王弟視点 拗らせた長年の恋を実らせるためにその娘を襲うことにしました
すみません
午前中忙しくて執筆出来ませんでした。
「何だと、ユキが反逆しただと!」
俺にはその報告は青天の霹靂だった。
元々ユキは跳ねっ返りの姪だった。
小さい時から女だてらに、剣術をたしなむとか言うとんでもない奴だ。
しかし、その顔は義姉上に似てとても俺好みだったのだ。
俺の名はベンヤミン・ナニワ、いや、今はヤマトだ。
今は帝国の属国のヤマト王国の国王だ。
俺は元々ヤマト王国の国王の第二王子として生を受けた。
しかし名前からして夷人の血を受け継いでいる。
俺の母は帝国の外交筋のライトル伯爵の出だった。父にはヤマト王国正妃の公爵の娘から生まれた兄と異国の母から生まれた俺の2人の子供がいた。
俺は王になりたかったし俺を押す一定の者達もいた。何しろ俺は帝国の伯爵の外戚もいるのだ。
外祖父はこの東洋の地でも力を持っていてイースタン王国の大使もしており、力は強かった。
しかし、祖父は途中でなくなり、それとともに俺を押す勢力は力を無くし、俺は失意にくれ、ナニワ公爵として一貴族に臣籍降下したのだ。
そんな俺には恋する女がいた。ミサキだ。男爵家の娘だと他のものから聞いた。
しかし、男爵家の娘を王家に取り込むことは中々難しかった。
彼女は学園の同級生で成績優秀で顔は俺の好みだった。学園でも人気者で良く男達から声をかけられていた。しかし、俺とはクラスも違うし、中々声をかけられなかった。
王宮の文官になったと聞いたときに時俺は嬉しかった。王宮にいれば接点も出来るだろう。
俺はその時はまだ、控えめだったのだ。
でも、そのミサキは兄にとられてしまったのだ。何故、王太子の兄が男爵家の娘と婚約できるのだ。俺には信じられなかった。
どうやら兄は反対する臣下を説得し、あるいは押しきって、婚姻したらしい。俺には信じられなかった。俺はそこまでやる気概がなかった。アプローチする前から負けていたのだ
失意の俺は俺の回りをうろついていたスオウ伯爵の娘を娶ったのだ。
そして、18年が経ち、俺はナニワ城の主として、鬱々として過ごしていた。
そんな俺に帝国の大使であったボドイン侯爵が声をかけてきたのだ。
王位はほしくないかと……
そもそも帝国の侯爵がこんな辺境の地に大使としてくるのがおかしいのだ。
何でも、ボドインは俺の祖父のライトル伯爵とも懇意にしていたみたいで、俺の王位に対する思いも聞いていたみたいで、助けになりたいといってきたのだ。
俺は一も二もなくその案に飛びついた。
俺はナニワ城に招いた兄を刺殺した。
そして、そのまま帝国軍の力を借りてキョウの地に進軍したのだ。
かの有名なトバフシミの戦いだ。
楽勝だと思っていたのだが、兄の近衛の抵抗は凄まじく、我がナニワ軍の半数と帝国東洋軍の3分の2がやられ、帝国魔術師団の来援で辛うじてキョウを落とせた。
俺は王妃ミサキを今度こそ、自分の物にしようと鼻息も荒く王宮に乗り込んだのだ。しかし、その時にはミサキは毒を飲んで死んだ後だった。
その時の喪失感は凄まじかった。
俺は怒りのあまり、ミサキの息子のシンノジョウを処刑していた。
命乞いする侍女達は兵士達にくれてやった。切れていた俺は一番ミサキに似ていたサクラを寝所に連れ込んで楽しんだのだ。
その後のこのこと帰ってきたユキを俺は即座に処刑しようと思っていた。
でも、その考えはすぐに改めた。ユキはミサキにうり二つだった。
俺はこの女を物にすると俺は心に誓った。
しかし、ユキは俺から話を聞くと、はかなくも気絶してしまったのだ。
なんとか弱い女だ。
俺は前回ミサキにあっさりと死なれてしまった。
今度はそう言うへまはしたくない。
そう自重したのが間違いだった。
ユキをボドインが息子の婚約者にしたいと言い出したのだ。
そんなボドインを前に俺の側室にしたいとは口が裂けても言えなかった。
しかし、ボドインの息子は何故か俺の娘を気に入っていた。
こうなればいずれはボドインの息子にユキとの間を婚約破棄させてユキを俺の物にすれば良いだろう。
俺は虎視眈々と狙っていた。
娘から今回の婚約破棄の計画を聞いた時も、二つ返事で頷いたのだ。
俺がユキをもらうという事で……
娘は俺がミサキに死なれて自棄になって犯したサクラのように、ユキをおもちゃにしたいだけだと思っているようだった。
まあ、娘はどうでも良い。
俺はユキさえ手に入れば良いのだ。
そう思って期待して待っていたのにだ!
ユキが反逆してボドインの息子を手にかけたというのだ。
それを聞いて俺は落胆した。
それでは外聞もありユキを側室にするわけにはいかないではないか!
まあ、良い、反逆者として捕まえたユキを俺の奴隷として牢に飼えば良いだろう。
そこで母親の分までユキに思いの丈をぶつけてやろう。
俺が気持ちを切り替えた時だ。
「お父様、大変よ。すぐにナニワ城に逃げましょう」
娘が飛び込んできた。
俺は娘が何を言っているのか理解できなかった。
「何故逃げる? ボドインの息子を殺したユキ?を捕まえたのではないのか?」
「お父様何いっているのよ。ユキを捕まえられるわけなんて何いでしょう。ユキはサツマと一緒になって暴れまくっているわよ。あれは普通の女じゃないわ。化け物よ」
「化け物って何を言うのだ。ちょっと剣術が出来るだけの女だろうが」
サツマがいるのが予定外だが、ユキは簡単に捕まえられるはずだ。
「はああああ! お父様、何を言っているのよ。ちょっと剣術が出来るだけな訳ないでしょう。ユキはお父様が付けてくれた帝国の騎士団を殲滅したのよ。それも一撃よ。あんな化け物帝国の大軍でないと勝てないわ。すぐにナニワ城に帰りましょう。こんなところにいたら殺されるわよ」
俺は娘が何を言っているか理解できなかった。
しかし、俺は次々に上がってくる報告を唖然と聞いていた。
「魔術師のブラックモア殿はどうしたのだ?
おられないが」
執事が叫んでいたが、
「何でもタンバの方で女あさりをしてくるとか」
「この大事な時に何を」
執事の呆れた言葉も俺の耳を通り抜けていた。
「判ったわね。貴方もユキに恨みがあるでしょう」
バルバラが俺がおもちゃにしたサクラに何か言い含めていたが、俺にはよく理解できなかった。
俺は家臣達に散々言われて仕方なしに、ナニワ城に避難することにした。
あそこには帝国の艦隊と陸戦隊と魔導師が待機しているのだ。
まあ、良い。戦いが終わってユキを捕まえた後は牢に捕まえて俺の欲望の限りを尽くしてやる。
俺はそう決めたのだ。
果たしてユキは生きているのか?
頭がお花畑の王弟殿下でした……
明朝は書けると思います








