↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/33

帝国魔導師視点 愚かな辺境の地の魔導師を叩きのめそうと思いました

 俺の名前はトム・ブラックモア男爵だ。


 判るか? 男爵様だぞ。

 帝国億人の中でも一握りしかいないお貴族様なのだ。

 男爵って貴族の中でも下の方でしょう?

 等とふざけたことをいう奴はどこのどいつだ?


 男爵は帝国の一万人に一人もいないのだ。

 それも単なる辺境の小国の男爵ではないぞ。

 この大陸最強最大の領地を持つ帝国の男爵様だ。


 当然その領地の広さや抱えている領民の数は下手したら小国の子爵や伯爵並みだった。


 特にこのような辺境の国ヤマトの男爵など掃いて捨てるほどいるが、我が帝国の男爵はこの国で言うと最低でも子爵クラス、下手したら伯爵並みだ。


 男爵と言っても格が違う。


 なおかつ俺様は帝国の東部方面軍、すなわちこのイースタン王国を含む広大な大陸東部に睨みをきかす、帝国最大の軍に所属していた。

 総兵力30万人、私はその中でも四天王の一人に数えられていた。

 魔導師として卓越した能力を有しているのだ。


 しかし、先の大和王国転覆作戦では、軍の奴らも辺境の地と手を抜いたのか、芳しくなく幾度となく敗走してくれた。

 仕方なしに、四天王そろい踏みでやっとヤマト王国軍を粉砕できた。俺様は治安維持のために、仕方なしにこの地に残ってやった。本当に面倒くさいことだ。


 最初は総督のボドインの元にいたのだが、ボドインは何かと規律に煩い。

 それよりは規律に甘いナニワの元にやってきて、女あさりをしていたのだ。

 まあ、王と言っても辺境の小国、俺様と立場は同じような物だ。


 こんな辺境の地の女など避けたかったのだが、思いのほか柔肌で俺の好みに合っていた。

 ナニワは気の利いたことに侍女や女奴隷を好きに与えてくれた。


 しかし、辺境の国だけあって、礼儀知らずの女も多い。

 タンバ国で出会った女は帝国男爵の俺様がせっかくヤマト国内の俺の妾にしてやろうと言ってやったにもかかわらず、いきなり魔術で俺樣を燃やしてくれたのだ。


 この帝国最強の魔導師のブラックモア様を何だと思っているのだ?


 俺様はその時は女だと油断していて不覚を取ってしまった。

 髪が燃やされてボロボロになってしまったのだ。

 俺樣は仕方なしに、燃えた髪を剃ってスキンヘッドにしてやったのだ。

 このスキンヘッドもなかなかの物だ。



 そして、ナニワが手伝って欲しいと頼み込むから仕方なしに反乱軍の始末に来てみれば、この俺様を燃やした女がいた。


「えっ、ぎゃははははは、私に燃やされて頭が禿になったのか」

 女は恥知らずにも皆の者の前で俺様を見て、腹を抱えて笑ってくれたのだ。


 もう許せなかった。絶対にこの女に目にもの見せてくれる。

 後で捕らえて、衆目の面前で辱めてやる。


 俺は帝国軍の一軍を率いて、その女目がけて殺到したのだ。

 所詮五千の烏合の反乱軍だ。

 一撃で粉砕してくれよう。

 俺様を燃やしてくれた女は一生涯奴隷として俺の欲望の処理便器にしてやると俺はいきり立っていた。


 連絡橋を降ろすと、俺は一目散に女目がけて駆け出していた。


「俺様を笑ったことを後悔させてやるわ。死ねーーーーー!」

 俺は怒りの丈を全て魔術に変えて女に叩きつけてやった。


ドカーーーーン!


 閃光が走り凄まじい爆発が起こった。

 怒りのあまり少し魔力を多く集めすぎたみたいだ。

 閃光の後の爆煙で周りは何も見えなくなった。


 下手したら女は蒸発してしまうだろう。


 俺はやり過ぎたと少し後悔した。

 

 しかしだ。


 爆煙の晴れた後に女は立っていたのだ。

 倒れるでも無くしっかりと二本脚を地面につけて立っていた。


 しかも女はニコリと笑ってくれたのだ。


「ふんっ、帝国四天王っていうからどれだけ大した玉かと思ったけれど、たいしたことないのね」

 なんと、女は俺樣を見下してくれたのだ。


「な、何だと!」

 俺は激怒した。


「少し手加減してやれば調子にのりおって、こうなればもう許さん。後悔しても遅いぞ」

俺様が怒り顔で睨み付けると、


「後悔する等あり得ないわ」

 女は馬鹿にしてくれた。


「おのれ、小娘。もう許さん!」

 俺は全魔力を込めて攻撃することにした。


「喰らえ、炎の爆煙!」

 俺様は持てる力の全てを込めて爆煙魔術を女の足下に叩きつけてやったのだ。


 生意気な貴様ごと燃えよ!


ピカッ

ズドーーーーーーン!


 今度は凄まじい閃光が走り大爆発が起こった。

 下手したら反乱軍もろとも全軍吹っ飛ぶくらいの……



 今度こそ、女を仕留めただろう。


 俺は爆煙の晴れるのを待った。



 しかし、俺は目を見張ることになった。


 なんと女は煤だらけになりながら平然と立っていたのだ。

 俺には信じられなかった。


「ふんっ、それで終わりなのね」

 女は不気味に笑ってくれたのだ。


 そんな馬鹿な。帝国東部方面軍四天王の俺様の魔術が効かないことなどあり得なかった。


「今度はこちらからいくわよ」

 女の目がギラリと光った。

 まずい、これは狩人の目だ。


 逃げねば……

 俺は考えたが体が動かなかった。

 金縛りに遭ったみたいに。


「地獄に帰れ、燃えよ屑!」

 女が叫んでくれた時だ。


「ギャーーーーーー!」

 俺の体が全て燃えていた。



 嘘だ! この俺がこんな女に負けるなんて!

 それも手も足も出ずに……

 俺には信じられなかった。

 しかし次の瞬間俺は意識を失っていた。

 辺境の小娘に燃やし尽くされていたのだ。


帝国東部方面軍四天王は爆煙の魔女の前にあっさりと燃やされてしまいました……

ブックマーク、広告の下の評価☆☆☆☆☆を★★★★★して頂けたら嬉しいです(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

前作

『悪役令嬢に転生したのを知ったのは断罪されて婚約者に顔面を蹴られた時でした。ツンデレ兄と辺境で米作りして一からやり直します』https://ncode.syosetu.com/n5024mh/

前前作

『悪役令嬢にしない為に還暦のおっさんは学園に入学する! 恋した女の娘の為なら皇子だろうが聖女だろが叩き潰します!!』https://ncode.syosetu.com/n6630ly/

私の今一番熱い人気の作品はこちら

表紙画像
1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■【3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

■【小説家になろう記載ページ】『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど……』https://ncode.syosetu.com/n9991iq/


表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
2巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

アルファポリスのレジーナブックスにて

【書籍化】

しました!
2023年6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


■アマゾンへのリンク

■楽天ブックスへのリンク

■hontoへのリンク


手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

なろうの掲載ページ『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

第一部は書籍化の規約上3分の1残して後は他者視点で繋いでいます
「えっ、ゲームの世界の悪役令嬢に生まれ変わった?」
頭をぶつけた拍子に前世の記憶が戻ってきたフラン、
でも、ケームの中身をほとんど覚えていない!
公爵令嬢で第一王子の婚約者であるフランはゲームの中で聖女を虐めて、サマーパーティーで王子から婚約破棄されるらしい。
しかし、フランはそもそも前世は病弱で、学校にはほとんど通えていなかったので、女たらしの王子の事は諦めて青春を思いっきりエンジョイすることにしたのだった。
しかし、その途端に態度を180度変えて迫ってくる第一王子をうざいと思うフラン。
王子にまとわりつく聖女、
更にもともとアプローチしているが全く無視されている第二王子とシスコンの弟が絡んできて・・・・。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。


私の

3番人気の作品はこちら

『モブですら無いと落胆したら悪役令嬢だった~前世コミュ障引きこもりだった私は今世は素敵な恋がしたい~』https://ncode.syosetu.com/n8311hq/

私の

4番人気で100万文字の大作の作品はこちら

『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』https://ncode.syosetu.com/n8911gf/



このお話の前の話

『悪役令嬢に転生させられた地味令嬢ですが、ヒロインの方が強くて虐められているんですけど……』https://ncode.syosetu.com/n7240kb/

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。