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夜は朝を知らない  作者: -1twelv2-


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14/30

不思議な律儀-14話


お金の話。

震えるうさぎ。

….届くちゅるちゅる。

 

蕎麦屋はいい意味で

マイペース 凝って作ってるのが

分かるから作るのに時間がかかってて

それすらも凌駕する

「時間がかかっても気にならない

 居心地の良さがあった」


閑静なそばで

こはるは そばにも私にも

「すごい…」しか言えなくなってて


蕎麦を啜っては「すごい」

味としての意味でも

私としての意味でも


「うめぇ」「うめぇ」

言って食べる兄に

放った「お前はヤギ」

かという母。

見るからに「うさぎ」にしか

見えないこはるに

ウルフカットの私は

なんで言えばいいか

分からず 「蕎麦を啜って」

お会計。 料金は税込。

二人で¥4000 円

私が5千円札を出して

こはるから2000円

をもらって 店を出た。

緑の着物の女将は

「またいらっしゃいね」

と手を振った。


「ありがとうございました」

と各々言葉にした後、店を出た。

福屋は17時から今は14時半

スーパーに停めた駐車場

お店は近くにある。


私はサブスクである事と

時間を指定している事を

行きの車で伝えた


こはるは

口での説明は

「え?!どういう事」

とばかり本当困惑してて

直接DMのやり取りを見て

納得。 誰から教えてもらったの?

と伝えると 私は「石北海斗」の

名前を初めて出す。


こはるは一言…

「服の趣味はいいけど

 こはるって男の趣味はなんか、

 変?だよね」

…. これには口が回る賢い

私も黙るしか無かった。


駐車場の中不安になる

こはる。本当にお店に行くのが

怖くなってる うさぎ。


スーパーでジュースを買って

一括で払った事を蒸し返す

こはる それから続くこはる

との会話

「…あのさ?ゆり6000円

 払ったなら一ヶ月計算なら

 12着買わないと元取れないよ?」

と言い出すこはる

「あなた既にファッション

 完成させられてるのに

 なんでわざわざ

 元がゴミに課金するかな…」

私は

「だって〜こんなの

 私どこで見つけていいか

 わかんないもーん

 12着どころか

 50着は買うつもりー

 6000円で!」

こはるは

「まぁサスティナブル?

 だし。いいけど

 53万働かずに

 貯めた女の子の考え方は

 本当宇宙だ。インスタのアイコン

 ピッタリ」

サンクラとエンジンを

かけっぱなしの車内

16:45分

「じゃあ行こうかねー」

はーいと「こはる」


またも福沢の暖簾の

福屋の福沢全一さん


全さんは店内のブラウン管の

テレビでファミコンの

テトリスをしてた。


たったまま カウンターもあって

棚の上に花瓶にお花

それより一回り小さい瓶にうまい棒

その隣に駄菓子を入れた茶色い箱に

駄菓子ばかりが雑に入れられていた。


私はいせいよく

「こんちゃー全さん」

というと

「即決ガーール

 長い縦棒と貴女を

 待ってました。

 両手に花の

 変なおじさん苦戦中」


テトリスはもうゲームオーバー

直前。よく分からない形の

緑のブロックがきてゲームオーバー

になってすぐ 全さんは

コンセントをぶち抜いて

ゲームをやめた。


畳の上のブラウン管

昨日と服は変わってなかった。


「ここ、、こんにちわ

 あっこんばんわ

 、あっ初めまして」


「よくついてきたね

 福沢全一と申します

 顧客様からはゼンさんとよ

 ばれてます。お二人さん

 ここは服屋 私は見なくて

 いいから服をごらんください」


…全さんも

服は変わってなかった。

いや、よく見ると変わってる、?

今日も紫の蕎麦のTシャツだけど

…今日はカーキのカーゴパンツ

昨日何着てたっけ?

上着は赤と黒の

暑そうなカーディガンだった。


「二人とも暑くないの!

 春だけどもう暑いでしょ!」

フツーの生地のパーカーの私と

ふわふわのパーカーのこはる


「全さんのが暑そう!」

全さんは口を開いて見せた。

「お嬢ちゃんが欲しいの

 あの豹柄のワッペンの

 ジージャンでしょ」


「え!昨日話しましたっけ?」

「俺の話聞かないでずっと

 ジージャンみてたもん!」

「えーーーラムネおじさん

 怖いーー」

「暑いし着替えたら?

 蕎麦のTシャツ

 たんすにめっちゃあるよ ?」

「いやいらないです」

 

「あっそう、Tシャツも

 持ってたらー」

 

「そうね、あっこれとこれ

 寝巻きにする黒と緑のTシャツ2枚

 GジャンとパーカーとTシャツ2枚が

 月単位500円か 6000円だとしても

 もう元取れたな、もう来なくていいや」


「うわぁ…こんな失礼な顧客様初めて

 泣いちゃいそう、毎度あり

 畳んどくよ」

「うれしいたけ、今度

 うまい棒買ってやるよ」

「…ぼんぼんめ!いらん!

 あそこにある!

 持ってけパンクガール」

10分もしないうちに

私は3着物にした。

こはるは圧倒されて

ただ見てた。


全さんは

「お友達のうさぎが置いてけ

 ぼりにってるよ

 うさぎちゃん名前なんていうの」


「あっ…こはるです

 佐伯こはる。

 あのpaypayまだダウンロード

 した事なくて、また来ますので

 あのー。すみません!

 Instagram教えてくれませんか!」

「是非とも。」

全さんのスマホは

 

赤い手帳型のスマホだった。

これが私達のお店の

Instagram

hikiyoseneet

とうってみて

お友達のゆりちゃんも

フォローしてるから

出てくるよ


「あっあったフォローしました」

「はやっ!はい承認。

 いやさ、ゆりちゃんすごいね

 ゆりちゃんがフォローしてるから

 承認はこれで13人だけど

 フォローが6人来たよ

 ゆりちゃんの時は

 フォロー フォロワー

 12 12

 今は

 13 19

 バランス悪くなったなぁ」


「てか、現金で500円じゃダメなの?

全さん?」


「どっちでもいいよー

 レジ買うの面倒だからそうしてる

 だけだし、古物商はとってるし

 知り合いしか呼ぶつもりないんだよね

 ここが家だし家のついでに

 サブスクにしてる

 ゴミ回収業者だようちは」

と全さん

スマホを見せる全さん


「こはるちゃん。服はね上に

 大量にあるんだけど

 洗濯しないと臭うんだよ


 こはるちゃんが好きそうなのは

 このりすのTシャツと

 水色のロンT 後ほとんど

 ジャージ素材ばっかりだなぁ

 ゆりちゃんと違って

 こはるちゃんは品がいいから

 ちゃんとしたお店で買った方が

 似合うと思うなぁ」


ただ、頷くこはる

「あっ分かりました。またすぐ来ます!」

全さんは

「了解!またおいでよ!

 ままっ何事も

 社会勉強。いい物には

 お金をかけなさいお二人」

 

服三着を綺麗に畳む全さん

「はいゆりちゃん。センス

 いいね」


この時は、礼節をわきまえる

「ありがとうございます

 大切に着ます」


こはるとゆりは

黙って見つめあって

私の方から

「いこっか」


全さんは

「また来てねー!」

「ありがとうございました」

 

お辞儀を綺麗にに揃える二人

こはるは

「こんな世界線あるのか」

私は

「ね、帰りカラオケで

 ご飯食べない?」

「賛成」


車で15分の

持ち込み可能の

カラオケでご飯を食べる

本人歌唱映像をみたり

ソフドリでジュースを飲んだり

スーパーで買ったポテチと

カラオケの焼き鳥とピザ

たまーに歌うこはると私

採点はつけない


私は海斗

海斗君との明日の約束


19時に

私達の最寄りの駅で

19時半〜繁華街でご飯。


…約束の時間が

色っぽくなってきた

大人になったと思う私

時間の指定は

私からだった。


 


 

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