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暗闇_2

時間が止まった。

角で出会った化け物に転んだ三人は固まり、

化け物も三人を興味深そうに観察していた。

三人は目線をそらさずゆっくり立ち上がり、

それから双方は動かなくなった。

「「「……」」」

「うほ?」

固まる手から酒瓶がするりと抜けて、

地面に落ちる。

ガシャン!

「このえて公がぁっ!」

瓶の割れる音を合図に

三人は同時に敵への攻撃を始めた。

「キー!」

一足遅れた化け物は腹に直撃を受けて

吹き飛ばされた。

うめき声を漏らし立ち上がろうとしたが、

化け物は力尽きて倒れた。

「は、はは。どうだ。もし遭ってもこんなもんさ。

倒せねえわけじゃねえんだ」

「だっ、だな! 楽勝楽勝」

ごまかすように三人が笑っている内に、

何かの視線を感じた。

それも一つや二つどころではない。

暗闇の中を二対の点が光る。

「あ、ああ」

酔いは完全に抜けて

赤い顔が青ざめる。

にじりよられる影に押し潰されて、

三人は断末魔の声を上げた。

読んでいただきありがとうございます。


今後も掲載する予定です。


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