日曜日の魔女 1
夢の高校生活にも慣れ、とある休日の昼下がりに僕はある喫茶店でコーヒーを飲んでいた。
いや、探偵ポワロかよとか思ったけど、探偵ならどっちかというと僕はまだ若いし小林少年だろとも思う。
そして実際に僕、いや僕たちは探偵もどきの仕事をしていたのだった。
ことの始まりは数時間前に遡る。
僕は前日麻雀格闘倶楽部にせっせとお金をつぎこみ気落ちしていた。
だってオンラインの雀竜門が課金ゲーになったしどうせならゲームセンターに行ってハイスコアガールみたいに美少女ゲーマーと巡り合いたいじゃん。
現実はヤニ臭いおじさんとヤンキーしかいなかったわけなんだけど
まぁ話を戻すが、というわけで今日はお金もないので一日中自分の部屋で寝てだらだら過ごそうとか考えてたんです。(宿題はしない
そんな朝の寝起きは最悪だった。
「だめだってあいりちゃん。スク水でその体勢は犯罪的だよ」
「どんな夢見てんだ!オラオラオラァ起きろ下僕が」
「ごふぁぁあ」
日曜の早朝にロシアンフックをもろに顎に喰らい目覚めるなんて今日くらいであってほしい。
「今日くらいゆっくり寝させてくれよ。母ちゃん」
「いつ俺が腹を痛めててめぇを生んだんだ、あぁん」
よくみなくても美咲すけだった。
「あれ、いつもあいりちゃんが起こしてくれるのに」
「いつまで寝ぼけてんだ、今週からはあたしの当番なんだよ」
嘘だろ、僕を起こすの当番制だったのかよ...
てっきりあいりちゃんが僕のお嫁さんになりたいがために毎日してくれてたもんだと思ってたんですが...
しかも明日からこのゴリラがくるのかよ、明日からちゃんと起きようっと
「というわけでおやすみなさい」
「死ねぇええ」
文句なし!これは決まったぁ!ガゼルパンチだ!
幕ノ内のKOパターン!
「うぇえ、ほんとに死んじゃうんですが...」
「なら起きろ。それか泣いて叫んでそして死ね」
「キングオブファイターズの八神くんですかあんたは。日曜日なんだしそんな日くらいゆっくり寝させてよ」
布団かぶったままで全然起きない僕も悪いんだけど今度こそ息の根止められるなーと思ったら、意外とそんなこともなく
「服着替えて降りて来い」
「そんな日曜日にてめぇに客だ。」




