105・問題解決はカンガルー四姉妹におまかせ
そうだったわ。
「ダイヤモンドは、正四角形でないと、完全な効果は出ない。でも、形が不完全でも動いちゃうのよね」
「そっか、ベース3個は出しっぱなしでもいいけど、後一つは出しておけない」
そう、四つ存在するだけで、そしてその中にあかりがいるだけで起動してしまう結界システム。
「使うのやめとく?」
「イシダサン、何言ってんのよ」
「俺らがいれば最強よ?」
「イワタサンもなんか納得出来そうなこと言わないで」
やばい、三サントリオがいればなんとかなりそうな気がしてきたわ。
「それじゃあ、カンガルーさん。お世話になりました?」
「いやいやいや、私の出番はこれからよっ?」
カンガルーが、ぴょんぴょん飛び跳ねた。
「私達に任せれば、全てお悩み解決よーん♫」
徐にカンガルーが自分のお腹の袋に手を突っ込んだ。そして引っ張りだしたのは、
「呼んだ?」
「またカンガルー?」
そう袋からカンガルーの頭が出てきたのだ。
「お仕事よ。みんな出てきてちょうだい」
「引っ張って〜」
「んもー、めんどくさがりなんだから」
すぽーんとカンガルーが、袋から飛んで出てきた。それが一匹、二匹、三匹も。
「カンガルー1号」
「2号」
「3号」
「5号」
「あれ、4号は?」
「なんとなく」
「病室の部屋番号か」
リナリアのツッコミをサラリと無視して、カンガルーがポーズを決める。
「私達、カンガルー姉妹どえっす!」
とりあえず全員で拍手した。
「で、どうするの?」
「おちゃのこですわ」
「サイサイですわ」
カンガルー1号が自分の袋を示す。
「この中、固有スキルを干渉しませんのよ」
「え、つまり!」
カンガルー姉妹がドヤる。
「この中にベースを入れておけばいいんです」
「それで、四箇所に散らばっておいて」
「有事の時に、一斉に決めた場所に置けば」
「いいんですう〜♪」
カンガルー姉妹が天使に見えた。なんか鐘の音が聞こえた。ブラボー!
「よっしゃ~、問題解決~♪」
とりあえず、全員で歌って踊ることにした。
「いや待って、まだ終わってない」
冷静なリナリアさん、ありがとう。
「まだ何かしら」
「どうやって互いに連絡を取るのよ?」
「カンガルー四姉妹をなめては困りますわ。以心伝心姉妹ですのよ」
「みんなの気持ちは一つですのよ」
「危険なんてすぐにわかりますわ」
「そう?それじゃあ、実験してみましょ」
私はマジックバッグからペンを取り出した。
「さあ、これを見て。ペンと言ったら何を連想する?」
「そんなの簡単ですわ!」
カンガルー1号がドヤる。
「せーのでいきますわよ」
「わかった、お姉ちゃん」
「1号と呼びなさい!」
「ごめん、おね……1号」
なんか可愛い、5号。
「それじゃ、せーの」
カンガルー1号の掛け声でみんなが叫んだ。
「ノート」「インク」「それ欲しい」「売ったらいくら」
・・・。
「「「違うじゃん」」」
全員倒れた。




