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特殊作戦兵器

しばらくすると、アイカメラが部屋を映し出す

「ただいま〜」

どうやら転移で戻ってきたらしいレイが作戦本部に入ってくる。

「うげ、モニター見ちまった、頭痛い。」

合せ鏡の原理で同じ景色が無限に続く様がモニターに映る。

「モニターを切ってくれ。」

とアルトが言うと、社員たちがモニターの電源を落とした。

プッとモニターが消え、

調子が戻ったレイは、

ふと頭を抱え満身創痍のアイリスを見つけた。

「、、何があったん?」

「ユーハ・アフクラスタのバーストフラッシュをモニター越しに直視した上、

鼓膜保護用イヤーマフを渡し忘れた結果がこのザマ。」

「渡してやれよ、、可哀想だろ、、」

そういいアイリスを抱きかかえるレイ、

だがアルトは見逃さなかった、

レイに抱き上げられた時の嬉しそうなアイリスの横顔を

(謀ったねぇ〜、食えない子だこと。)

確かに先程の光景は並の人間には耐えられないだろう。

ああ、耐えられないだろう。〝人間ならば〟

だがアイリスは人間ではなく吸血鬼ヴァンパイア、しかも上位種の吸血鬼王ヴァンパイアロードだ。

吸血鬼ならば、多少目がチカチカしたり頭痛があるかもしれないが倒れるほどではない。

だがレイに甘えるべく咄嗟に具合が悪いふりをしたのだろう。

現にレイはアイリスをお姫様抱っこで部屋まで運んでいる最中だ。

さぞ幸せであろう、そりゃあ夫婦だもの。

かくして、バカップルもといレイは、アイリスが満足するまでの小一時間、

レイはアイリスの側でしばらく付き添い続けた。

〜〜〜

「で、アレは何、、?」

「アレってなんだアレって。」

アイリスは手を大げさに広げる

「あれよアレ!あのピカーって光ったやつ!」

「あ〜、アレね、ユーハ・アフクラスタか!」

アイリスは少し考えると

「そうそう、多分それ。アレは何なの?、、あ、でも秘密なら大丈夫だから!」

と、手をパタパタと動かした

レイは「詳しくは言えないけど、ちょっとだけね。」

といい、人差し指をピンと立て、内緒にね。

というジェスチャーをした。

「あれは

〝超高高度強襲型核崩壊収束式超高圧電磁衛星砲-α型〟

Ultra-High Altitude Assault-Type

Nuclear collapse Convergent Ultra-High Pressure Rail-gun Satellite Cannon Type-α

通称UHAAFCURSCT-αをローマ字読みっぽくした〘ユーハ・アフクラスタ〙という

超兵器だ。」

「なんて?」

「だからぁ、、〝超高高度強襲型核崩壊s」

「分かったからもういいよ!!?」

魔法の詠唱なのか疑いたくなるような長ったらしい名前に驚愕する。

十重二十重とえはたえの隠蔽魔法及び防御魔法を重ね、

最先端技術による知覚フィルターによる認識阻害機能で完全に隠匿されている兵器だ。

場所は、、俺も分からん。一発一発ごとに何処かに転移してるからなぁ。」

本人たちでさえ場所を分かっていないのは不味いのでは、、?

「超大型惑星の重力崩壊により発生するガンマ線バースト、、って言ってもわからないか、

夜、空に星が浮かんでるだろ?」

「うん。」

「その中でも大きい星が、壊れて重力が崩壊するんだよ。」

「うん、、?」

わかりやすい言葉を選び説明するレイ

「その時に粒子同士が激しく融合してガンマ線っていう光の一種が、

こう、、ズドーンって吹き出すんだよ。」

「なるほど、、?」

「簡単に言うと星が爆発して世界が蒸発する光を放出するっていう現象」

「へぇ、、怖いね、、」

「で、そのユーハ・アフクラスタはソレを人工的に再現して撃ち出す兵器」

「なんてもの作ってるのよレイの会社!?」

「考案者は俺だけど」

「あ、、レイなんだ、、」

半分あきらめたようにアイリスは呟いた。

「仕方ないだろ、、こうでもしなくちゃ奴らは死なないんだよ。

実際、塵一つ残さず消し飛ばしただろ?」

「そうね(星も)塵一つ残ってないわね。」

と、なにか言い含めて言うアイリス。

しかし、レイはため息を付く

「コレで撃破出来てるなら、、苦労はしないんだがなぁ、、」

「それすごく不穏なんだけど、、」

〜〜〜

暗く、狭い部屋のカプセルが一つ開いた。

そのカプセルから、明月がぬるりと出てくる。

「また〝ストック〟が消されました、、あまり多く作れないんですよコレ、

全く、彼らは本当に、、」

ギリッ、、

拳を悔しそうに強く握る明月、

「本当に不快だ、、」

作品の手直しをしていたら一話忘れていました。申し訳ございません

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