新造機体
導かれるままに歩いていくと、
広い部屋に出た。
そこは薄暗く、計器などは置いておらず、
ただただ複数の黒い人影が鎮座していた
重武装、全身が鎧のような格好をしており、黙って鎮座していた。
機動兵隊の少女がテキパキと作業をする
「あの、、これは、、」
機動兵隊の少女は胸を張っていう
〈最新機体です、その名は、
【強襲型機動兵隊】〉
強襲型機動兵隊が、静かな、それでいて力強い駆動音を唸らせ、立ち上がる。
「わぁ、、、」
立ち上がった強襲型機動兵隊は、全長2.3mはあった。
漆黒の兵装の隙間からは蒼い光が溢れ出し、
男の子心がくすぐられるデザインだが、
いかんせん、この場には女性2名と機械(女性体)しか居ないため、
彼女らにはこのデザインの良さが分かっていない。
「たしかに、かっこいいけど、、このトゲトゲいる、、?」
とアイリスが聞く
〈否、構造上不要。しかし設計機がこのデザインを強く押し、
黒様もノリノリでデザインを設計しておりました。〉
と冷たく言い放つ機動兵隊の少女
「レイはそういうとこある。」
そこへレイが帰ってきた。
「ナイスタイミング。」
リズがそういうと、レイは片手だけ上げ、
「ただいま。で、おぉ、、」
荷物を影の中に入れ、レイが強襲型機動兵隊を凝視する。
「やはり俺のセンスは間違ってなかった、、素晴らしい、、
この鋭いトゲ、、そして変形する腕!
か〜、、、ロマンって、最高、、!」
半眼で見つめるリズ達。
「さて、、」
急に仕事モードに入るレイ、
いつになく真剣なレイの横顔を見つめるアイリス。
「これの性能は従来の何倍だ。」
機動兵隊の少女は誇らしげに、
〈およそ、7.46倍。〉
端数切り捨てでも7倍、凄まじい性能アップだ。
〈強襲型機動兵隊の
試作型、強襲型突撃機の最高瞬間速度、、
〝およそマッハ112〟〉
ニヤッと笑う
「素晴らしい。予定のマッハ100を超えられたな。」
〈ありがとうございます。〉
「、、、凄いね、レイの会社って。」
レイは誇らしげに
「だろ?」
と笑った。
〈あ、、ですが。〉
少し間を置き、
〈少々燃費が悪化しました。〉
「ほう?どのくらい。大丈夫だ、10倍の量でも使い道は」
〈30倍です。〉
「却下。」
そんなんだったら普通の機動兵隊30体使うわ。




