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変革_3
人目のない路地裏で
激しい殴りあいが
繰り広げられた結果、
後からやって来た男だけが立っていた。
「だから止めとけって言ったろ」
呻く男たちを見下ろして
埃っぽくなった軽く手をはたいている。
「ふざけんな」
叩きのめされ、目に怒りの炎が灯った男が
力をこめて何かをしかける。
だがその前に、彼の首の付け根に
廃材の木の棒が添えられる。
「それ以上はマジで止めろ。
引き返せなくなるぞ?」
改めて棒を見直すと棒を芯に
半透明な揺らぎが剣を形作っていた。
「暗くなる前に帰りな、とっつぁん坊やども」
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