弔い合戦
「、、、」
「、、、」
ジリ、、ジリ、、
緊迫した空気が、張り詰めていた。
「、、、」
「、、、」
緊張を断ち切ったのは、
レイだった
「〘ヘキサエクスプロージョン〙」
核撃魔術を6連発食らわせるレイ。
「いたた、、急にひどいなぁ、、」
当然のように無傷の明月
だが、爆煙が晴れる前に、レイはすでに距離を詰めていた。
そのまま明月の顔を掴み、
「〘元素破壊〙」
ジュッ
と、何かが揮発するような音と同時に、明月の顔が蒸発したように消滅する。
が、明月はそのままレイの腕を掴んだ
「〘救済〙」
ブチブチブチ!
瞬間、レイの全身に裂傷が出来る、が、
同時に明月にも同様の裂傷が出来た。
「、、、やっぱ強くないけど面倒くさいよね、黒の原色って。」
グチュッとひき肉が潰れるような音と同時、
明月とレイの裂傷が回復する
「どうも。」
ソレをモニター越しに見るアイリス達
「アレって、、」
アルトが言う
「レイのパッシブスキル、〘天秤〙だ。
受けたダメージを無条件で相手にも与えるスキルだ。シンプルながら、、
割と凶悪なスキルだよ。だからアイツは物理攻撃無効なのに、
傷だらけになるんだ。あえて受け、相手にダメージを与え、
自分はダメージ無効で平然と再生する。最も、、凶悪すぎて普段は切ってるらしいけど。」
感心する暇もなく、次から次へと戦局は移ろう
「〘炎の舞踏〙」
戦場を火炎の嵐が舞い踊る。
「奇術〘鏡迷宮〙」
炎で視界を遮り、全方位に散らばる不規則な鏡で方向感覚を奪う
「小手先の技ばかり、、コレだから黒の原色は嫌いだ。」
と、明月が吐き捨てた
「キメラドラゴンよ、奴を殺せ。」
使役された、ツギハギの龍が複数出現する。
「命を弄ぶような魔物を作りおって、、これだからお前は嫌いだ。」
龍が咆哮を上げる。
耳をつんざく、悲鳴のようだった。
鏡の奥で、レイがその銃を構えた。
「お前に問う。オールドハンターよ。貴様は何を貫ける。」
〈すべてを貫ける。歪んだ命を、万象を穿てる。〉
「貴様に問う、目の前の敵を穿てるか。」
〈当然でございます。主よ。〉
「では貫いてみせよ。」
〈承知しました我が王よ。〉
ガシャン!
オールドハンターの外装が展開される。
深い、青い光が溢れる。
魔法陣が魔力を帯びて、銃本体に沿って、積層されていく
そしてゆっくりと、刻むように回転を始める。
回転速度を上げ始める魔法陣。
〈対象を確認、龍5体、人型実態一体。弾道構築。完了。〉
キイィン、、
「〘星壊咆哮〙!」
「もう間に合わねえよ。」
魔弾 射出
蒼い光が、駆け巡った、
目で追うことも叶わない。
神速の弾丸が、龍と明月を貫いた。
「な、、、」
〈攻撃完了。〉
銃の姿が戻る。
龍たちは動きを止め、地に堕ちる
レイは龍達に触れると
「おやすみ。〘サンクティファイ〙」
レイ達がピクッと動くと、
緩やかに目を閉じた。
「馬鹿な、、どうやって、、ゴフッ、、」
胸に風穴が空いた明月が唸る。
「さて、、決着と行こうか。」
レイが再度、明月を睨んだ。




