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異世界怪異巡礼譚 ~異世界に仏がいてもいいじゃないか~ 社畜リーマンと見習い坊主の裏四国八十八ヶ所巡り  作者: 杏林 尚
室戸へ

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47話 旅人


結局、あの後、宿が見つからず中屋さんに泣きついて泊めてもらったのだった。無理なお願いにも嫌な顔一つせず歓待してくれた店主家族、ホンマにいい人だったなぁ。ユイが泊まってくれるって逆に感謝されたもん。生前のヒダル神もええ奴やったんだろうな。朝、お礼を言って出ようとしたら全員分のお弁当まで持たせてくれた。ありがたい。


「ユイ、なんかアデヤさんに口利きしてあいつなんとかええ具合にしてやれへん?」


「ん?ヒダル神の事?」


「そうそう」


「なに言ってるの?あの人自分で上がって行ったでしょ?」


「行ったね」


「自分で上がれるって事は、ママが受け入れたって事じゃない」


「へ?」


「そもそも私達、お祓いしてないじゃない。元々はするつもりだったけど」


「という事は?」


「ソラ君、あの人、自分から上がれたんだよ。最後は人の姿になって上がっていったもん」


「その時、言ってよぉ~~~!アデヤ教では地獄がどうこうユイに言ってた時に」


「あ、あなただけ見えてなかったのね。ダサっ」


くぅう。まあ良かった。生前の徳と死後の業が相殺されたんか。よっぽどええ奴だったんだな。


そんな事を話しながら歩いてその日は奈半利なはりに到着。ここも舐めてたけど結構な町で、ちゃんとした宿に無事宿泊。聖女がコーチで奇跡を起こした噂はここにも届いていて、町の役人に接待してもらえた。もう飲めや歌えの大騒ぎ。飲んでたのは役人だけで僕、下戸。ウミ、未成年。ユイ、見た目未成年。サチ、そもそも見えない。でもメシは美味かった。久々の皿鉢料理。カツオやら寿司やら最高。海の幸が豊富でいいな、ここ。その日は風呂にもゆっくり浸かってぐっすり眠った。


「さあ、今日は絶対最御崎寺着くぞ!やっと高知一発目の札所。寄り道禁止!」


「誰がいつも寄り道するのよ、ねえ」


「わん」


サチ、同調するなよ。


右に海を眺めながら平坦な道を南へ向かう。


「ソラ君!あれ見て!イルカがいるよ」


おお、ホンマや。生イルカや。連続ジャンプしてるな。アドベンチャーワールドで見て以来だわ。ホントに野生のイルカってジャンプするんだなぁ、とウミと眺めてたらユイにお尻を蹴られた。


「寄り道しないって言ったじゃない!」


「アホか、どこも寄ってへんやん。止まってるだけ。アイドリング中!」


「屁理屈言わず行くわよ!」と背中を突かれる。


へいへい。


「昔さ、親父とドライブで行ったのよ、室戸岬」


「へ~その頃とずいぶん変わってるんじゃない?」とウミ


「ん~なんか変わってると言うか変わる前と言うか、理解が追いつかん。これ灯台できる前よな?」


「灯台できたのは明治以降だね」


「俺が来たのはそれよりさらにさらにずっと後よ、平成。だから変わったかと聞かれると変わってない?でも俺が見た景色とは全然違う」


「そりゃそうだね」


「あ!でも山の形や岬の形は見覚えある。灯台ができる前は山の形で位置確認してたって言うし」


「よく知ってるわね?あなた」


「ユイ、そこは本好きのソラ様。『漂流』っていうクソ面白い本で読んだのだよ」


「でも結局あれって遭難したのよね?」


まぁタイトルが漂流やし。


「ユイこそよく知ってるな?」


「さんざんアンビリーバボーとかで擦られたネタじゃない」


「どこで見たんだよ、お前」


ニヤリと笑うユイ。天さんところ、あんな山奥でテレビの電波ちゃんと入るのね。


「この辺ってクジラも見えるんでしょ?」とウミ。


「ホエールウォッチングとかやってるぞ」


「本物の野生のクジラ見てみたいね」


「連れてってあげようか?空から見せてあげるわよ」


「え?いいの?」


「いいけど、手が疲れたら落とすわよ」


え?太平洋に?遠慮しとく。


「サチ、この先最御崎寺までの間にめんどくさい妖怪とか霊おらんよな?サーチしてきて」


と頼むと、わわわわわんとか言いつつ嬉しそうに駆けていった。僕らのペースに合わすのイヤやったんか。


「なんかいたらどうするの?」


「スルー」


「困ってる人いたら?」


「スルー」


「行き倒れがいたら?」


「スルー」


「本当に?」


「ケースバイケース」


「やっぱり」


呆れて笑うユイ。もう僕の性格はわかっているはず。その時、向こうからサチがえらい勢いで帰ってきた。


「ワワン、ワン、ワン。ウワン!」


えっ?うん、なるほどなるほど。


「サチはなんて?」


「全然わからん」


「わかったようなフリしないでよ、紛らわしい!」


「向こうに女の人が倒れてるって!急がなきゃ」


なぜ犬語がわかる、ウミよ。


「目的地の最御崎寺にもう間もなくという時に!まぁそんな事言ってる場合じゃないな」


サチの後についてウミとユイが行く。眼鏡をかけていない僕はその後についていく。最後尾か……もう変なの憑りつかないだろうな。とか思ってる間にさすがアスリート、茂みの向こうでウミがもう女性を発見したようだ。やっぱり和風じゃなくて西洋風の旅人の格好なんだよな。いつまでたってもそこは違和感が拭えない。まぁ僕らもスーツとジャージと冒険者風ドレスだから人の事は言えんけど。よく見るとショートボブのかなりの美人さん。


「大丈夫ですか?どうしました?こんな所で!」と傍でウミが聞いている。


「あ、ああ私……歩いていて眩暈がして歩けなくなって気を失い倒れてしまっていたようです。すみません」


「見るからに熱中症みたいね。ソラ、リュックの中の出しなさい」


「え?風車かざぐるま?あれはガキからの……」


「バカなの?風車で何するのよ。モーターがついててハンディファンにでもなるの?バカ!あなた、ポカリいつも入れてるでしょ?知ってるのよ、バカ!」


「ああ、ポカリね、どうぞ」


こいつ、やっぱり僕のリュックの中身チェックしてるな。お前はおかんか!と思うと、こぶしを振り上げて殴るポーズ。グーはやめて、グーは。


「これを飲んでください。飲みなれないと思うけど」とユイはキャップを開けて女性の口に注ぎ込む。ウミはポケットから塩分チャージの塩飴か。僕も何かあったような……男梅。これはこれでありよな。水分を摂ってからは女性はずいぶん落ち着いて身体を起こせるようになった。さすが僕のポカリ。天さん様々だ。


「あの……見ず知らずの私にどうもありがとうございます。長く旅をしていますがこんなことは初めてで。この辺りをグルグルまわっているうちに汗をかきすぎたのかもしれません」


「今日は暑かったからね。とにかく無事でよかったよ。でも女性が一人でこんなところで何をしていたんです?この岬になにかあるんですか?」


「あの、私、こんなこと言うと変だと思われるかもしれませんが、昔の文献で四国霊場八十八ヶ所があると知り、1番札所のあった所から順に遺跡をまわっていたんです」


「!!」


なんだって?札所とな?


「あなたは隠れ仏教徒なの?」と優しくユイが尋ねる。


「いえ、そうではないんですが……失われた仏教という物に凄く興味があって、遺跡探索のつもりで文献にあった1番から順に巡っておりました」


「文献って言ったってアデヤ教徒に破壊されつくされてなんもなかったでしょうに?」


僕らが探すのも要領わからず最初は大変だったもんな、徳島で。


「私もそう思って遺跡巡りのつもりで旅に出たんです。でも信じられます?1番札所に行くと明らかに周りと違う場所があってここだ!ってわかるんですよ。近所の方がお供えとかしてたりするのでわかりやすくて」


ん?


「それからも順にずっとまわっていたら、どこも同じ様に空気が変わるっていうか浄化されるっていうかそんな気がして。それがくせになって気づけば徳島の霊場は制覇して、高知の最御崎寺を探してここまで来たんですが、どうしても見つからず探しているうちに暑さに当てられて倒れてしまったというわけです」


ああ、この人、僕らが封印壊した所を追いかける感じでまわってたんか。ストーカー?


「バカね!」


ユイ、睨むなって。


「ああ、なるほど徳島が終わってまっすぐここに来たから抜かれちゃったんだね。僕らあちこち寄り道いっぱいしてたから」


「?」


お姉さん、そりゃ意味わからんわな。


「あ、自己紹介しましょうか。僕はソラと言って総本山善通院近くで働く葬儀屋さん、こっちは善通院の寺の息子で、こっちはアデヤ神と箸蔵の天狗の娘で聖女のユイ」


「え?お寺?アデヤ神?天狗?聖女様?理解が追いつきませんが」


まぁそうなるわな。で葬儀屋はスルーよね、わかるわかる。こっちの世界じゃ葬儀しないもんね、ハイハイいつものことだから平気だよ!


「涙拭きなさいよ、ソラ」


泣いてへんわ!お前笑ってるな?


「なにかとてもすごい人達なのはわかりました。改めて助けていただいてありがとうございます。私はサヌキのミツトヨという町の書店の娘のサトと言います。よろしくお願いします。ところでそちらのワンちゃんは?」


え?サチ見えてるの?多分嬉しそうに近寄ってベロベロしてるな。僕と代わりなさい、サチ!


「あなただけは本当に!」と久々のグーパンチが腹に。


いや、ユイ、お前、普通の女子のパンチじゃないから。天狗の娘だから自分の腕力を過小評価するなよ……。


「とりあえずじゃあ最御崎寺行こうか!サトさん」


「え?散々探したけど見つかりませんでしたけど」


「この人たちにはわかるのよ、作った張本人の生まれ変わりだから」


「えっ?えっ?どういうことですか?」


そうなるよな、普通。


「あなたの読んだ本に載ってるかどうかわからないけど、多分空海とか空海上人、弘法大師とかって書かれてない?四国霊場八十八ヶ所を作った人って」


「ええ、もちろん知ってます。生まれ変わりってそんな事が」


「あるのよ、この二人に関しては。うちの父が承認。箸蔵の天狗が空海さんと親友だったの。だから間違いないわ」


「そんな事が……色々信じられないことが続いて頭が」


あるみたいよ、知らんけど。


そんな事を言いながら少し道から外れてヤブに分け入る。少しだけ踏み込むと昔の道が出てきた。草木で隠れてるけど人が通った跡がある。僕らの霊場探しはいつもこんな感じ。100年以上放置されて道がわからなくなっていても、ほんの少し踏み込むとかつてお遍路さんが何百年と踏み固めてきた道が絶対ある。アデヤ教徒が道を隠していたんだろうけど、何百年に渡る思いは消せないさ。それをウミは感じ取る。


「え?こんな所に道が?」


そりゃパッと見だと絶対見逃すよ。サトさんが悪いわけじゃない。そう隠蔽されてるんだもん。


「あの先がそうだね」とウミが指差す。


ああ、封印されてるなあの場所。


「サトさん、さっきも言ったけど僕らは隠れ仏教徒じゃない」


「はい」


「でもアデヤ教徒でもない」


「えっ?」


「不思議よな、この世の中で非アデヤ教徒って。あえて言うなら俺ら二人は仏教徒」


「うそっ!100年以上前に絶滅したはずよ、仏教徒は」


「でも隠れ仏教徒の話は聞いたことあるんでしょ?」


「そうね、あるわ」


「俺らは隠れてないから。堂々と仏教徒をしている」


「そんなのアデヤ教徒に見つかったら大変なことに!」


「ふふ、ならそこにコテコテのアデヤ教の聖女おるけど」


髪を後ろに華麗に流すユイ。聖女風やな、うん。


「ちなみにアデヤ神さんも俺らのやってる事はお見通し」


「そんなバカな。サヌキでもアデヤ教徒の仏教狩りは有名よ。見たことはないけど」


「例えばだけど、その苛烈な仏教狩りが女神アデヤの意思じゃなかったら?」


「?」


「一部の狂信者による独断専行だったとしたら?」


「そんなことあるわけ……」


「あるのよ……」ユイが静かに答える。


あるよなぁやっぱり。


「俺らは霊場をまわってアデヤ教徒が封印した地を解放してまわっている。札所だけじゃないよ。祠とか神社とか目に入ったら全部封印ぶっ壊している」


「そんな事したら女神のバチが」


「そこの聖女も一緒になって祠解放したりしてるよ」


「間接的によ!積極的にじゃないからね」


「本当にそんな事があるんですね!驚きました。でもなんで私にそんな大事な話を」


「だって八十八ヶ所まわってるんでしょ?徳島終わってコーチまわるためにここに来て倒れたんでしょ?俺らの道草のせいだから、今後もまわるなら、この先の霊場はまだ封印されたままだから行っても見つからないよ。俺らと一緒に来るか、後から来たらまわれるけどね」


「そんな素敵な場面に立ち会えるなんて!本当に着いて行っていいんですか?ご迷惑なのでは」


「コーチにリーちゃん置いてきたのに同行認めるなんてどうしたの?ソラ」


「え?美人じゃん」


あ……ユイのハイキックが……久しぶりに見えた……目の前に星が……。


「このバカ!」


「嘘だよ。なんか嬉しくなってね。この時代にアデヤ教徒なのに霊場巡りしてくれてるのが。俺らの世界でも外国からの観光客の人がまわったりしてたの。それ見てうれしかったもん。キリスト教の人とかが手を合わせて祈ってくれてるのが。宗教に関わらず祈りの心を持ってるっていうのが心を揺さぶられた」


「そうだよね、ソラ君。うちの寺にも色んな国の人が来てくれて拝んでくれてたもん。気持ちはすごくわかる。仏教徒しかお寺に行っちゃダメなんてルールないからね」


「そっ!だからサトさんは空海じゃなく俺らが解放した八十八ヶ所の最初の参拝者だから丁重に扱わないとさ」


「物は言いようね、ソラのくせに」


「ソラ君だからだよ、そうやって煙に巻くのはお手の物」


バレてたか。


「よし、あそこだな。じゃあやるかウミ!久しぶりに」


「了解!ユイも札所の解放は初めてだったな。ビビるで」


そう言って僕らは儀式を始めた。御本尊はもう封印されて無くなっているので、僕が金剛杖で大体の場所を決めて地面に突き刺して穴を開ける。そこに手頃な石をウミが拾ってきて放り込んで埋める。その上にウミが立って読経を始める。僕は御香を焚いて場を清める。ウミの読経が佳境を迎えると地面から青い光が立ち上り辺り一面を青く染め上げる。それまで淀んでいた湿った空気が一瞬で浄化されたようになり、周囲の背の高い雑草は枯れ、代わりに新しい地面をシロツメクサが覆う。読経が終わると青い光は徐々に薄くなりやがて消えていく。ウミが立っていた場所は少し地面が盛り上がり、そこが新しい本尊の地となる。物はなくてもその土地に意味がある。


「シロツメクサ……花言葉は『約束』ね。なかなか洒落た事するわね、ソラ、ウミ」


「いや、花言葉なんぞ全然知らん。俺らも理由はわかってないけどなんかいつもクローバーが生えるのぉ~って前から言ってた」


「時々四つ葉があって縁起が良いねって言いながら探してたよね」


「あんたら本当にバカね」


とユイが呆れてるけど、初めて見たサトさんは感動して涙を流していた。

挿絵(By みてみん)

「こんな奇跡に立ち会えるなんて……私はなんて幸せなんでしょう」


「奇跡?この程度、毎度のことだからすぐ慣れちゃうよ。それよりもっと色々びっくりすることあるよ」


「そうだね、一昨日もソラ君が妖怪に取り憑かれて天に送ったとこだしね」


「あ、サトちゃんの近くにいると思われるモフモフ。それ元犬神候補の親だからね。悪霊も悪霊、超凶暴な怨霊で難儀したんだから」


「え?」とサトさんドン引き。


「怖いかな?」と聞く。


「え?大好物です!私、霊場まわりながら手記を書いているんです。ここで24番目!これからもっと色々見れるんですね!楽しみです」


おっ……おおう。


「ちなみに失礼だけどサトさん、歳はおいくつ?」


「私ですか?私は26になります。書を読むのが好きすぎて結婚どころじゃなくて」


おっ……おおう。歳上か。敬語使わないと。


「ちなみに俺は……僕は24歳になります。ウミは18歳。で、ユイは……」


「言わんでいい!」


怖い……。


「よろしくお願いします。私が一番歳上ですけど旅はみなさんが先輩なのでなんでも遠慮なく言ってください」


「今日はここをキャンプ地としよう!ユイ、サトちゃんの事頼むわ、寝る時とか風呂とか」


「いきなり馴れ馴れしいわね、ソラ。でもどこまで喋るのよ?」


「まあおいおい」


「ウソ!あなた、出会ってすぐ決めてたでしょ?サトさんがサチ見えるって分かった時に」


「あ、バレた?」


「わかるわよ。サトさん……サトちゃん、見える体質だから今の状態は普通に生きづらいでしょうからね」


「うん、俺は眼鏡無いと見えないけど、昔のウミの話とか聞いてて、他の人が見えないものを見えるってしんどいだろうなって。俺ら町で弔いとかしてるから、その度に霊が減っていくの見たらサトちゃんも安心かなって」


「ソラ君、やさしいね」


そ、そうかな?ウミ。


「かなり美人やし……あ、ユイ並にね、うん」


あ、ユイが照れてる。サトちゃんはピンと来ていないな。


「じゃあ今夜はリュックに詰めてるレトルトでいいか?久々にご飯は炊いちゃおう!」


「宿屋が続いたから久々のキャンプだね。テンション上がる~」


ウミ、お前もか。


そして楽しい夜は更けていくのだった。明日から霊場まわるぞ~。っていうか今日、室戸岬に来る時通り過ぎてたんだよなぁ。順番気にしなくていいなら一気に4つくらいいけてたのに。


ちなみに室戸岬の先の方を見たら、この前別れた郷士の霊が立っているらしい。中岡とか名乗ってたかな?それが岬の先に腕組みして立って太平洋を眺めてたそうだ。僕らに気づいてチラチラこっちを見てたらしいけど、僕もウミもユイもサチもみんな気づかないフリして放置。面倒くさそうなキャラだったしな。サチだけ気づいてワンワン吠えて威嚇してたけど。僕は面倒だから眼鏡をあえてかけなかったので見えない、見えない。


「ソラ君、絶対あっち見たらダメだよ?めっちゃガン見してくる」


「ウミも見ちゃダメよ、声かけて欲しそうにしてるわ」


明日出発前にご飯でも紙皿に乗っけてお裾分けしてやるか!


*(48話へ続く)*

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