表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/41

作戦会議

中間テストの勉強が思いの外難航し、今度は三日も空いてしまいました。申し訳ないです!


二日空いて三日空いてと続いたので、次は!

……ちゃんと一日だけ空けて書きたいです。土曜日もテストがあるので、その日の8時くらいに……上げられれば……良いな……。


追記:土曜日って明日じゃん!?何言ってるんだ俺は…。で、出来れば明日、無理なら日曜の八時にやります!!!

「次に狙う勇者は、神官代表にしようと思う」


 勇者会議から三日が経った日の、夜。俺はギン達と他の魔獣達を集めて、今考えている予定を話した。


「街の外壁を見てきたけど、全ての魔獣が人間の街に引っ越すにはかなり手荒な真似をするしかなさそうだ。その時のために、まず魔人の皆に街へ潜入してもらった方が都合が良い」


 俺の言葉を聞いてテラがゴクリと喉を鳴らし、ネインがさっき食べていた雑草を吐いた。いくらなんでもストレスに弱すぎだろ。


「でも街に行く前に、勇者をあと一人くらいは外で倒しておきたいんだ」

「なんで? 狭い洞窟だと、難しそう……」


 辺りを見回しながら、ギンが不安そうなを声を上げる。俺は頷いてから、説明を続けた。


「街の外で倒したい理由は、そうしないと勇者の力が使えないからだ」


 カミルの姿で勇者と戦えば、すぐにカミルの裏切りがバレてしまう。それでもカミルの力を使おうと思ったら、勇者の目が届かない外で戦うしかない。


 正直、攻撃を受けてくれる騎士がいないとカミルはそこまで強くない。それでも彼の回復力や防御力を考えれば、勇者戦には欲しい戦力であった。


「カミルが外に出る度に他の勇者が死んだら流石に疑われるから……これが出来るのは次が最後だろうけど」

「さいごの外食?」


 外食って意味違うだろ。てかそもそも、勇者戦=食事、って考え方が怖すぎる。


「それで、神官代表を狙う理由はなんでござるか?」

「簡単に言えば、一番カミルを疑ってそうだったからだな。もしあいつ以外の勇者が先に死ねば、真っ先にカミルが疑われそうだ」


 勇者会議で俺を監視していた、純白のローブを纏った女性。危険を犯して騎士の一人に聞いたところ、彼女は神官代表だったらしい。


 あの場では誤魔化せたが、あと一つでも疑いの材料を渡せばどうなるか分からない。そうなる前に殺そうというのが、短絡的で……しかし最も効率的な俺の判断だった。


「神官はやっぱり回復魔法が得意らしいから、戦いの流れはカミル戦に近くなると思う。そこで回復の隙も与えないような連撃が要になると思うんだけど……」

「えっ」


 俺がネインに目を向けると、彼女は警戒心を剥き出しにして体を後ろに引いた。


「カミル戦ではネインが一番攻撃の手数が多かったし、ちょっとステータスを見ておきたい」

「それって、あの恥ずかしいやつでしょ?」

「まぁ、そうだな」

「うぅ……」


 目を潤ませながら、戸惑うように視線を右往左往させる。嗜虐心をあおられる可愛さがあるけど、彼女の打たれ弱さはいつかなんとかした方が良さそうだな……。


 そんな風に思っていると。


「わ、分かったよ。もう皆に傷ついてほしくないから……」

「本当か!?」


 俺が策を巡らせる前に、なんとか了承してくれた。いつかは彼女の打たれ弱さを克服してやりたいところだが、大事なところでは今でも頑張ってくれる奴のようだ。


 カミル戦を経て俺も多少は信頼されているようで、ネインは身を委ねるように近づいてきた。


「よし、じゃあいくぞ」

「うん」


 意を決して頷くネインに、意識の一部を潜り込ませていく。やはりギンやサクと比べると抵抗が強いが、支配能力の扱いに慣れてきたこともありなんとかステータスを見ることが出来そうだ。


「んんっ。なんか、ムズムズするっ……」

「へっへっへ、こいつは締まりの良いステータスだぜぇ」


 やっと目の前にステータス画面が表示されて、達成感のあまり変な言葉が口から漏れてしまう。何なんだよ締まりの良いステータスって。


スペース・アルミラージlv.2

・チャージホーン

・跳躍加速


・領域lv.2

・疾風lv.1


 彼女のパッシブスキル跳躍加速は、ジャンプし続ける限り加速し続けるというもののようだ。相手の周りを飛び回って加速し、相手の反応が追いつかなくなったところで角の攻撃をかますという戦法で戦っていた。


 そしてこの魔法を見た瞬間、俺は彼女が覚えるべき魔法を思いついた。あの魔法さえあれば、彼女は劇的に強くなれる。


「ネイン。疾風の魔導書を貸すから、俺が神官を連れてくるまでに一つだけ魔法を覚えておいてくれ……。……ネイン?」


 神官打破の希望が見えて喜びながら彼女に声を掛けたが、全く反応は返ってこなかった。訝しみながら観察すると、彼女は股間を抑えながら身悶えている。どうやら、ステータスを見られる快感のあまり漏らしてしまったようだ。


 普通の兎ならトイレの場所など気にしないが、彼女には我慢できないらしい。彼女は顔を真っ赤にしながら、俺を睨みつけていた。


 ストレス耐性をつけるどころか、むしろストレスを与えちゃったな……。

 俺は魔法を教える前に、彼女に平謝りするのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ