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115/130

115・援軍は思わぬところから

昨日投稿の予約をミスってしまいました。

ですので、本日二話投稿します。

申し訳ございません。

 

「なんだあれ……」

 

 口をぱっくり開けて、テオが空を見ている。そうよね。驚くわよね。

 

 ミサイルが空中に浮かんでいるのだ。

 しかも、ポヨンポヨンと、少しバウンドしているように見える。まるで何かに引っかかっているような。

 

「もしかしてさ、私の結界って網みたいなものなのかな。それに引っかかって、浮いてる的な……」

「それな」

 

 網にかかった、ミサイル……。

 

「で。あれ、どうするの?」

「……メルヘン」

 

 これしかないか。メルヘンサークルがミサイルを包み込んだ。

 

「ミサイルさーん、申し訳ないけどー、あなたには、消えてもらいたいのよ〜♪」

 

 歌ってみたけど、反応はない。

 

「というか、ミサイルにメルヘン魔法が効かない?」

 

 なんというか、感触がない。

 

「確かにミサイルが歌って踊ったら、違う意味で怖いわね」

 

 いつの間にか側に来たリナリアがぼやく。

 

「それなら違うアプローチね」

 

 違う歌に変えてみますか。

 

「誰か〜、あのミサイルを〜、爆発しないで解体してほしいの〜♫」

「お願い〜、助けて〜ほしいの〜♪」

 

 リナリアも一緒に歌い出した。

 

 するとメルヘンサークルが私達の前に現れた。その中から現れたのは。

 

「あ、どもー。たぬきち様のご紹介で来ましたー」

 

 私達に向かって軽くお辞儀をしたのは。

 

「ま、魔物?」

 

 狼型の魔物だった。

 

「えええ、エミ逃げないと」

「そそそそそうね。え、でも今、たぬきちの紹介って言ったわよね」

 

 魔王・たぬきちの紹介ってこと?

 

「はいー、魔王・たぬきち様のご紹介ですー。あれを壊せと言われましてー」

 

 狼さんは両手をめっちゃ擦り合わせている。営業か。

 

「それなら、お願いしてもいいかしら。爆発するから注意してね」

「大丈夫ですー。助っ人呼んでありますのでー。おーい」

 

 狼さんが地面に向かって声をかけた。

 

「「「ほーい」」」

 

 地面に黒い丸が出来る。そこから何かが、ぴょんと飛び出した。それも、次々と。

 

「何これ」

「丸?」

 

 そう、いろんな色の丸い物体が、私の前に整列していった。

 

「これって、もしかして」

「「スライム?」」

 

 全員整列してぺこり。

 

「「「初めまして、私達、スライムでえっす!」」」

 

 何これ可愛い。

 

「魔王様からお伺いしております。人類は『可愛い』に弱いと。いやあ、最高の可愛い魔物、ご用意いたしましたあ~」

 

 あら、私のせいで、人類存亡の危機?

 

「ま、いっか……」

 

 可愛いから、別にいいよね。うん。

 

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