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夜は朝を知らない  作者: -1twelv2-


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19/30

死神ランデブー 序-19話

——— 2026年6月.空海大学

2人の一年生により設立されたサークル

その2つの文化的な存在は、

最早【ムーブメント】と言われる程

学内「異質」な存在へと変わる。

 

1つ目の存在

「生花.トータルビューティーサークル」

 

設立者.石北海斗(いしきたかいと)

 

花や、ルームコーディネート時に

絵画や写真、ヘアメイク等

総合的な美しさを求めるサークルなのだが

 

品格のある活動内容のサークルには

勇ましい男ばかりが集まるのだ.

 

その渦中にいる一人の女性

「白木百合」(しらきゆり)

 

本来であれば、彼女のような女の子

ばかりが集まるはずの活動であるが

その一人の異性が「異質」さを

際立たせる存在になる。


対して、女性ばかりが

「男性的な趣向」の

新設立のこのサークルに集まる。

 

この存在は、空海大学において

異例そのものだ、新しい文化の風

だった。そして、

それらは意図されずに注目される

事になる。

設立者.-佐伯こはる(さえきこはる)

….発案したのは、

 

【岩永ゆり】(いわながゆり)である

その経緯に至るまで、

岩永ゆり、彼女の現実は…

 大袈裟なような「ただの逃避行」であった——


話は、石北海斗の身だしなみが

まるで、輩のような風貌に変わってしまった

日へと戻る——

 ———-2026.6/5


(詐欺師め…)心の内の声。

かつてコイツを

…海斗君とか海斗って呼んでた

この過去は変えてしまいたい

「石北」と呼ぶ事に変えた。

外でも心の内も。

手のひらの上で踊らせれてる

感覚ばかりが募る。


4階食堂。

私は1番左後ろのテーブル備え付け

ドリンクサーバーの温かいお茶を飲み.

イヤホンはただ、つけるだけ。

何も聞かず耳栓の代わりにしてる。

学内の景色をただ見ていた。


食堂内、最初に「石北」

に声をかけたのは

「白木百合」だった、

 その一連の流れ

耳を塞いでいても

 —彼女の声はよく通る、

 

「えっ、?石北君…だよね

 カッコいいと思う、けど、そのぉさっ

 なんかあったの?」

 

石北は一言。

「まぁ…してみたかっただけだよ。

 就職したらできないし」

 

それから、

ぽつぽつと勇ましい男達が集まりだす。

 

….一年生の男の中でリーダー角

と言える?べき目立つ存在。

「森君」と呼ばれてる大きな

男の子が口を開いた。

「海斗君、岩永さんにいったのまじ?」

 

少し黙って石北海斗は、

「男らしくなって見返したい」

 

—-食堂に向かう前

「石北」と私はすれ違ってた。

私がすぐ後ろにいる事をわかった上で

この詐欺師は、学内の人間に

知れ渡る声で放つのだ。


輩達も今現在、私が後ろにいる事を

認知してる。

 

「海斗君、かっけぇわ 尊敬する

 根性あるよね」

そこから石北は、話を続けた。

そして、生花サークルを提案した。


そこまでは食堂にいてやった

 

ざわざわとする4階

空気、音、ひそひそ声に

ムカムカしてくる。

 

イヤホンをちょうどつけてたからそのまま、

Apple musicを開き、目についた

ジャケットを脊髄で押して再生した。

音楽を聴きながら その場を離れた。

…..よりによって

 

その音源は【地下アイドルの萌えソング】

♫ご主人様〜〜♫と

萌え声が轟く耳。

 

ムカムカが助長されたから

有線のイヤホンをぶち抜いて校外に出た。


 —外で飯を食ってやる—

  向かう先は「くら寿司」だった。

ムカついたから、タクシー。

 

ムカつく事に昨日、詐欺師とデートしたから

 

お金が多めに財布の中に入ってた。

昨日あんなに遊んだのに

それでも、

財布の中に8000円くらい

あった。


お店に着いた。自動ドアから

寿司屋の受付タッチパネル

そこからテーブル席指定。

 

平日は空いてる、


私がソッコー席に着いてタッチパネルで、

「唐揚げ」を運ばせた。寿司屋なのに。


それから、「サーモン」を五皿

「うどん」を一杯を続け様に頼む。


そのまま、ムカムカしたのを

抑える為か。メルカリを見ていた

-福屋-@hikiyoseneet

で知れた、メルカリの

ブランド、?

「病服Record ZEN」

 

¥25,000統一の販売。

今まで自分自身で買った服の値段は

1着¥5000が1番高い、だが


怒りが募る自分。

今購入しても、

大学一年の身分にしては、

蓄えは充分過ぎるほどあった。

 

【どうにでもなってしまいたい気持ちの中】

唐揚げが届く、

 サーモンが届く、

    サーモンの寿司達が集まる


スマホを置いて食べていたがどうしても

 

【黒い生地でダブダブでボロボロの

ジーンズに漂白剤がぶちまけられて

朱色にまだらに色落ちて

つぎはぎとほつれだらけのズボン】


買ってしまいたかった

脱皮願望だ。

私の中の感受性はどうにかなりそうだった。

 

五皿のサーモンを食べ終え

五皿目をくら寿司の投入口に入れると

くじ引きの映像がモニターから始まる

興味がないから一切見てない。


そして私は、

-メルカリでイカれたズボンを買ってしまった-

だが、ふと。

「あっ…!」

と大きい声が出た。

 

くじ引きのモニターを見ると

当たり前に「はずれ」


「服を買ったのは、いい が」

 

その¥25,000は

【詐欺師の神に還元されてしまうのだ】

 

購入を決めてから、気づいてしまった。

….

うどんが届く。

 

「もう知らん」

って気持ちが強くなり

麺をすすりお汁を飲むと

眠くなってしまい体力は限界になっていた


くら寿司の中で食べかけのうどんは

テーブルに置かれたまま私は

….寝てしまっていた。


身体を揺さぶられたのかな、

 はっ!目を覚ますと

 

エプロンを着たおばちゃんに

心配そうに私を見てた

 

「だぁいじょうぶかぁい?

 お金とられるよぉ」

「あっ…!ごめんなさい、!」

「あらぁ、可愛い子。気をつけてね」


優しいタイプのおばちゃんでよかった。


のびたうどんを食べて

お会計後

 財布の中はもう2000円くらいになっていた。


もうムカついた。どうにでもなれ、

と思って1番近い

セブンイレブンに行って

手数料のかかるATMで10万円をおろした

その後、

イカれた服の決済を済ませた。

 

今日1番ムカついた事。

 

輩のような、石北に一瞬目を奪われ

 

 【カッコいいと思ってしまった事だ】

 

…ムカつく。

私は

「何?このお布施」と

呟いてやった。

 

やっつけでうまい棒も一本買って

すぐに食べて、すぐ備え付けの

ゴミ箱に捨てた。

 

    外に出る

セブンイレブンの駐車場。


その時だった。

 

——羽羽黒

 空から黒い羽..

  私の前に落ちたのだ。

       そして青い砂

             蒼—-

少し私は

 腹を括った。


【えーワタシの事どんだけすきなの〜?】

….

概念は分かったこれは気まぐれだ。

絡んでやるか、ヨルとやらに。


ブォオン…バザッ…

 スゥ…トン…

  私を見つめる、ヨルはきた。

 

「大丈夫か?」 彼の一言目。

   「えぇ、大丈夫だ問題ない」

…..私はこの設定を受け入れるくらい

むしゃくしゃしてた。

 喋ってみよう…

「ねぇヨル?」

  優しい顔のヨル

  「…なんだっ?」

「貴方は何をしてる時に

      生を感じるの?」

 

…..少し黙った後、ヨルは小さく口を開く

 

「全と同じで、人間としての形の時だろうな」

 

「ふーん…」

  私は天使のフリをする、声を作る。

 

ヨルは夕方に差し掛かる前の

水色の空を見つめていた。

物憂げな顔のヨル…空に向かってヨルは呟く

「1番生(せい)を感じるのは…」

……彼は考えた。

 

  「排泄かもしれない」


…….低く歪んだ男性的な声だ。

私の中に戦慄が走る。

 

 【コイツは本気(マジ)だ。】

 

だが、私は人間としての気持ちを

押し殺して

 —女優になると決めた——

 

「ちょっとやだぁ、そういうの

 俗な言葉でセクハラっていうんだよ?」

 …..

 …….ヨルは黙るそして、

 また小さく口を開く。

 

「セクハラ…知らない言葉だな

 貴女は物知りだな」

また違う何かを見つめるヨル。

 

ヨルは駐車場内の

レジ横販売で買ったであろう

ジャンボフランクを

食べるギャルを凝視していた。

 

物憂げな顔のヨル

また口を開く、

「教えてくれ」

「ん?」私は天使のような声を意識する。

ヨルは自然体の声帯で放つ。

 

【あの、肉棒はなんなのだ?】

—-イケボすぎる低い声とエモい顔面を

本当にやめて欲しかった—

 

「えっとぉ…ほんとぉに、、ごめんちょっとまって無理…なぁっんっっだけど」

素の声にすぐに戻った。

 

また小さく、ヨルは

「…口から汁もこぼれているな」

と口に出す。

天然でとても卑猥なイケメンだ。

 

そして、

また物憂げな顔で彼は喋り出す、

 

「私は本当に無知なんだ

 (ぜん)というずっと

 そばにいてくれる、

 父のような存在も私には

 いるのだが」

….

とても寂しそうだった。

 

「彼は私の事が嫌いだと思う」

….私は黙った。ヨルは続ける、

 

「私は助けたい人をいつも

 不幸にしてしまうのだ。

 いつも人の悩みに私は頷く。

 応えたい気持ちがずっと私にはある

 私は別に力はない。なのに

 人は私を何か特別な、何か。

 だと思うようだ

 だが当の

 私はただ頷く事しかできない

 それなのに頷くだけで私は

 神のような何かだと勘違いをしてしまう

 そこから、また人は過ちばかりを

 犯してしまう」

 

私は何て返せばいいか

分からない。

そして、また間を空けるヨル

また物憂げな声と顔で放つ。

 

「だから私は人として排泄をする事が好きだ」


…..

…….

……….

……………コイツやばい。

そしてまた、

————

ヨルは翼を広げた

           —————

  羽羽

  -蒼砂-

「この姿は何も感じない。だが

空を飛ぶ事と楽しそうな人を見る事

それはずっと私の癒しだ。」

 

           ブオオオオン……ブォンバサァッ

 

ヨルはゆっくり天へと上昇する。

コンビニの前で上へ上へと登って行く

..

……

…….

怖いものみたさで私は告げた

別に振り絞る程の勇気

でもなかった。

 

「ねぇヨルー!!明日の朝!

   10:30 家の前に来てくれるー!!」

 

バァサッ..ザッザッ..上空

      ヨルは首を傾げた。

 

【私は天使を演じた】

 

——

 

  「私もむしゃくしゃしてるの!!!

       明日デートしましょーーー!」

                  

迂闊な事はするべきではないと

思う羽目になる死神とのランデブー

その約束。

 

ヨルは私しか見る事ができない。

田舎のコンビニの駐車場

私は田舎のおばちゃんにじろじろと

見られていた。

 


 


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