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幼馴染の三つ上のお兄ちゃんと十五年後の合コンで再会した話  作者: くろくまくん
星空☆キラキラデート編

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25/37

ほっとしたその後

婆ちゃんも手術で無事に助かりそうらしく、ほっと胸をなでおろす三人。


そして、その後……



◯登場人物


千代ちよ

22歳 エステティシャン

奈良県橿原(かしはら)市に住む。祖母、母親と三人暮らし。ある日の合コンで、三つ上の幼馴染、コウタと再会する。


康太こうた

25歳 家電量販店のメーカー販売員

瑛人とはバンドを組んでいた。10歳の頃、両親と大阪に引っ越したが、現在は奈良市内に喜平きへいと共に住んでいる。


千代の母

52歳 スーパーのレジのパート


千代の祖母

78歳

心臓の持病がある。

 結局のところ、婆ちゃんの手術は無事終わって、その後一週間は入院することになった。


 その夜中は、すぐにコウちゃんを帰らすわけにはいかないので、翌日も仕事は休みを取っていたので、家に泊まってもらったのだ。


 え、え、お泊まり!??


「チヨ、何を顔赤くしてるん? もちろん寝るのは別の部屋やで〜」


「わ、わ、わかってるよ〜! 当たり前でしょ〜。あっ、コウちゃんごめんね……こんな汚い家なのに」


 前にもしかしたら話したかもだけど、私の住む家は一戸建てで、二階が私と母親の部屋が別々にあって、一階に婆ちゃんの部屋の和室と、LDKとか、お風呂とかがある。


 コウちゃんには婆ちゃんの部屋で寝てもらうことにした。あ、お布団はお客さん用の布団だよ。


「いやいや、こっちこそごめんなぁ。全然気ぃ使わんでいいのに。もう適当に雑魚寝させてもらったら帰るで〜」


「コウちゃん、それにしても大っきくなったね〜。前に奈良おったときはこんな小さかったのにね〜」


 母親が言う。


「まぁ十五年も経ったらそりゃ背も大きくなるやろ。でも……婆ちゃんそんなに心臓悪くなってたん知らんかったわ。昔は元気やったのになぁ」


 と、コウちゃん。


「あ、じゃあ私お風呂先に入ってくるね〜。こ、こ、コウちゃんはゆっくりしててね。お母さんはもう遅いし早く寝るんやで〜」


 母親が起きてても、なんかコウちゃんに余計なこと言いそうだからだ。


「うんうん、言わんでもそうさせて貰うわ〜、明日の朝にはまた病院行かなあかんし。コウちゃん、冷蔵庫のもん、適当に食べていいからね。おやすみ」


 母親は二階に上がっていった。


「じゃ、じゃあ私もお風呂入ってくるね〜。コウちゃんリビングでゆっくりしてくれてもいいからね」


「うん、わかったで〜。ありがとうな」


 なんだか、いつもの私の家にコウちゃんが居るっていうだけで、凄くドキドキするんだけど。


 婆ちゃんのこと、ホントにホントに心配だったけども、無事で良かったのと。


 あと、婆ちゃんのおかげと言うと言い方悪いんだけども、コウちゃんが家に泊まることになるなんて〜!!


 も、もちろん。二人きりではないからね。そんなやましいことはない。充分に健全だよ。


 お風呂に入ってる時も、私は色々なことを考え過ぎて、自分でちゃんと洗えたのかもわからなかった。でも、湯船には浸かる。


「天川の星空。綺麗だったなぁ〜」


 コウちゃんと二人きりで見れたから。だから余計に綺麗だったと思う。


 あと……婆ちゃんのゴタゴタで忘れてたけど……めちゃくちゃ密着してしまったよ。


 真っ暗で何も見えなかったのもあってだけど、私、凄く大胆だったかもしれない。


 というか……ホントはキス……しそうになってたよね?


 コウちゃん、嫌がってなかったよね?


 なんだか、それを聞くのも恥ずかしいから聞けないんだけど、もし嫌だったら、くっつくのも嫌だと思うから。


 コウちゃんの身体、大きくて、あったかくて。がっしりしてたな。


「な、な、何考えてるの、私!! 違うよ、頼もしいなってことだからね!」


 誰に言ってるかわからないけど、お風呂に浸かりながら、私は一人で慌てていた。


 お風呂から上がって、髪を乾かして、お水を飲もうとリビングに行くと、コウちゃんがリビングのソファに座っていた。


「あ、まだ起きてたんやね。お風呂入る〜?」


「あ、うん。入らせてもらおかな。チヨ、お風呂で何騒いでたん??」



 聞かれてたーーーー!!



◇ ◇ ◇



 その後は大人しく自分の部屋で私は寝ていた。


 朝になって、病院に婆ちゃんの入院の準備も持って行ったりもあったので、コウちゃんは家に帰ることになった。


「コウちゃん、色々ありがとうね。あ、星空綺麗やったね。すっごく素敵やったね」


「うんうん、そうやな。婆ちゃんもホント良かったわ。また、なんか手伝いとかいることがあったらいつでも言ってな。ほな帰るで〜」


 コウちゃんが帰ってから、母親が私に言った。


「コウちゃん、頼もしくなったね〜。すっかり大人になって。チヨ、良かったやんか」


「え、え、何が良かったなん?」


「しっかり捕まえとかんと、男はすぐにフラフラ行ってしまうで〜。頑張るんやで」


 言い方よ……まぁ、応援してくれてる、ってことなんだよね。


「お母さん、ありがと。私頑張って、ガッシリ捕まえとく! さ、婆ちゃんとこ行こ〜」



夜遅くだったのと、ゆっくり休んでないこともあり、急きょ、家にコウタが泊まることになり、ドキドキが隠せないチヨ。


その中でも、マイペースなコウタだった。

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― 新着の感想 ―
 それはもう、書庫裏めですら、推しの俳優さんが来日されるとか、大阪の居酒屋で目撃された(アツシ君とリュージ君がぎょっとしそうです)とかいうだけでもドキドキするくらいですから、 本当に好きな人が……、と…
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