↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/33

ナニワ城の戦い2 叔父は私の侍女を人質に取りました

「嘘だろ!」

「帝国四天王が爆炎の魔女に負けたぞ」

「やっぱり、戦姫様は化け物だったんだ」

「???」

 私は変な言葉を聞いた?

 アオイは戦姫ではないはずだ?

 何故私の名前が出る?


「ヤバイぞ、このままなら、アデラール様みたいに皆虐殺されるぞ」

「アデラール様は婚約破棄されただけで首だけ残されて生きたまま、微塵切りにされたっていうぞ」

「逃げろ!」

「殺される!」

「ぎゃーーーー!」

 兵士達は帝国兵もヤマト兵も全員一斉に逃げ出した。


 ちょっと待て!

 やったのはアオイだろうが!

 なんで私が化け物扱いされるんだ?

 化け物はアオイだろう!

 私は余程そう叫びたかった!


「姫様、感動している時ではありませんぞ」

「誰が感動している?」

 私は変なことを言い出したサツマを睨み付けた。

 出来たらこのままサツマらを張り倒したかった。


「悪名が高まることは武士にとって名誉なことです」

「はああああ! それはサツマにおいてだろう! 私はそんなことはのぞんではいないぞ」

「左様でございますか? 婚約破棄されて、怒りの余り剣で総督の息子を刺し殺しておいて、そのようなことをおっしゃいますか?」

 呆れたサツマの声が聞こえだが、

「元々煽ったのは貴様だろうが!」

 私は怒鳴り返していた。


 思わず、サツマはわざとらしく耳を押さえてくれたが、貴様はこんな罵声などびくともしておらんだろう!

 余程そう叫びたかった。


「姫様、それよりも、ソニックブレードでナニワ城の城門破壊をお願いします!」

 そこに横からヒロトが具体的な攻撃案を提案してくれた。


「おのれ! きゃつら許さん! 死ねーーーー!」

 私は具体的な目標に向けて、怒りの丈を込めて力を振るうことにした。

 剣を構えると振り下ろしていた。


 ズバーーーーン!


 凄まじい風切り音と共に私の剣からソニックブレードが飛び出した。


 それは一撃でナニワ城の城門を真っ二つにした。私の怒りの大きさはそれだけではすまなかった。


 ズカーン!


 そのまま、ソニックブレードは飛んでいって天守閣に激突、天守閣をも真っ二つにしていた。


 ゆっくりと天守閣が二つに割れて倒れる。


 ドシーーーーン!

 天守閣は二つに割れて地面に激突していた。


「「「おおおお!」」」

 配下の兵達は賞賛とも驚きとも取れる声を上げていた。



「者共突撃だ!」

「我に続けーーーー!」

「「「ウォーーーーーー!」」」

 サツマとソウヘイを先頭に兵達がナニワ城に向けて突撃を開始した。


 サツマやソウヘイ達はあたるを幸いに敵をなで斬りにして一気にナニワ城に突入した。


 私も負けじと駆けた。


 ナニワだけはこの手で討たなければいけない。

 それが死んでいった者や、ナニワらに苦しめられた者達への手向けになる。



 私は一気にサツマ等を抜き去ると私が真っ二つにした天守閣に向かった。


「ギャー、出た」

「化け物が出たぞ!」

「逃げろ」

「「「ギャーーーー!」」」

 私の前に現れた逃げ遅れた敵は、あたるを幸いに斬りまくった。


「お、お許し下さい!」

 私に土下座して謝る奴らは無視だ。

 サツマらが引っ捕らえるだろう。


 ナニワはどこだ?


 私は破片となった天守閣の回りを探した。


「おい、すぐに俺を起こせ!」

 私が天守閣の片隅で、ドタバタ暴れているナニワを見つけた。


「ナニワ、見つけたぞ!」

 私は剣を構えた。


 こいつが父や母やシンノジョウを殺した張本人だ。許すわけにはいかなかった。


「動くな、ユキ! 貴様、こいつが死んでも良いのか」

 ナニワは側の侍女を捕まえて叫んでくれた。その首筋にはナイフが光っていた。


 その顔には見覚えがあった。


「アラレ!」

 私は驚いた。それは私の専属侍女だったアラレだった。

 今迄存在が不明だったので、殺されたかと思っていたのだ。

 ナニワの侍女にされていたのか!


「そんな、ナニワ様」

 アラレは驚いた顔をしていた。

 この様子ではこいつもナニワ方に寝返ったのかもしれなかった。


「姫様、ここはアラレ共々巨悪を燃やしてしまいましょう」

 私に付いてきたアオイは一言だった。

 アラレを助ける気なんて全然無いみたいだった。


「ちょっと、アオイ、あんた、何を私を燃やそうとしているのよ!」

 アラレが怒りも露わにアオイを睨み付けていた。


 そう言えばこいつらは友人というか喧嘩友達だったような記憶があった。


「ふんっ、アラレ、ここは貴様の元主の姫様の為に素直に燃やされよ」

「な、何だと、アオイ、貴様そんな事を言って良いのか?」

「当然だ。私の主は姫様だ。アラレの一人や二人、死んでも痛くもかゆくもないわ」

 アオイは冷徹にも友のことは全く考えていなかった。


「お、おのれ、アオイ、貴様、7つの時におねしょしていたのを私が誤魔化してやったのを忘れたのか!」

「な、何だと、アラレ、貴様、その事は絶対に黙っていてくれると言ったでは無いか! そのために貴様にどれだけ貢いだと思っているのだ」

 アラレの言葉にアオイは真っ赤になって怒りだした。


「ふん、腐りかけの芋を二つほどもらっただけだが……そのせいで丸一日腹を下して災難だったわ」

 アラレが怒り顔でアオイを睨み付けた。


「ええい、貴様等ピーピーピーピー煩いわ!」

 二人の言い争いに唖然としていたナニワがやっと我に返って叫び出した。


「これ以上叫ぶとこの女をギッタンギッタンにするぞ」

 そう叫んでナニワはアラレの首筋にナイフの切っ先を突きつけた。


「ふん、ナニワ、やっても良いぞ。アラレ共々貴様も燃やしてやるからな」

 アオイが叫んでくれたんだが、こいつは本気でやるみたいだ。

 手を大きく拡げていた。


「ええい、本当にこやつが死んでも良いのか」

 更にきつくナニワがアラレの首筋に剣を押しつけた。

 少し切れて血が一筋さあああああっと流れ出した。


 アラレがブルブル震えていた。


 私は何故か背筋に悪寒が走ったのだが……何でだろう?


「ははははは。どうしたアラレ、震えておるのか」

「この……」

 アラレが更にブルブル震えていた。


「ほう、今頃震えだしたのか?」

「このド変態野郎!」

「はっ?」

 ナニワは理解していないみたいだった。


ドン!

「ギャッ!」

 次の瞬間ナニワの鳩尾にアラレの肘鉄が決まった。


「貴様、良くも私の白い肌を傷つけてくれたな。死ねーーーー!」 

 次の瞬間、アラレの金的キックがナニワの股間にお見舞された。


「ギャーーーー!」

 ナニワの今際の絶叫が響いた。


 ナニワはそのまま蹴り飛ばされて構えていたアオイの目の前まで飛んで来た。


「燃えよ!」

 アオイは魔術を発動した。

 ナニワは一瞬で燃やされたのだった。

諸悪の根源叔父のナニワがユキの出る幕もなく、悪友2人組に処分されてしまいました…………


作者の励みになるのでブックマーク、広告の下の評価☆☆☆☆☆を★★★★★して頂けたら嬉しいです(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

前作

『悪役令嬢に転生したのを知ったのは断罪されて婚約者に顔面を蹴られた時でした。ツンデレ兄と辺境で米作りして一からやり直します』https://ncode.syosetu.com/n5024mh/

前前作

『悪役令嬢にしない為に還暦のおっさんは学園に入学する! 恋した女の娘の為なら皇子だろうが聖女だろが叩き潰します!!』https://ncode.syosetu.com/n6630ly/

私の今一番熱い人気の作品はこちら

表紙画像
1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■【3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

■【小説家になろう記載ページ】『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど……』https://ncode.syosetu.com/n9991iq/


表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
2巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

アルファポリスのレジーナブックスにて

【書籍化】

しました!
2023年6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


■アマゾンへのリンク

■楽天ブックスへのリンク

■hontoへのリンク


手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

なろうの掲載ページ『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

第一部は書籍化の規約上3分の1残して後は他者視点で繋いでいます
「えっ、ゲームの世界の悪役令嬢に生まれ変わった?」
頭をぶつけた拍子に前世の記憶が戻ってきたフラン、
でも、ケームの中身をほとんど覚えていない!
公爵令嬢で第一王子の婚約者であるフランはゲームの中で聖女を虐めて、サマーパーティーで王子から婚約破棄されるらしい。
しかし、フランはそもそも前世は病弱で、学校にはほとんど通えていなかったので、女たらしの王子の事は諦めて青春を思いっきりエンジョイすることにしたのだった。
しかし、その途端に態度を180度変えて迫ってくる第一王子をうざいと思うフラン。
王子にまとわりつく聖女、
更にもともとアプローチしているが全く無視されている第二王子とシスコンの弟が絡んできて・・・・。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。


私の

3番人気の作品はこちら

『モブですら無いと落胆したら悪役令嬢だった~前世コミュ障引きこもりだった私は今世は素敵な恋がしたい~』https://ncode.syosetu.com/n8311hq/

私の

4番人気で100万文字の大作の作品はこちら

『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』https://ncode.syosetu.com/n8911gf/



このお話の前の話

『悪役令嬢に転生させられた地味令嬢ですが、ヒロインの方が強くて虐められているんですけど……』https://ncode.syosetu.com/n7240kb/

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。