旅路小休止編 91話 鳴った焼き菓子と星明かり
リシアたちは、エリュナの落星跡で沈声層の奥へ入り、「返さぬ者を待つ星」の意味に触れた。
ネリオは、母かもしれない声をすべて自分の答えにはせず、今は持ち帰ると選ぶ。
リシアもまた、A・Rやアイシャに関わるかもしれない声を、星の返事にはしないと決めた。
歌詞帳には、星の断章に近い言葉が浮かんだ。
星は、返すための口ではない。
星は、奪うための箱でもない。
願いを映し、返さずに抱く遠い鏡。
返らない声も、消えた声ではない。
けれど、それはまだ断章として定着しなかった。
星は、最後の持ち主を待っている。
リシアとシルは、その答えのない星明かりを胸に、落星跡を後にする。
朝になると、エリュナの落星跡は少しだけ普通の場所に戻っていた。
少しだけ、だ。
白い草は相変わらず音を薄く揺らし、星混じりの石は朝日を受けても冷たい光を残している。
けれど、夜の間ずっと沈んでいた空気は、薄い霧のようにほどけていた。
祈り石の場所には、小さな火の跡が残っている。
昨夜、オルザが焚いた火だ。
返事を待つためではなく、戻る人の目印にするための火。
その火のそばで、ネリオは朝早くから帳面を開いていた。
祈り石の番としての記録なのだろう。
彼女は、昨日の出来事を丁寧に書き留めている。
返事を求めない目印。
焼き菓子片。
歌詞の手前の道標。
待つために開いた石扉。
書かれている内容はかなり真面目なのに、途中に「銀色の相棒、食べ物を置く時に非常に苦しそうな顔をした」とあるのを見つけて、リシアは思わず目を瞬かせた。
「ネリオさん」
「はい」
「これ、記録に残すんですか」
リシアが帳面の一行を指差すと、ネリオは真面目に頷いた。
「重要です」
「重要なんですか」
「大事なものを惜しいまま置いた、という記録ですから」
シルが肩の上で、ちい、と鳴いた。
そうだ。
非常に重要だ。
そんな顔だった。
リシアは笑ってしまう。
昨日まで沈声層の奥にいたとは思えないほど、朝の空気は少しだけやわらかかった。
オルザは祈り石の台の前で、いくつかの石を整えていた。
ユアンが置いたラウナの石は、静かにそこにある。
鳴ってはいない。
光ってもいない。
それでも、ユアンは今朝、石の前で長く手を合わせてから帰っていった。
返事がないことを、全部終わりだと思わずに済んだ。
そう言って。
ネリオの小さな星の石も、台の端に置かれたままだった。
母の名前は、まだ刻まれていない。
怒りも許しも、そこには書かれていない。
ただ、少し歪んだ星が一つある。
ネリオはその石を一度だけ見てから、胸元にしまった別の小石へ触れた。
横線が一本だけ刻まれた石。
今日、ここまで聞いた印。
それは持ち帰るのだと言っていた。
置いていく石。
持って帰る石。
どちらも、ネリオが自分で選んだものだった。
「もう行くのかい」
オルザがリシアへ声をかけた。
「はい。長くいると、また何か聞きたくなりそうなので」
「正直でいい」
オルザは少しだけ笑った。
その顔は、最初に橋で会った時よりも疲れている。
けれど、閉じてはいなかった。
「星見の石橋を渡る時は、昼のうちに行きなさい。昨夜は落ち着いていたが、あの橋は気まぐれだ」
「はい」
「それから、封書はまだ開けるな」
リシアの手が、鞄に触れる。
差出人不明の封書。
白紙市から持ってきた、黒い糸で閉じられたもの。
昨日、沈声層の奥で何度も震えた。
開ければ、A・Rに関わる何かが分かるかもしれなかった。
それでも、リシアは開けなかった。
「開けません。今は」
「その『今は』を、軽く扱わないことだね」
「はい」
シルも肩の上で頷いた。
その横顔は、封書の見張り番のように真剣だった。
ネリオが屋根の下から小さな紙包みを持ってきた。
「これを」
「何ですか?」
「薄い焼き菓子です。昨日、シルさんが二つも置いていったので」
シルの耳がぴんと立った。
置いていった。
その言葉には、まだ少しだけ胸が痛むらしい。
ネリオは続ける。
「返すものではありません。これは新しいものです。祈り石の番から、旅の相棒への謝礼です」
シルはリシアの肩の上で固まった。
返すものではない。
新しいもの。
謝礼。
その三つの言葉を頭の中で慎重に並べ替えているようだった。
「受け取っていいんだって」
リシアが言うと、シルはそろそろと前足を伸ばした。
紙包みを受け取る。
中を確認する。
薄い焼き菓子が三枚。
表面には、小さな星ではなく、短い横線の模様が入っていた。
ネリオは少し照れたように言った。
「昨日の印を真似しました。まだ答えにしない印です」
シルは焼き菓子を見た。
ネリオを見た。
リシアを見た。
そして、紙包みを胸に抱きしめる。
ちい。
かなり満足している声だった。
「よかったね」
リシアが言うと、シルは強く頷いた。
それから一枚を取り出しかけ、すぐに戻す。
まだ食べない。
鳴る場所で食べる。
そういう顔だった。
リシアは吹き出しそうになる。
エリュナの落星跡は、声が返らない場所だった。
だがシルにとっては、焼き菓子がきちんと鳴るかどうかも、かなり重要な問題なのだ。
旅に出る前、ネリオはリシアへ一枚の小さな石札を渡した。
そこには、まだ何も刻まれていない。
「これは?」
「空の記録札です」
ネリオは言った。
「星の断章が本当に形になった時、もしここで見たことが関係しているなら、その時に何か刻んでください。今は白いままでいいです」
リシアは石札を両手で受け取った。
白いままでいいもの。
書かないまま持つもの。
最近の旅は、そういうものが増えている。
「ありがとうございます」
「こちらこそ」
ネリオは少し迷ってから、頭を下げた。
「私、まだ母を許していません」
「はい」
「でも、母のことを探すのを、誰かに預けるのもやめます」
「はい」
「次に沈声層へ行くかどうかは、私が決めます」
「はい」
リシアが頷くたび、ネリオの表情が少しずつ落ち着いていった。
オルザはその横で静かに見ている。
止めるためではなく、戻る道を持つために。
リシアは二人へ別れを告げ、星見の石橋へ向かった。
橋は朝の光の中で白く見えた。
昨日よりも、少しだけ穏やかに見える。
だが、リシアは油断しなかった。
橋守の札には、相変わらずこう書かれている。
橋を渡る者は、呼び声を投げるな。
返事を望まぬ祈りのみ、石へ置け。
シルは橋の手前で、紙包みを見下ろした。
「ここでは食べないよね?」
リシアが確認すると、シルはものすごく真剣な顔で頷いた。
ここでは食べない。
ここは信用しない。
その意思は固い。
橋を渡る間、二人はあまり話さなかった。
リシアは欄干の向こうを見ないようにした。
名前を呼びたくなる場所。
返事がないことを確かめたくなる場所。
昨日の自分なら、アイシャの名を心の中で投げていたかもしれない。
でも今は、しなかった。
アイシャの声を、星の返事にはしない。
その言葉は、まだ胸の中で痛む。
けれど、その痛みごと持っていくしかない。
橋を渡りきったところで、シルが大きく息を吐くように鳴いた。
ちい。
「お疲れさま」
リシアが言うと、シルはすぐに紙包みを開いた。
橋の向こう。
音が少し戻る場所。
そこで、彼は薄い焼き菓子を一枚取り出した。
慎重に。
とても慎重に。
かじる。
ぱり。
軽い音がした。
ちゃんと響いた。
ちゃんとリシアの耳へ届く。
シルは目を閉じた。
まるで、長い儀式を終えたような顔だった。
「鳴ったね」
ちい。
鳴った。
その声にも満足がにじんでいる。
リシアは笑った。
その笑い声も、今度は道の上で小さく転がった。
星見の石橋を離れてしばらく歩くと、旧道沿いに小さな茶屋があった。
看板には、「星戻りの茶屋」と書かれている。
落星跡へ向かう人。
戻ってくる人。
そのどちらも休めるように、昔からこの場所にあるのだろう。
軒先には乾かした薬草と、丸い焼き菓子が吊るされていた。
シルの尻尾が、当然のように立つ。
「さっき食べたよね」
リシアが言うと、シルは真面目な顔で鳴いた。
ちい。
それはそれ。
これはこれ。
分けて考えるべきだ、と言っているようだった。
茶屋の中から、年若い店主が顔を出した。
栗色の髪を布でまとめた女性で、年は二十代半ばほどだろう。彼女はリシアの旅装と肩のシルを見て、すぐに笑った。
「落星跡帰りですか」
「はい」
「それなら、温かい星麦茶をどうぞ。帰りの人には一杯目を少し薄めにしています。強い味は、戻ったばかりの喉にびっくりしますから」
その言い方が妙に優しくて、リシアは少しだけ胸が緩んだ。
「ありがとうございます」
店内は小さかった。
四つの席と、木の台。
壁には古い旅札がいくつも掛けられている。
返事を求めない祈りではなく、旅の無事を願う札のようだった。
リシアが席に座ると、シルは当然のように卓上へ降りようとした。
「卓上はだめ」
ちい。
「だめ」
シルは不満そうに肩へ戻る。
しかし、店主が小皿に木の実を二つ置いた瞬間、彼の態度は一変した。
「相棒さんにもどうぞ」
シルは店主を見た。
木の実を見た。
リシアを見た。
「これはいただいていいやつだね」
リシアが言うと、シルはすばやく小皿を抱えた。
店主は笑う。
「よかった。落星跡帰りの人は、たいてい顔が固いんです。でも、その子がいると少しほっとしますね」
「よく来るんですか、落星跡から戻る人」
「多くはありません。でも、来ます。泣いて戻る人、黙って戻る人、何も置けずに戻る人。いろいろです」
店主は湯気の立つ茶を運んできた。
星麦茶は、薄い琥珀色をしていた。
口に含むと、麦の香りの奥に、ほんの少しだけ塩気がある。
体が、道へ戻されるような味だった。
「この茶屋では、戻った人に何も聞かないことにしています」
店主は言った。
「話したい人は話します。黙りたい人は黙ります。泣きたい人は泣きます。歌いたい人は、たまに歌います」
「歌う人もいるんですか」
「はい。返事を求めない歌を置いていく人もいます」
リシアは茶碗を見つめた。
返事を求めない歌。
それは昨日、自分が置いた歌にも似ている。
店主はふとリシアの歌詞帳に目を留めた。
「もしかして、歌魔術師さんですか」
「はい」
リシアは少しだけ身構えた。
歌ってほしいと言われるかもしれない。
それが怖いわけではない。
けれど、落星跡の直後に歌うことには、まだ慎重でいたかった。
店主はリシアの顔を見て、すぐに両手を振った。
「あ、無理にお願いするつもりはありません。ただ、もしよければ、お茶が冷めないくらいの短い歌を一つ聞かせてもらえたら嬉しいなと思って」
「お茶が冷めないくらいの歌」
「はい。気持ちを変える歌じゃなくて、湯気が逃げないくらいの歌です」
その表現に、リシアは少し笑った。
人を立たせる歌でもない。
悲しみをほどく歌でもない。
役割を変える歌でもない。
ただ、お茶の湯気が少しだけ長く残るくらいの歌。
そんな歌なら。
リシアはシルを見た。
シルは木の実を抱えたまま、こくりと頷いた。
いいと思う。
たぶん、そんな顔だった。
リシアは歌詞帳を開かなかった。
魔力もほとんど乗せない。
ただ、茶碗の湯気と、旧道を歩く足の疲れに寄り添う程度の、小さな旅歌。
「湯気よ、急がず、
道の埃をほどいておくれ。
帰らぬ声を背負う人にも、
今は一口、温もりを。
星は遠くて返らずとも、
茶碗の中の朝は近い。」
歌は、茶屋の中で小さく揺れた。
壁に掛けられた旅札が、かすかに震える。
けれど、どこかから返事が来ることはなかった。
茶碗の湯気が少しだけ長く残る。
それだけだった。
店主は目を閉じて、静かに聞いていた。
歌が終わると、彼女は嬉しそうに笑った。
「ありがとうございます。これくらいの歌、好きです」
その言葉が、リシアの胸に温かく落ちた。
歌が歓迎される。
それだけのことが、今のリシアには少し眩しかった。
「こちらこそ、ありがとうございます」
「なぜお礼を?」
「好きだと言ってもらえたので」
店主は少し驚いた後、柔らかく笑った。
「歌魔術師さんでも、そういうのは嬉しいんですね」
「はい」
リシアは素直に頷いた。
「とても」
その時、ふと昔の記憶がよみがえった。
騎士団の訓練場の裏。
夕方。
リシアがまだ歌術隊に入りたてで、上手く声を出せずに落ち込んでいた頃。
アイシャは、訓練用の木剣を肩に担いでやってきた。
『リシア、なんか暗い』
『暗くない』
『暗い人はみんなそう言う』
『……今日の歌、セレナさんに「綺麗すぎる」って言われた』
『褒められてるんじゃないの?』
『違うよ。綺麗に逃げてるって意味』
リシアは膝を抱えていた。
アイシャは隣に座り、持っていた薄焼きパンを半分に割った。
もちろん、少し大きい方を自分で取った。
『でもさ、私はリシアの歌、好きだよ』
『慰めなくていい』
『慰めじゃないよ。好きだから好きって言ってる』
『どこが?』
『ご飯が少し美味しくなるところ』
リシアは思わず顔を上げた。
『そこ?』
『大事だよ。戦うための歌も、泣くための歌も大事だけどさ。あったかいスープが、もう一口飲める歌っていうのも大事でしょ』
アイシャは薄焼きパンをかじった。
ぱり、と小さな音がした。
『リシアの歌って、そういうところがある。帰らなきゃっていうより、帰ったらスープ飲みたいなって思える感じ』
『それ、褒めてる?』
『ものすごく』
あの時のアイシャは、当たり前のように笑っていた。
リシアの歌を、戦場のためだけのものにはしなかった。
人を立たせる歌だけではなく、座らせる歌。
スープをもう一口飲ませる歌。
そういうものとして好きだと言ってくれた。
リシアは茶碗の湯気を見つめる。
「……そうだったね」
小さく呟くと、シルが耳を動かした。
リシアは首を横に振る。
「大丈夫。少し思い出しただけ」
シルはしばらく見ていたが、納得したように木の実をかじった。
ぱり。
軽い音が鳴る。
その音も、ちゃんとここでは聞こえた。
茶屋で休んでいると、外から小さな鈴の音がした。
星見の石橋の鈴とは違う。
ちゃんと鳴る鈴だった。
店主が顔を上げる。
「あ、旅便ですね」
「旅便?」
「街道を回る配達屋さんです。落星跡帰りの旅人がよくここへ寄るので、手紙を預けたり受け取ったりする場所にもなっているんです」
やがて、灰色の外套を着た配達人が入ってきた。
中年の男性で、背負い鞄にはいくつもの封筒と小包が収められている。
彼は店主に挨拶し、帳面を確認した。
「リシア・フェルミナさんという旅の歌魔術師は、こちらに?」
リシアは思わず顔を上げた。
「私です」
配達人は小さな封筒を一通取り出した。
王都の封蝋。
見覚えのある、青い印。
セレナのものだった。
リシアの胸が小さく跳ねる。
配達人は封筒を差し出す。
「王都からの中継便です。急ぎではないが、本人へ直接と指定されています」
「ありがとうございます」
リシアは封筒を受け取った。
差出人不明の封書とは違う。
これは、誰から来たものか分かっている。
それだけで、少し息がしやすかった。
封を開ける前に、リシアはシルを見る。
シルは封筒の匂いを嗅ぎ、頷いた。
これは開けていい。
そういう判断らしい。
リシアは封を切った。
中には、セレナの硬い字で短く書かれていた。
『リシアへ。
王都側の旧歌術隊記録で、「未唱声保留」と「星観測記録」の接続を確認した。
A・Rの表記は、まだ確定しない。
アイシャの名に結びつけて読むな。
お前なら結びつけると思うので、先に書いておく。
白紙市から渡された封書は、一人で開けるな。
開く必要が来た時は、少なくとも誰か一人、止められる者をそばに置け。
私は王都でさらに調べる。
北東の鏡水町ミレネに、星観測者の写し記録が残っている可能性がある。
進むなら、無理をするな。
歌いに行くな。聞きに行け。
セレナ』
リシアは手紙を読み終え、しばらく動けなかった。
アイシャの名に結びつけて読むな。
その一文が、あまりにもセレナらしかった。
厳しくて、痛くて、けれど必要な言葉。
シルが肩の上から手紙を覗き込む。
最後の一文で、満足そうに頷いた。
歌いに行くな。聞きに行け。
旅の最初に渡された言葉。
今でも、リシアの足元を支えている。
「鏡水町ミレネ……」
リシアは地図を取り出した。
旧道の先、北東に小さな町名がある。
水鏡の湖に面した、古い宿場町。
そこには、星観測者の写し記録が残っているかもしれない。
つまり、次の道はまた星へ繋がっている。
だが、今度は落星跡の沈黙ではなく、王都側の記録と写しの町。
A・R。
封書。
星の断章。
それらへ近づく道。
リシアは手紙を閉じ、丁寧に畳んだ。
すぐに立ち上がる必要はない。
今はまだ、茶が温かい。
シルの木の実も残っている。
焼き菓子も一枚残っている。
「今日は、ここで少し休もうか」
リシアが言うと、シルは強く頷いた。
休むべきだ。
焼き菓子のためにも。
その顔に、リシアは笑う。
茶屋の外では、朝の光が旧道を照らしていた。
エリュナの星は遠ざかっていく。
けれど、消えたわけではない。
返らない声も、消えた声ではない。
その言葉を胸に、リシアは茶碗を両手で包んだ。
湯気は、まだ少しだけ残っている。
星は答えを返さない。
けれど、茶屋の中には、ちゃんと鳴る焼き菓子の音があった。
ぱり、と。
シルが最後の一枚をかじる。
その音は、今のリシアにとって、少しだけ救いだった。
今回は、星降りの窪地編の後の小休止でした。
重い沈声層の出来事から離れ、リシアとシルは星戻りの茶屋で少しだけ休みます。
シルにとっては、置いてきた焼き菓子の欠片も大事な出来事でした。
惜しいまま置いた。
でも、新しい焼き菓子はちゃんと鳴った。
そんな小さな出来事も、旅の中では大切な区切りになります。
リシアは茶屋で、湯気が逃げないくらいの短い歌を歌いました。
人を立たせる歌でも、悲しみを解決する歌でもない。
ただ、温かいお茶をもう一口飲めるような歌です。
そして、王都のセレナから手紙が届きます。
A・Rの表記はまだ確定しない。
アイシャの名に結びつけて読むな。
封書は一人で開けるな。
次の道は、北東の鏡水町ミレネへ続いていきます。
今回も読んでくださり、ありがとうございました。




