1-11.懺悔
最後までぜひ読んでいってください!
ついに魔法を使えるようになってアリスの復讐を終えたおれだが未だに手足を拘束されたままだ
「アリス悪かったから縄を解いてくれ、むず痒いんだよ」
アリスはずいぶん怒った様子で
「いやよ!何されるかわかんないもの!このケダモノ!」
ずいぶん人聞きの悪いことを言う……
おれがなにをしたってんだ
「どうしても外さないつもりならこちらにも考えがあるぞ」
「こっちだってもう放置して餓死させるもん!」
こいつ絶対に闇の者だろ!
いつかその髪真っ黒に染めてやる
「……はぁ、こっちには人質がいるぞ?そんなこと聞いていいのかな?」
「う、うそっぱちね!女たらしの次は泥棒に転職するつもりのようね!」
こいつ!なめやがって!
「……さっき魔法が暴発だとかなんとか言ってたよな?」
「おれはまだ魔法を習ったばかりだが、才能があるんだろう?」
おれのやろうとしている事が分かったのか青ざめていくアリス
「暴発させることがぁ、できない通りがないよなぁ!?」
「聖女さまは自分の教会を見殺しにできるのかなぁ?え?言ってみろよ」
やってる事は脅しも脅し、だから本当にやろうなんて思わない
だが、聖女のこいつなら少ないリスクだとしても教会を優先するだろうと予想していた
しかし、アリスは震える口で言葉をつむぐ
「で、できるのかしらぁ!?自分の宿をこわすのよ!?」
「やれるもんなら!やって見ればいいじゃない!!!!!!」
……なん……だと……?予想外の返答におれは言葉を失った
「なに!?ビビってんの!?え!?なんとか言いなさいよ!」
カチン!
「やってやらぁ!!!見とけよ!!!」
おれの手のひらには先ほどよりも強い光が急激に集まってくる!
熱い、おれは魔力を右手に流す事で激しい痛みと興奮を覚えていた
「ハハハハハハハハハハ!!!まじで爆発しそうだ!」
そんなおれをみてついに観念したのか
「うあああ!!!!もうやめて!魔力をこめないで!あやまる!あやまるからぁ!!!!」
最初からそうしとけばよかったのにまったく
「……………………おれも悪かったよ本当に……」
「……………………」
「ぅぅごめんねぇ、すぐほどくからぁ」
そう言ってアリスは縄をほどき始める
「………………」
「なあアリス?」
「ひとつ聞いていいか?」
「出した魔力ってどうやって戻すんだ?」
「へ?」
「やっばい!もれる!もれちゃう!」
おれの魔力は流れ出した濁流のように
もはや
誰にも止めることができなくなっていた
「え?え!?えーと、ん!??????」
とにかくパニックになるアリス
「そう!霧散!霧のように魔力を空気中にながすの!」
「むりむりむりむり!そんなことできない!我慢するのでげんかいだよ!?」
「あ、も、もれる………………」
「ねえ!うそでしょ!?と、とりあえず家財とトバク様の像を外に出さなきゃ!そう!やればできる子よ!アリス!」
そう言って走り出すアリス
残されたおれはただ耐えることと思考をすることに全神経を使っていた
(どうしたらいいだろう、上か?とりあえず上に放とう。そしたら周りの被害少ないしな。うん、そうしよう)
「ッあ!」
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「雨が降りそうだ……」
私は自分の泊まっている宿の窓を開け外の様子をぼんやりと眺めていた
そういえば爆発騒ぎがあったらしいが、いおりとアリスは無事だろうか……
「……少し様子を見に行ってみるか」
どうしても心配になり外に出ようとドアノブに手をかけ戸を開ける
そこには大べそをかく大きな荷物を背負った少女と
まっ黒焦げで下を向いている青年がいた
「アリス?!いおり!?何してるんだ?どうしたんだその格好!」
ぽつり、ぽつりと、涙と共にアリスは語り出す
「いおりがね?ひどいごどずるって…いったがらぁ!やっでみなざいよっていっちゃっだの!
そしだらごんなごとになって!!!」
「う゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛んん!!!!!わだじがわるいのー!!!!」
だめだ話にならん!
「いおり!話を聞かせてくれるか?」
ぽつり、ぽつりと言葉の1つ1つから魂が抜けているのではないかと錯覚するほどの様子で語り出す
「……ぼくがわるいんです……ぼくがやりました……」ボソ
「……あぁ神様、わたしをどうか罰してください」
「あぁ神様……神様……神様……-」
こっちもだめだ!
「と、とりあえず泊めてくれということだろう、しかし、」
「その、さすがに男性との寝泊まり連日するとなるとその」
……どうやらぼくは罪を与えられたようだ
「いや、いおりが嫌だと言う話ではないのだが、
おい!どこへ行く!いおり!?いおり!戻ってこい!」
いおりはフレイの制止が聞こえてないのか
ぽつり、ぽつりと街の中に消えていった……
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ぽつ、ぽつ……
「へっくし!」
あぁ、さむい
どれくらいの時間がたっただろう
地面の冷たさも、夜の風も、降り出した雨も全てがおれへの罰なのだろう
チャリン……
硬貨が投げられる……
優しさが胸を突き刺す
自分の姿は他の人にはどうやって見えているのだろう、惨めに思えてきて思考を止める。
あぁ、だめだ。まるでそんな生き方を見下しているみたいで自分に嫌気が差す。
アリスの教会を破壊して、寝床を奪った、
……それも感情に振り回されて
……また……
「はは、だめだな……」
「あの」
優しい声がかけられる
「もし良ければ私の宿に来ませんか?」
私が彼に会ったのは小雨の降る、冷たい夜だった…
気づいたら教会がなくなりました、どうしましょう
新キャラ登場させるいい機会になりましたが予想外ですね!なんでだろ
次回は20時30分~21時30分の間でだします!
いい時間を探し途中なのでしばらくの間許してください!
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