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転生最強魔王の引退物語 ~最愛の部下と田舎でのんびり暮らしたい~  作者: 茶巾丸
第7章 パルテセス建国編

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75. 商売向上と防衛強化を始めよう

ガヴェリアとの交渉も終わり、ルコットが正式にパルテセスの国民となった。

鉱山開発も始まり、ドワーフ国から大量の人員が送られて来ることになり、新住居の建設に彼女達が大忙しだ。


しばらく忙しいだろうから鉱山の件は彼女に任せてこちらは別の事に取り掛かろう。

次に考えていることはこの国だけの特産品をいくつか増やすことだ。


ここ最近で家事や料理が得意な女性たちが移住してきたので、ガヴェリアから共に移り住むことになった鍛冶師のドンドにあるものを依頼しておいた。

今日は完成しているかの確認に向かう。


「ドンド、頼んでたものは出来てるかい?」


「おう、パルテ様か。一応形にはなったぞ、この包丁とかいう面倒なナイフを作るのは初めてだわい、普通の剣より大変だぞ」


そう、海外でも好評な日本製包丁をドンドに再現して作ってもらっていたのだ。

この世界の調理用ナイフは固めた鉄を単に研いだもので切れ味が悪く使い勝手もよくなかった。

鋼鉄を使用して作って貰った包丁はよく出来ていた。

試しに野菜を切ってみたが硬さも切れ味も本家に近いくらいの完成度で、これなら料理も捗るだろう。


「ありがとう、このまま量産を頼むよ、あと他にも頼んでる鋼材鍋や皮むきピーラーの制作も引き続き頼むね」


「ああ、それも近いうちに完成する、しかしこんなもんが売れるのかね?」


「色んなところに売り込みに行くよ、恐らく調理の革命が起きる」


そうだ、この世界の調理器具は鍋とナイフとお玉くらいで全然少ない。

貴族の食事ではナイフとフォークと皿を使った豪勢な物だったが日本の料理には足元に及ばない質素な味だった。

日本で使っていた便利な道具をこの村で再現して他国に売り込む。

金額は小さいがチリも積もればなんとやらだ。


そして次に調味料だ。

食を豊かにするには素材を生かして味を更に向上させるものが必要だろう。

皆が普段食べられる物を料理の質と味を上げることで生活が向上していく。

現在農業部門を統括してるエルフ三人組に話を聞きに行こう。


「ルナリー、農産物の生産状況はどんな感じだ?」


「全家庭に数ヶ月賄えるくらいの量は収穫できてます、畑もパルテ様が耕してくれた土地があるからまだまだ増やせますね」


「そうか、実はまだ増やしたい作物があるんだけど対応できそうか?」


「人手が増えたので多少は可能ですが、保管する場所が不足しています」


「今の倉庫だけでは足りないと?」


「現状でも倉庫はパンパンな状態です、そろそろ増設を頼もうかと思ってたんですがルコットさんが忙しそうで」


「そうか…確かにルコットは今忙しいからなあ、後でこちらから相談しておくよ、他に問題はないか?」


「そうですね、ではそろそろ私とも子作りを…」


「だからそれは……今は無理だ」


「えっ!?ど、どうしたんですがパルテ様!?」


いつもと違う俺の対応にルナリーが敏感に反応した。

ルコットの言葉を聞いて他の女性に素直に言葉を返しにくい。

まだ自分の中でも答えを出せていないから曖昧な返答で答えるしかない。


「と、とりあえずだな。そういう事は本気で好きになった人に伝えるべきだ」


「え、私はパルテ様大好きですよ」


「わかった、気持ちだけは聞いておくので、農作物の件はよろしく頼むな」


「はい…?わかりました」


これ以上混乱させないでくれ。

とりあえず今は答えが出ない、だから一旦ここで話を打ち切ろう。

農作物の件は引き続き、ルナリー達に任せておいて次だ。


最後に国を大きくするために、まず平和で安定した地域の構築だ。

魔王軍が侵攻してくる闇の道は破壊したので当面の脅威は回避した、この周辺に同じ物を再構築するにしても相当な時間がかかるだろう。


防衛体制の増強はもちろんだが、現在ルコットが大忙しで彼女を防衛隊長のままにしておくのは色々と問題が残る。

今後の態勢見直しとして隊長の任をセレネに移譲するため彼女に会いに向かう。


「セレネちょっといいか?」


「なんだいパルテ様、少し立て込んでいるんだけど」


「実はパルテセスの防衛隊長の任務をセレネに移譲しようかと思っているんだ」


「え、ルコットさんが隊長ではないのですか?」


「ルコットは本業である建設作業が忙しいので、次に戦闘経験が豊富なセレネが適任だと考えたんだ、引き受けて貰えるか?」


「そういう事ならわかった、引き受けるのは特に問題ないよ」


「ついでにバックアップ役としてマルガリータとヒルデを鍛えてやって欲しい」


「彼女達を?でも私はタンク謙アタッカーだから魔法に関しては、それ程教えられる事はないぞ?」


「魔法の知識に関して彼女達はよく知っているのは把握済みだ、俺は二人を現状鍛えられるだけの技量がない、だから別のアプローチで鍛えてみて欲しい」


「つまり、魔法以外の部分で鍛えろって事か…わかったやってみるよ」


「すまない…頼む。彼女達も貴重な戦力だ、これから国が発展していくとなると防衛力の強化も重要な過大なんだ」


「承知した、別のアプローチで強くなれる方法を考えるよ」


現時点では俺と仲間たちがいる限り現時点では対処可能だ。

だけど今後国として発展を遂げるとき、魔王軍との戦い以外にも考えなければならないことがある、


それは他国からの侵攻だ。

現状はガンギルダとガヴェリアの後ろ盾があるので、直ぐには動いてくることはない、

だが、ガンギルダは魔王軍との戦闘で国力が低下しているのは、周辺国に知れ渡っている。

野心を持つ国が戦争をしかけてくるとも限らない。


俺には魔王の力があるから異世界主人公とかみたいに攻めてくる兵士たちを皆殺しにするだけの力はある。

だけど、人に害悪のみを与える魔王軍の兵士以外を殺したくない。


そもそも魔族とはなんだ、どうやって生み出されるのか。

ライラなら何か知っているかもしれない、後で確認しに行こう。


最後に人を増やして商業地域を作り他国との交流を更に拡大させていく。

そして国の中に大きな食堂店、宿泊施設やお風呂を作り人を誘致して外貨を稼ぐ。

色々やる事は沢山だが、ライラの言葉を信じてパルテセスに住む皆の幸せを向上させる言葉を信じて進むのみだ。


パルテセスの今後を考えながら、俺の悪い予感とでも言うだろうか。

新しい火種が迫ってきていること予想もしていなかった。

明日の更新は未定で、明後日にずれ込む可能性もあります。

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