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幼馴染の三つ上のお兄ちゃんと十五年後の合コンで再会した話  作者: くろくまくん


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3/5

垢抜けていた学生時代の友達

合コン本番前に、英気を養うためにドーナツをいただく三人。


そこに学生時代の同期のチカが合流した。



◯登場人物


千代ちよ

22歳 エステティシャン

奈良県橿原(かしはら)市に住む。祖母、母親と三人暮らし。ごくまれに幼馴染のお兄ちゃんの夢を見るらしい。


由香里ゆかり

22歳 エステティシャン

千代の同期。美人で計算高い。


陽菜ひな

22歳 エステティシャン

千代の同期。おっとりしていて皆に優しい。


知佳ちか

22歳 エステティシャン

千代達の専門学生の友達。大阪に引っ越している。

 チカは二年前の卒業当時から比べたら、とても大人びていて、美人になっていた。


「チカめちゃくちゃ美人になっとる〜!! なんでなんで〜?」


「あはは、そんなことないよ〜。なんていうか周りの人達もオシャレさんばっかりだからそれに付いていこうと必死なのかもだよ」


 チカは謙虚にそう言うけど、きっと色々努力してるんだろうな〜。でも、いいないいな〜。私もチカやユカリみたいに美人になりたい。


「あ、チカもドーナツ買ってきなよ。みんなガッツリ糖分補給してるよ」


「いや、私あまり甘いものは今はやめとこうかな〜、コーヒーだけ買ってくるね」


 糖分とかも気にしてるのかな? それかホントに甘いもの苦手なだけなのかな? 学生時代はあまり食べ物の好みとかまで気にしたことなかったのかも。


「おーおー、なんだか大人の女性は身体からだに入れるモノも違いますな〜」


 ユカリはそうやって、軽口かるくちでチカの事をフォローした。ユカリは学生の時からそういうとこがあったな。きっと賢いんだろう。私みたく自分の中だけでウジウジ考えたりはせず、周りのことを凄く気遣える子だなーと思った。優しいんだな。


 コーヒーを買って席に戻ってきたチカがみんなに言う。


「あ、そうそう、私の友達のエイトってのが向こうの主催なんだけどね。三人は予定通り19時に来れるみたいだけど、一人だけ仕事が立て込んでて遅くなるみたい」


「そうなんだ〜、まぁでも仕事の事情なら仕方ないよね。お店は駅前だったっけ?」


 私が答える。後で遅れて来るとかだと合コンとかの場合、みんなで盛り上がってる時に一人だけ後でって、シラケてしまう時あるんだよね……四人のうちのどの人かはわかんないけど。


「うん、お店はそこの駅前の地下に降りるお店なんだけどね。個室もあるとこにしたよ」


「わっ、地下に降りるお店なんて、この駅にあったんだね、知らなかったよ。チカはさすが大人の女だね〜! 目の付け所が違うわ」


「いやいや、たまたまネットでみっけただけだよ〜。イタリアンぽい感じだったような? 一応、定額の飲み放題のコースにしてるけど、足りなかったら追加したらいいんじゃないかな」


 凄く慣れてる感じがして、同い年とは思えないほど、しっかりしてるなぁと思った。私自身が合コンを主催したこともないから、飲み会の企画とか予約とかもしたことないんだけど、チカやユカリはそういうの得意なのかな?


「あっ、チカ。私、辛いのだけはちょっと苦手なの……イタリアンだったらそこまで辛いのはなさそうだけど」


 ヒナが先に苦手な料理を言う。


「うんうん、たぶんタバスコとかドバドバかけなかったら大丈夫じゃないかな? 私も細かい料理の内容までは見てなかったんだけど、あとで聞いてみとくね」


「お、そろそろ戦闘開始の時間まで三十分になりましたぞ。ゆっくり歩いて行こうか〜」


 ユカリがみんなに合図する。


「うわー、私緊張してきたよ〜。合コン行くの何ヶ月ぶりだろ、ヒナと一緒に行った時以来だよね?」


「チヨ、あれって三ヶ月前の二月くらいじゃなかったっけ……」


「あ、そんなもんか。たぶんその時の飲み会はあまり記憶に残したくなかったんだよ、きっと」


 ヒナが言う三ヶ月前の合コンは、確か二回りくらい上のパパ活ですか! ていうくらいの年齢差だったような……あーやだやだ、相手さんには申し訳ないんだけど、やっぱり私は彼氏は、歳上過ぎは嫌なんだ。


「そんな記憶に残したくない飲み会あったんだね……ご愁傷さまです……」


 チカが慰めてくれた。チカは久しぶりに会ったけど、ユカリと一緒で何をしてても嫌味がない。たぶん性格がいいんだろう。私なんかとは大違いだ。


 私はワガママだし、甘えんぼだし、調子のりだし、可愛くないし……んー、なんか良いところないのか、私。あ、毎日ウォーキングはしているぞ。健康的なお婆ちゃんかい!!


 と、そんな自虐を思っている間に大和西大寺やまとさいだいじの駅前に辿り着いた。


 地下のお店に降りるところの脇に、二十代なかばの男性三人が立ってこちらを見ていた。


「こんばんは〜! みんな早かったね」


 チカが友達と言っていた三人の中で一際イケメンだった男性の方を向いて声をかけた。エイトくん、だっけ。


「あ、さっき着いたとこやで。ごめんな、一人だけめちゃ遅れるんやわ。なんか大阪でまだ仕事しとるって」


 え、奈良で飲み会なのにまだ大阪で仕事って……大丈夫かその人。


「そうなんや。まぁお仕事なら仕方ないよね。とりあえずお店の中入ろうよ、みんなの紹介は入ってからするわ〜」


 チカがエイトくんに答える。短髪でシュッとしたイケメンのエイトくんと……えーと、あとの二人は……でっかい人と普通くらいの背の人、かな。我ながら雑な紹介仕方ですみません。だってそれしか言えないんだも〜ん。


 というわけで、お店の中に皆んなで階段を降りて入った。


ついに戦闘(合コン)開始!!


相手一人は遅れての参戦のようだ。


チカのお友達のエイトくんはシュッとしたイケメンさん。

あとの二人は……

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― 新着の感想 ―
 二回り歳上ということは二十四歳上ということで……四十代後半から五十代前半の方々だったのですね。それは確かに……。  北欧の至宝並みの麗しいオジサマは中々その辺りにはいないですものね(北欧の至宝は時々…
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