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105/133

105・問題解決はカンガルー四姉妹におまかせ

 

 そうだったわ。

 

「ダイヤモンドは、正四角形でないと、完全な効果は出ない。でも、形が不完全でも動いちゃうのよね」

「そっか、ベース3個は出しっぱなしでもいいけど、後一つは出しておけない」

 

 そう、四つ存在するだけで、そしてその中にあかりがいるだけで起動してしまう結界システム。

 

「使うのやめとく?」

「イシダサン、何言ってんのよ」

「俺らがいれば最強よ?」

「イワタサンもなんか納得出来そうなこと言わないで」

 

 やばい、三サントリオがいればなんとかなりそうな気がしてきたわ。

 

「それじゃあ、カンガルーさん。お世話になりました?」

「いやいやいや、私の出番はこれからよっ?」

 

 カンガルーが、ぴょんぴょん飛び跳ねた。

 

「私達に任せれば、全てお悩み解決よーん♫」

 

 徐にカンガルーが自分のお腹の袋に手を突っ込んだ。そして引っ張りだしたのは、

 

「呼んだ?」

「またカンガルー?」

 

 そう袋からカンガルーの頭が出てきたのだ。

 

「お仕事よ。みんな出てきてちょうだい」

「引っ張って〜」

「んもー、めんどくさがりなんだから」

 

 すぽーんとカンガルーが、袋から飛んで出てきた。それが一匹、二匹、三匹も。

 

「カンガルー1号」

「2号」

「3号」

「5号」

「あれ、4号は?」

「なんとなく」

「病室の部屋番号か」

 

 リナリアのツッコミをサラリと無視して、カンガルーがポーズを決める。

 

「私達、カンガルー姉妹どえっす!」

 

 とりあえず全員で拍手した。

 

「で、どうするの?」

「おちゃのこですわ」

「サイサイですわ」

 

 カンガルー1号が自分の袋を示す。

 

「この中、固有スキルを干渉しませんのよ」

「え、つまり!」

 

 カンガルー姉妹がドヤる。

 

「この中にベースを入れておけばいいんです」

「それで、四箇所に散らばっておいて」

「有事の時に、一斉に決めた場所に置けば」

「いいんですう〜♪」

 

 カンガルー姉妹が天使に見えた。なんか鐘の音が聞こえた。ブラボー!

 

「よっしゃ~、問題解決~♪」

 

 とりあえず、全員で歌って踊ることにした。

 

「いや待って、まだ終わってない」

 

 冷静なリナリアさん、ありがとう。

 

「まだ何かしら」

「どうやって互いに連絡を取るのよ?」

「カンガルー四姉妹をなめては困りますわ。以心伝心姉妹ですのよ」

「みんなの気持ちは一つですのよ」

「危険なんてすぐにわかりますわ」

「そう?それじゃあ、実験してみましょ」

 

 私はマジックバッグからペンを取り出した。

 

「さあ、これを見て。ペンと言ったら何を連想する?」

「そんなの簡単ですわ!」

 

 カンガルー1号がドヤる。

 

「せーのでいきますわよ」

「わかった、お姉ちゃん」

「1号と呼びなさい!」

「ごめん、おね……1号」

 

 なんか可愛い、5号。

 

「それじゃ、せーの」

 

 カンガルー1号の掛け声でみんなが叫んだ。

 

「ノート」「インク」「それ欲しい」「売ったらいくら」

 

・・・。

 

「「「違うじゃん」」」

 

 全員倒れた。

 

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