王太子の婚約者を演じて三年、契約満了で辞めます。――私がいなくなった途端、王宮が回らないそうです
最終エピソード掲載日:2026/03/29
三年前、私は王太子の“仮の婚約者”になった。
期限は三年。王宮行事の補佐、貴族対応、外交文書の整理、派閥への根回し――表向きは淑やかな婚約者、実際は王宮実務の便利屋として。
そして契約満了の日。
私は予定通り、王太子殿下の婚約者役を辞めた。
殿下には、心から想う聖女様がいる。
だから私は円満に退場した……はずだったのに。
翌日から王宮は大混乱。
返答待ちの外交文書は山積み、夜会の席次は破綻、予算書は不備だらけ。
どうやら殿下は、私が何をしていたのかご存じなかったらしい。
実家の領地へ戻った私は、ようやく静かな生活を始める。
もう二度と王宮には関わらない――そう思っていたのに、私の前に現れたのは、王宮で唯一こちらを正しく見ていた無口な宰相補佐で……?
これは、便利な婚約者扱いされていた令嬢が、失ってから価値に気づかれ、今さら追われる話。
ただし、戻るかどうかを決めるのは、もう私です。
期限は三年。王宮行事の補佐、貴族対応、外交文書の整理、派閥への根回し――表向きは淑やかな婚約者、実際は王宮実務の便利屋として。
そして契約満了の日。
私は予定通り、王太子殿下の婚約者役を辞めた。
殿下には、心から想う聖女様がいる。
だから私は円満に退場した……はずだったのに。
翌日から王宮は大混乱。
返答待ちの外交文書は山積み、夜会の席次は破綻、予算書は不備だらけ。
どうやら殿下は、私が何をしていたのかご存じなかったらしい。
実家の領地へ戻った私は、ようやく静かな生活を始める。
もう二度と王宮には関わらない――そう思っていたのに、私の前に現れたのは、王宮で唯一こちらを正しく見ていた無口な宰相補佐で……?
これは、便利な婚約者扱いされていた令嬢が、失ってから価値に気づかれ、今さら追われる話。
ただし、戻るかどうかを決めるのは、もう私です。
私は本日をもって婚約者役を辞めます
2026/03/21 03:14
返答待ちの外交文書が十二通あります
2026/03/21 20:00
領地の倉庫は嘘をつかない
2026/03/22 20:00
聖女様は席次表をご存じない
2026/03/23 20:00
条件は書面でお願いいたします
2026/03/24 20:00
あの方は私の仕事をご存じありませんでした
2026/03/25 20:00
王宮に戻る条件は三つです
2026/03/26 20:00
便利な婚約者の不在証明
2026/03/27 20:00
(改)
契約違反の代償をお支払いください
2026/03/28 20:57
私は役ではなく私として選ばれる
2026/03/29 20:00