研究成果
〜〜〜
「結局俺の分は無くなったな。」
そうつぶやきながらフレンチトーストを食べているレイ。
パンケーキの粉が切れてしまったのだ。
「美味しかった。」
反省の色なしのリズ
「私も、お腹いっぱい、、」
アイリスはおかわり1回が限界だった。
味わっているのかわからない速度で食べ終わったレイは立ち上がると、
「さて、、買い出し行ってくる。」
「なんで?やっぱりパンケーキ食べたかったの?」
レイは首を横に振ると
「明日だろ、誕生日会。スイーツの材料とか買いに行こうと思ってな、」
アイリスは目を丸くすると
「、、覚えてくれてたの?」
「当然。大切な〝奥さん〟と仲間の誕生日を忘れるわけ無いだろ?」
「レイ、、//」
耳まで赤くなるアイリス、
半眼で眺めるリズ、
「そんな訳で日本に飛んでくる。じゃ、」
シュン!
「、、、行っちゃった。」
アイリスがそうぼやくと
「ね。」
と相槌を打つリズ
紫色のその髪先を指先でくるくるいじっている。
そこに。
〈【報告】、、?黒の存在が確認されない。〉
金属の髪、ガラス製の青い眼球、無機質な声。
機動兵隊だ。
「えくすまきな?さん、、だっけ。どうしたの?
黒、、レイは今買い出しに、、」
ジッと眺めてくる銀髪の少女、機械と言われなければ、人間と見分けがつかない。
〈当機は、NU1-TR108機体、転移機です。
〝開発指示〟の入っていた機体の試験機がついに作成完了したため報告にきました。〉
無表情に告げるその少女に、
「ごめんね、今レイが居ないから、もう少し待ってて、、」
〈データ照合、個体名アイリス、黒の配偶者。黒が帰還した際真っ先に会いに来る人物と推定、同時、同権限者、紫も確認しました。
二名を開発所に案内、先行視察。〉
「え、ちょ!?」
「なんで僕まで、、」
〈〘長距離転移装置〙起動。〉
小型ドローンに包囲され、転移。
気がついたら、無機質で薄暗い、白い部屋だった。
「、、、どこ、?」
「、、、僕も、初めて来た。」
リズが辺りを見回す
「研究所っぽいけど。」
〈こちらです。〉
先程のエクスマキナに案内されるまま、
二人は奥へと歩を進めた。




