↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
97/145

幻魔天帝の怪雷〈ヴァルドラミスワンピ〉

「あいつ、仕掛けてくる気みたい!」



 よぎる嫌な予感を私が口にすると、インディが肯定するようにニヤリと笑みを浮かべる。



「さぁ、ここからがショータイムだ!」



 強引に入手させたカードを挟んで天に掲げると、もはや天候が協力しているかと思うほど、ジャストなタイミングでステージに白い雷光が瞬く。



「双極同期――回路、解錠!」



 インディが胸元に拳を当てると、そこを中心に電磁波の球体が展開された。



「私はマルティストップスとマルティススカートの磁極を接続し、ノード回路に設置! ポラリティ・アライン!」



 すると、素材に指定された2着の衣装が、バチバチと紫電を帯びながら紫色のシルエットになって光りを帯び始めた。



「静電の闇に紛れ、幻雷の如く駆ける電磁の影! 幻魔天帝の怪雷、ここに見参!」



 言い慣れた口上と切れの良いポージングで見得を切ったあと、見覚えのある決めポーズで締めた途端、シルエットになっていた紺色のトップスとボトムスから、一着の紫色のワンピースに代わっていた。



「現れろ、〈ヴァジュラレガリア ヴァルドラミスワンピ〉!」



 紫電を払って現れたのは、ポスターやキービジュで見たインディ・オーラの衣装。


 ということは、これでやっと超電磁怪盗インディ・オーラの正装とも言えるコスチュームが揃ったようだ。


 変身完了と同時に、また大雨に混ざって雷が鳴る。


 とてもヒーローが決める雰囲気じゃないのに、生で変身しきった瞬間を目の当たりにした観客達は、悪天候なんか気にしないと言わんばかりに歓声と拍手を上げる。


 やっぱり、テレビを追われても、相手は人気シリーズの超電磁怪盗。


 いつまでも子供や特撮ファンの憧れなのだろう。


 インディの背に羽織られたマントが、強風に煽られ不安定になびいている。


 それどころか、ショースケジュールを掲載した大型のボードが、重しとしてブロックをのせているが、何やら不安げに震えている。


 やっと出番が出たことに歓喜しているのか、登場演出が終わった後でも、ワンピースからバチバチと電気の塊がたゆたっている。



「〈ヴァルドラミスワンピ〉は、自分がSとNの極を持つコスチュームをコストにすることで、手札から追加コーデすることができる。それと、この衣装を着たとき、極を選択する。私は〈ヴァルドラミスワンピ〉の極をNに指定!」



 効果に従って極を選択した途端、それまでフリルの色が変化するだけだったが、ワンピの場合は周り纏う薄い電磁の幕を赤色に染めさせた。



「さてと! 私のほうはこれで十分かな? ――最後にカードを一枚準備して、スタンバイ!」



 しあげとして手札から抜き取った一枚をスキャナーにおいて、四枚目のカードを伏せた。


 これでインディ側のアクシデントカードゾーンは、全て埋まった。


 それも、まだ三枚も裏側のままで、正体が明かされていないアクシデント。


 盤石な体勢と言うには十分な布陣。


 身体と盤上、双方の布陣を余すこと無く完成させた余裕が導くスタンバイの決断。


 自信に満ちたインディの終了宣言は、観客の期待をさらに高めて感嘆の声を上げさせた。



 天水晴那 AP0 VS インディ・オーラ AP1800


ここまで読んでいただき、誠にありがとうございます。


「面白かった!」

「続きが気になる!」

「いいから早く決闘しろよ」


と思った方は、下にあります☆☆☆☆☆から、作品の応援をよろしくお願いいたします。

また、誤字脱字、設定の矛盾点の報告など何でもかまいませんので、

思ったことがあれば遠慮無く言っていただけると幸いです。


あとブックマークもいただけるとうれしいです。


細々と続きを重ねて行きますので、今後ともよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。