黒譜の少女編 48話 消さない静けさ
紙燈祭の夜、静音符に仕込まれていた罠が発動した。
歌を遠ざけるはずの札は、町の人々から声そのものを奪い始める。
リシアは、人々に今言いたいことを紙へ書いてもらい、その声を守るために歌った。
ノエルもまた、エルバのやり方を否定し、リシアと一時的に協力する。
歌を聞かない自由を掲げていたノエルだったが、声を奪うことまでは望んでいなかった。
静音符の核は砕かれ、ルゼットの人々は声を取り戻した。
けれど、黒譜を売っていたエルバは逃げ、町にはまだ、聞きたくない歌と消したくない声の間にある迷いが残されていた。
紙燈祭の翌朝、ルゼットの広場には、まだ灯りの匂いが残っていた。
夜空へ上げられなかった紙燈がいくつも舞台の脇に置かれている。
焦げた薄紙。
途中で破れた歌札。
声を取り戻した人々が書いた、震える文字の紙片。
それらが朝の光の中で、静かに乾いていた。
町は騒がしくない。
けれど、昨日までのように歌を閉じ込めた沈黙でもなかった。
声を出す者がいる。
出さない者もいる。
泣き腫らした目で店の戸を開ける者もいれば、誰かに会うのが怖いのか、窓の奥から広場を見ている者もいる。
それぞれの朝だった。
リシアは広場の隅に腰を下ろし、歌詞帳を膝に置いていた。
体は重い。
昨夜の歌は、町全体の声を支えるものだった。
無理に大きく歌ったわけではない。
それでも、声にならない心歌を受け止め続けた疲れが、胸の奥に残っている。
肩の上のシルは、珍しく大人しかった。
いや、大人しいというより、昨夜の混乱で散らばった黒糖胡桃の残りを必死に守っている。
小さな布袋を両前足で抱え、誰かが近づくたびに尻尾をぴんと立てる。
「シル」
ちい。
「誰も取らないよ」
ちい。
「昨日はカヤに半分あげたでしょう?」
シルは胸を張った。
それは誇らしい記憶らしい。
「偉かったね」
ちい。
褒められると、シルは満足そうに目を細める。
ただし、布袋は離さない。
そこは別問題なのだ。
リシアは小さく笑い、広場の中央へ視線を戻した。
アリエ婆が、町の人々を集めている。
年老いた歌い手である彼女は、昨夜、歌わないと宣言した。
それは歌を捨てるためではなく、声にならない声にも場所を与えるためだった。
今朝の彼女は、舞台の下に置かれた箱の前に立っている。
箱の中には、回収された静音符が入っていた。
すべてではない。
まだ手放せない者もいる。
それを無理に奪わないことは、昨夜のうちに町で決めた。
だが、町中で売られていた札をそのまま放置するわけにもいかない。
アリエ婆は、静かに口を開いた。
「この札で眠れた者を、責めてはならん」
広場に集まった人々は黙って聞いている。
「聞きたくない夜はある。聞けば壊れてしまいそうな歌もある。それを遠ざけたいと思うことは、弱さではない」
紙漉きの老爺が、深く目を伏せた。
彼は昨夜、妻の歌を少し遠くで聞きたいと紙に書いた。
リシアはその文字を覚えている。
小さく震えた、でも確かな願いだった。
アリエ婆は続ける。
「だが、声ごと奪われる静けさは違う。泣けぬ静けさ、助けを呼べぬ静けさ、自分が何を失いたくなかったのかも分からなくなる静けさは、休みではない」
町の誰かが、すすり泣いた。
静音符を握りしめたまま眠った夜を思い出しているのかもしれない。
眠れたことへの安堵。
その裏で少しずつ薄れていた声への怖れ。
どちらも本物なのだ。
メリスが一歩前へ出た。
カヤも隣にいる。
カヤの顔は少し青い。
泣いた後の目は赤いままだが、昨日よりまっすぐ前を見ていた。
胸元の小袋はある。
ただし、中の静音符は取り出され、手の中に握られていた。
メリスは町の人々へ向かって言った。
「紙燈屋として、これから歌札の机を戻します」
小さなざわめきが起きる。
メリスは首を横に振った。
「でも、歌えない人に歌詞を書けとは言いません。願いを書けない人に、綺麗な言葉を求めません」
カヤが、自分の紙を広げる。
昨夜、ノルの歌札の裏に書いたものだ。
怖かった。
会いたい。
眠りたい。
たった三つの言葉。
けれど、それは町の誰よりも大きな声に見えた。
「歌にならない言葉も、紙燈につけられるようにします」
カヤの声は震えていた。
「歌いたい人は歌っていい。歌いたくない人は書くだけでもいい。何も書けない人は、空のまま灯してもいい」
彼女は一度、言葉を切った。
喉が震えている。
それでも、続けた。
「でも、声を消す札だけに任せるのは、もう嫌です」
広場の空気が、ゆっくり動いた。
強い宣言ではない。
全員を導く言葉でもない。
ただ、カヤ自身の選択だった。
だからこそ、リシアには眩しかった。
誰かに歌わされていない。
黒譜に閉じ込められてもいない。
カヤ自身の声だった。
紙漉きの老爺が、懐から静音符を取り出した。
それをしばらく見つめた後、箱の中へ入れる。
「今夜も眠れんかもしれん」
老爺は苦く笑った。
「だが、今日はこの箱に預けてみる」
アリエ婆が頷いた。
「眠れなんだら、紙漉き場へ来い。茶くらいは出す」
「お前の茶は渋すぎる」
「眠気は飛ぶぞ」
広場に、ほんの少し笑いが起きた。
泣き声の混じった笑い。
それでも笑いだった。
シルがその空気を見て、なぜか誇らしそうに胸を張った。
「シルがやったわけじゃないよ」
ちい。
「黒糖胡桃を半分あげたから?」
ちいっ。
「うん。それは大きかったかもしれないね」
リシアがそう言うと、シルは満足そうに尻尾を揺らした。
自分の功績として受け取ったらしい。
やがて、人々は一人ずつ静音符を箱へ入れ始めた。
全員ではない。
手放せない者もいる。
その人たちを、誰も責めなかった。
ただ、アリエ婆が言った。
「持って帰る者は、一人で使うな。使う時は、誰かに一言伝えよ。眠りたいと。今夜は聞きたくないと。それだけでいい」
それが、ルゼットの選択だった。
黒譜をすべて焼き捨てることではない。
歌を一斉に取り戻すことでもない。
声を消さないために、静けさの使い方を町で見張ること。
リシアが決めたのではない。
町の人々が、昨夜の恐怖と今日の朝の中で選んだことだった。
その時、歌詞帳が膝の上で淡く光った。
リシアはそっと開く。
ページには、昨夜から浮かびかけていた言葉が、少し形を整えていた。
断章ではない。
まだ、星詠みの歌へ直接刻まれるほどのものではない。
それでも、リシアがこの町で形にした歌だった。
聞きたくない夜にも、消したくない声がある。
眠りたい心を、責めないで。
泣きたい声を、閉じ込めないで。
近すぎる歌は、少し遠くで灯ればいい。
遠ざけた声も、なくさなくていい。
声は、歌うためだけにあるのではない。
助けてと書く手にも、怖いと泣く目にも、会いたいと黙る夜にも、声は残っている。
リシアは指先で文字をなぞる。
歌は万能ではない。
それでも、歌だけでは届かないもののそばに、歌が灯りを置けることはある。
町の人々が解散し始めた頃、カヤがリシアのもとへ歩いてきた。
シルはすぐに布袋を抱え直す。
カヤはそれを見て、少し笑った。
「取らないってば」
ちい。
「本当に取らないよ。今日は、こっちを渡しに来たの」
カヤは小さな紙袋を差し出した。
中には、黒糖胡桃が入っている。
シルの目が輝いた。
まるで朝日を浴びた宝石のようだった。
「昨日の分。シルがくれたから」
シルは紙袋を受け取り、深く頭を下げた。
今までで一番礼儀正しいお辞儀だった。
リシアは思わず笑う。
「よかったね」
ちいっ。
シルはとても幸せそうだった。
カヤはリシアの隣に腰を下ろす。
しばらく二人で広場を見ていた。
舞台の上では、アリエ婆が紙燈の紐を直している。
メリスは歌札ではない白い紙を机に並べている。
紙漉きの老爺は、静音符の箱の横に立ち、箱を見張る役を自分で買って出たようだった。
「ノルの声、昨日少し聞こえた気がした」
カヤがぽつりと言った。
リシアは横を見る。
カヤは膝の上で手を組んでいる。
「本当に聞こえたのか、思い出しただけなのか分からないけど」
「うん」
「怖かった。でも、嫌じゃなかった」
リシアは頷いた。
「それでいいと思う」
「また聞こえたら、やっぱり怖いと思う」
「うん」
「その時は、静音符を使いたくなるかもしれない」
「うん」
「でも、使う前にお母さんに言う」
カヤは小さく息を吐いた。
「眠りたいって。今日は聞きたくないって」
それはとても小さな決意だった。
けれど、昨夜までのカヤにはなかったものだ。
一人で黒い札を握りしめるのではなく、誰かに言う。
眠りたいと。
聞きたくないと。
それも声なのだ。
リシアは微笑む。
「うん。きっと、それでいい」
カヤは少し照れくさそうに顔を背けた。
「リシアの歌、昨日は怖くなかった」
「そう?」
「でも、ちょっとずるいと思った」
「ずるい?」
「歌って、聞こえない声まで拾うから」
リシアは答えに迷った。
それは確かに、歌術師の危うさでもある。
カヤは続ける。
「でも、昨日は拾ってくれてよかった」
その言葉に、リシアは胸が温かくなる。
けれど、すぐに甘えないようにした。
拾ってよかった声もある。
拾われたくない声もある。
それを忘れれば、また踏み込みすぎる。
「ありがとう」
リシアはそう答えた。
カヤは立ち上がる。
「行くね。紙燈、片づけないと」
「うん」
「あ、シル」
カヤが呼ぶと、シルは紙袋を抱えたまま顔を上げた。
「食べすぎるとお腹痛くなるよ」
シルは固まった。
リシアが笑いをこらえる。
「だって」
ちい……。
シルは紙袋を見つめ、世界の厳しさを受け止めるように小さく鳴いた。
カヤは笑って去っていく。
その背中は、昨日より少しだけ軽く見えた。
昼過ぎ、リシアは町外れの紙干し場へ向かった。
広場の後片づけを終えた後、ノエルがそこにいるとアリエ婆から聞いたのだ。
紙干し場は、町の北側にあった。
浅い水路が流れ、白い紙が木枠に張られて風に揺れている。
水の匂いと紙の匂い。
広場の喧騒から少し離れた、静かな場所だった。
ノエルは水路のそばに立っていた。
薄い青髪が風に揺れている。
彼女はリシアが来ることを分かっていたように、振り向かずに言った。
「追ってこないと思っていました」
「追うというより、話をしに来ました」
「同じことです」
ノエルはようやく振り返る。
顔色はあまり良くない。
昨夜、エルバの黒譜を抑え込んだ負荷が残っているのだろう。
それでも彼女は弱さを見せないよう、背筋を伸ばしていた。
リシアは少し距離を取って立つ。
近づきすぎない。
ノエルはそういう距離を好まないはずだ。
「エルバという人は、黒譜の民ですか」
リシアが尋ねると、ノエルは少しだけ目を細めた。
「黒譜の民、という言葉でひとまとめにするのは雑です」
「派閥があるんですね」
「あります」
短い答え。
ノエルは水路へ視線を落とす。
「歌を封じたい者。歌そのものを壊したい者。歌の罪を記録しようとする者。歌に傷つきながら、それでも完全には捨てられない者」
リシアは黙って聞いた。
「エルバは、破譜派に近い。歌だけではなく、声も記憶も、痛みの根をすべて壊したがる」
「ノエルは違うんですか」
「違うと言いたいところですが」
ノエルは自嘲するように笑った。
「あなたから見れば、似たようなものでしょう」
「昨日のあなたは、声を奪うことを止めました」
「私の線を越えられたからです」
「その線は、どこにあるんですか」
ノエルは答えなかった。
風が白い紙を揺らす。
水路の音が細く響いた。
しばらくして、ノエルは小さく言った。
「歌は、聞こえすぎることがあります」
リシアの胸が微かに痛む。
「励ましの歌。祈りの歌。みんなのための歌。そういうものほど、逃げ場がない。聞きたくないと言えば、優しさを拒んだ人間にされる」
ノエルの声は冷静だった。
けれど、その奥にある心歌は、冷たくなかった。
『嫌だと言えなかった』
『やめてと言えば、あの人を責めることになる』
『だから笑った』
『笑って、聞き続けた』
リシアは、その声を聞いたことを顔に出さないようにした。
ノエルの心へ勝手に踏み込んだと知られれば、また傷つける。
ノエルは続ける。
「あなたは昨日、近すぎる歌は少し遠くで灯ればいいと言いましたね」
「はい」
「そんなことが本当にできるなら」
ノエルは一度だけ言葉を止めた。
そして、すぐに目を伏せる。
「いえ。できないから、今の世界があります」
「できるようにしたいとは思っています」
「それがあなたの傲慢です」
「そうかもしれません」
「否定しないんですね」
「最近、否定できないことが増えました」
ノエルはリシアを見た。
少しだけ、意外そうだった。
リシアは続ける。
「歌いたい側の傲慢も、歌を閉じたい側の痛みも、どちらも見ないまま進むことはできません。でも、歌を全部壊すことにも頷けません」
「私は、あなたに頷いてほしいわけではありません」
「はい」
「止めたいんです」
ノエルの声が少し強くなる。
「星詠みの歌を。あなたが集めているものを。その完成を」
リシアは息を呑む。
星詠みの歌。
ノエルの口から、その名がはっきり出た。
「なぜ、そこまで」
「完成すれば、また誰かが正しい歌として使うからです」
ノエルの目がリシアを射抜く。
「あなたがどれほど慎重でも、あなたの後に続く人が慎重とは限らない。あなたが灯りとして置いた歌を、誰かが命令に変える。あなたはそれを王都で知ったはずです」
進軍詩。
凱旋讃歌。
王国の記録。
リシアは言葉を失う。
ノエルの言葉は痛いほど正しかった。
リシアの歌がどう生まれたかではない。
生まれた後、誰にどう使われるか。
そこまで考えなければ、また同じことが起こる。
「それでも」
リシアは静かに言った。
「失われた想いを返す歌が必要な人もいると思います」
「返されたいと思っていない人もいます」
「はい」
「返された痛みに耐えられない人もいます」
「はい」
「それでも探すんですね」
リシアは頷いた。
「探します。ただし、完成させるためだけには探しません。閉じるべきなら閉じる。その判断も含めて、知らなければいけないと思っています」
ノエルは黙った。
水路の音が、二人の間に流れる。
やがて、ノエルは小さく笑った。
冷たい笑みではなかった。
疲れたような笑みだった。
「あなたは、本当に厄介な人ですね」
「よく言われる気がします」
「誰に?」
リシアは肩の上のシルを見る。
シルは黒糖胡桃の紙袋を抱えたまま、ちい、と鳴いた。
ノエルは一瞬だけ目を瞬かせる。
それから、ほんの少しだけ口元を緩めた。
本当に少しだけ。
すぐ消えてしまうほどの表情だった。
「そのリスも厄介です」
「そうですね。特に食べ物が絡むと」
ちいっ。
シルが抗議する。
ノエルは紙干し場の出口へ歩き出した。
「エルバはまた動きます」
「どこへ?」
「王都に近い場所。歌の記録が集まる場所。彼は、歌を壊す材料を探している」
リシアの胸が冷える。
王都。
セレナ。
エルネア。
王宮譜庫。
いくつもの名前が頭に浮かぶ。
ノエルは背を向けたまま言った。
「あなたの師も、もう安全な場所にはいません」
「セレナさんを知っているんですか」
「記録の中で」
ノエルは振り返らない。
「王国は、都合の悪い歌をよく隠しますから」
リシアは一歩踏み出しかける。
「待って、ノエル」
ノエルは足を止める。
「あなたは、どうしてそこまで記録を」
「次に会った時、少しだけ話すかもしれません」
「今は?」
「今話せば、あなたは慰めようとするでしょう」
リシアは言葉に詰まる。
ノエルは静かに言った。
「私は、まだあなたに慰められたくありません」
その言葉に、リシアは頷くしかなかった。
「分かりました」
ノエルは少しだけ肩越しにリシアを見る。
「分かったふりでないことを祈ります」
「気をつけます」
「そこは、分かりましたと言い切るところでしょう」
「それが一番危ない気がしたので」
ノエルはほんの短く息を吐いた。
笑ったのか、呆れたのかは分からない。
そのまま彼女は紙干し場を去っていった。
リシアは追わなかった。
ノエルの背中が見えなくなってから、胸元の歌詞帳が小さく震えた。
開くと、ページの端に黒い染みのような跡が浮かんでいる。
文字ではない。
ただ、次の方角を示すように、インクが王都方面へ流れていた。
シルが紙袋を抱えたまま、リシアの頬に前足を当てる。
ちい。
「うん」
リシアは頷いた。
「次は、王都の記録かもしれない」
王都にはセレナがいる。
エルネアもいる。
レオンも、王都に残っている。
進軍詩の記録。
凱旋讃歌の書き換え。
セレナの署名。
そこにはまだ、リシアが知らない歌の使われ方が眠っている。
ルゼットの町から、午後の鐘が聞こえた。
今度は、ちゃんと音が届いた。
誰かが歌っているわけではない。
けれど、声を取り戻した町の鐘は、昨日より少し温かく聞こえた。
リシアは歌詞帳を閉じる。
聞きたくない夜にも、消したくない声がある。
その歌を胸に、彼女はまた歩き出す。
黒譜の少女は去った。
けれど、その問いは消えていない。
歌は、誰かの声を返すことができる。
同時に、誰かの痛みを呼び戻してしまう。
ならば星詠みの歌は、本当に探していいものなのか。
その答えはまだない。
けれど、答えがないからこそ、リシアは耳を塞がずに進むしかなかった。
黒譜の少女編は、今回で一区切りです。
ルゼットの町は、静音符をすべて捨てるのではなく、ひとりで抱え込まない形へ変えることを選びました。
歌う人、歌えない人、聞きたくない人。
そのどれか一つを正解にせず、それぞれの声を消さないための一歩です。
この編でリシアが形にした歌詞は
「聞きたくない夜にも、消したくない声がある。
眠りたい心を、責めないで。
泣きたい声を、閉じ込めないで。
近すぎる歌は、少し遠くで灯ればいい。
遠ざけた声も、なくさなくていい。
声は、歌うためだけにあるのではない。
助けてと書く手にも、怖いと泣く目にも、会いたいと黙る夜にも、声は残っている」
ノエルとの対立は終わっていません。
むしろ、星詠みの歌そのものへ向かう問いが強くなりました。
今回も読んでくださり、ありがとうございました。




