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すんません。今回短いです。
思わず下水処理施設を見学できた。そのお礼を兼ねて防疫隊の隊長マティンを風呂に誘った。この日初めて会ったマティンをを誘ったので、以前からお世話になっているアレーシャ達に声を掛けないというのは申し訳ない気がした。石田はアレーシャにも声をかけてからネムレに帰った。
ネムレでは材津や浦風たちが太陽光を集めて湯が沸かせるのかを実験していた。結果は良好で、砂漠だけあって日照量も多いのか、想定より少ない鏡の面積で沸騰させることに成功していた。これなら何とかなりそうだという話だった。
その日の夕方。ちょっとした騒ぎが起こってしまった。ネムレに武装したルブア軍一個小隊がやってきた。驚いたが、その集団はアレーシャとロミナを護衛した一団だった。石田は失念していたが、この2人はルブアの領主の一族だった。それを考えると護衛がいることは納得できた。うれしい誤算は、その護衛の人たちも後退で風呂を試してもらうことができたことだった。ルブアの人に出来るだけ広く風呂の良さを知ってもらうことができいい機会となった。
ちょうど、護衛の人たちの最後のグループが風呂に入ろうとしている頃、アレーシャたちに遅れてマティン達もネムレにやってきた。彼らも風呂に入ってもらった。洗剤が良かったのか、お湯で体を洗えることが良かったのか・・・とにかく彼らの気になっていた匂いは取れた様だった。風呂を出て疲れと汚れと匂いが落ちた彼らは晴れやかな顔をしていた。
風呂に入った全員に感想を求めると非常に良好で、これなら銭湯はお客さんを呼び込めそうに思えた。
翌日はロミナが出す物資輸送護衛の依頼を受注した他にこれといったことはなかった。冒険者組合で、受注した依頼によると物資の輸送は依頼の受注があったその翌日の朝に出発ということになっていた。受注したその日は準備を整えることに使えとの事だった。
装備とトラックなどの状態を確認すると、特にすることはなくなった。時間が余ったので材津と浦風、湯川に銭湯の設計を依頼した。領の(ゲーム時代の)建設機能に「銭湯」はあるのだが、これらはすべて「ボイラー」によって動くタイプらしい。このため、太陽熱で湯を作るような銭湯はゲームの機能から逸脱した物になる。このため、設計図のない状態から半ば手探り状態で取り組む必要があるとの事だった。結構難しいことではあるらしいが、この3人は意外と楽しそうにいろいろと意見を出しながらたたき台となる設計図をこの日のうちに作り上げてしまった。
そして、この日の夕方ネムレに衛兵たちがやってきた。ネムレに押し入った人攫いたちについて決着がついたとのことだった。衛兵たちが話してくれた、犯罪者らの話はほぼバーンハードの話していた内容と一致していた。ネムレに押し入ったのは冒険者チーム「ハウンド」。彼らは実行犯で彼らに犯罪を指示していたのは「セルスレーブ」という奴隷商会の一部だったらしい。(商会の本部は他所にあり、現在この街を訪れているセルスレーブの人間が犯行に及んだとのこと)
セルスレーブは銃を買い込むフォックス族の一団を見つけたらしい。かなり高額の買い物にもかかわらず即金で支払ってしまう豪快な買い物をすることに驚いたらしい。そして慎重に調べ上げその金持ち集団が宿泊する宿を突き止めた。するとどうだろう、その宿は安宿で襲撃にはうってつけの建物で、しかも他の宿泊客には美少女がいることが分かった。金持ちから金を巻き上げついでに商品を仕入れられるとあって犯行に及んだそうだ。
彼らは商品の仕入れをしたその日のうちに、城壁を抜ける裏道を通ってルブアを脱出する予定だったそうだ。その抜け道を管理するのが、ルブアの反社会組織「ワームズ」だったそうだ。彼らは独自に地下通路を作り、外と中をつないでいたらしい。その通路は人が2人横に並ぶのがやっと程度の非常に狭い通路らしい。大きな荷物は運べないが持ち運びできるサイズの商品なら出すも入れるも自由な道を作っていたそうだ。その反社会的な組織はその通路の使用料を受け取ることでどんな商品でも、犯罪者でも街への出入りを手助けしていたそうだ。
セルスレーブはその組織にお世話になりながら「ハウンド」が逃げ出してくるのを待っていたそうだ。しかし、バーンハードの情報提供がありルブア軍がその通路を知るに至り、軍を挙げての大捕り物が行われたそうだ。こうして「セルスレーブ」と「ワームズ」が見事逮捕されその全容が明らかになったとのことだった。
こうして新たな襲撃に怯える日々が終了した。翌日から物資輸送の依頼をこなす上でうれしい情報だった。
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この日は時間の取れたので溜まっていた報告書に目を通した。
京藤 郁
練度:Lv.16
古井 幻
練度:Lv.14
ナイチンゲール・パラメディック
練度;Lv.15
湯川建子
練度:Lv.13
間宮五十鈴
練度:Lv.13
瑞山美典
練度:Lv.12
材津綾香
練度:Lv.21
浦風美穂
練度:Lv.22
それぞれの練度はこんな感じになっていた。京藤が共に活動することが多いため練度の向上速度がなかなか早かった。とはいえ、文官系ユニットはもともとゲーム時代に装備開発などでお世話になったこともありそもそも下駄をはいた状態でスタートしているため、武官ユニットより練度が高い。
加えて、本日行った銭湯の設計も彼女らにとっては経験値になるらしく、今日だけで練度が1つ上がっていた。
(ふ~ん…ってことは彼女らは積極的に研究や開発の活動をしてもらった方がいいって話だな)
こうして久しぶりのゆっくりとした日を追えた。
う~ん…
会話文の一切を排除してみると約2000字程度に収まりました。
多分この内容を会話文ありで書いてたら1万字を超えるんですよね。
ざっくり1/5にまとまりました。でも凄いコレジャナイ感です。
どうすればよかったのかわからないままUpしてしまいました。
当たり前ですけど、難しいですね。




