえなかった。


「ん?いやいや、なんでもないよ。さあ、とりあえず、上に戻ろうか!?」


 恵慈さんはなにやらボソッと言っていたが、あんまり聞こえなかった。なんでもないっていうのだからとりあえずは気にしないでおこう。

 そうして、訓練場を後にした。帰りの登りの階段が非常に疲れたことは言うまでもないだろう。


 ―群馬支部オフィス―


「さて、今日はこの辺で帰るとしようか。」


 訓練場から帰って一通り自分のデスクや明日からの勤怠の付け方とか事務的な話をしているうちに終業時間となった。今日は早いところ帰ってゆっくりしたい。


「そうしましょう!恵慈さんはもう大丈夫なんですか?」

「僕は基本的には最後の砦だからね。みんなが今日頑張った仕事を確認するから明日が本番かなー。」

「なるほど。じゃあ今日は帰って英気を養いましょう!長老の奢りで!!」

「いいね!!」


ーー自宅ーー

 

 群馬支部を後にして自宅へ帰宅する。自宅へ帰ると、すでに長老は来ているようだ。


「ただいまー!」

「おじゃましまーす。」


 リビングへ入るとそこには所狭しと料理やお酒やお菓子が並べられていた。しかもどれも高級そうだ。


「おかえり!」


 お父さんが迎えてくれた。お母さんはキッチンでまだ作業をしている。


「おう!帰ったか!?どうだ!未来ちゃん!これで文句ねーだろ!?」


 長老はどうだ!?と私に向かって言ってきた。ここまでされたらもういいかと思ってしまうほどの質と量だった。


「あ、はい。もう大丈夫です。ありがとうございます。」

「なんだよ、反応薄いじゃねーか!?」


なんか、長老もやけになった感じがめちゃくちゃする。


「いや、ちょっと想像以上だったので……。」

「ガッハッハ!そうかそうか!!そりゃよかった!」

「さあ!突っ立ってないで入った入った!」


 あっけに取られている私と恵慈さんは入り口付近で突っ立っていたが、お父さんの声で我に帰り、リビングへと入っていった。

 その夜は今日の出来事をお互い話したり、これから群馬支部で働く上での心構えを説かれたり、雑談だったり、色々な話題を話しながら楽しく過ごした。改めてお父さんお母さんは恵慈さんと話をして週に1回はご飯を食べにくるという約束まで締結していた。もはや契約のような感じであったが……。

 一点だけ気になる話があった。賀茂さんの話だ。彼は今東京にいるらしいが、明日には群馬に来るらしい。能力的にはすぐに来ることもできるが、使わなくていい力は使わずに温存する派らしく電車などの交通機関を使用して向かうとのことだ。そして、今日本にいる理由が、私の力を感じて一目見ようと日本に来たようだ。私というよりは空亡の力だと思うけど。ちょうど空亡が本気を出した時(玉藻前(たまものまえ)と戦ったとき)の力の波動を感じたらしく、向かってきたようだ。長老とコンタクトをとった時に、


「面白そうなやつがいるじゃねーか!?」


 と、言っていたらしい。私としてはゴタゴタは避けたいものだ。ちょっと避けられるかはわからないけど。とりあえず、明日か明後日には会えるから私からも一目見てみようと思う。

 そんな話をしながら夜はふけり、縁もたけなわ皆解散して明日に備えて休むことにした。


「今日もありがとう。」


 恵慈さんは最後にそういうと、今日も泊まりとなり、客間へ入っていった。

 お父さんお母さんも楽しそうだったな!私も楽しかった。明日からも頑張ろう!

 そう決意して眠りに入っていった。


 ―翌朝―


 ……ピピピピ……ピピピピ……


 携帯電話の目覚ましで目が覚めた私は、アラームを切り起き上がる。パン屋の時と違って朝がそこまで早いわけではない。支度を整えてリビングへ行くとお父さんお母さんが朝食の準備をしていた。2人がこっちを向いて、


「「おはよう。」」


 と挨拶をした。

 私も、


「「おはよう。」」


 と返したら、声が重なった。起きてきた恵慈さんも同時に挨拶をしたらしい。


「あ、おはようございます。」

「うん、おはよう。」


 私は何気ない朝の風景がガラッと変わり、新鮮さを感じていた。いつも通りの朝が賑やかに感じた。別に誰かが騒いでいるとか大きい声で喋っているとかではなく、雰囲気がそう感じさせた。


「朝ごはん。食べていくでしょ?」


 お母さんは私と恵慈さんにそう言い、朝食を用意してくれた。朝からみんなで顔を合わせてご飯は気持ちがいいな。


「「いただきます。」」


 朝食を食べ、出勤の時間。今日も恵慈さんと群馬支部へ向かう。今日は軽い事務作業をすることと、東京の人たちが来られるように場所の整備を手伝う予定だ。追加で明日の模擬戦の準備も行うことになった。


「じゃあ、今日も頑張ろうね。」

「はい!頑張りましょう!」


 群馬支部についた私たちはそれぞれの仕事に没頭していった。

ここまで読んでいただきありがとうございます!!

恵慈さんが本当の家族になってくれていたら有ったかもしれない光景が今現実のものになりました。実際の家族ではないけど、本当の家族のようです!

これから両親との時間を埋めて、さらに新たな時間を作っていけるといいですね!!

次回は10/7朝アップします!!

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