表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生最強魔王の引退物語 ~最愛の部下と田舎でのんびり暮らしたい~  作者: 茶巾丸
第6章 ガンギルダ王国編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/77

53. 闇の力と世界の繋がりを探れ!

魔王軍四天王フォルマールがこの領地に出現する理由を推測し、ライラと対策を話し合ってある程度の目処がついた。

ここで王子に報告するべきだと思い、領地の作戦会議室まで一旦帰還して面会を待つ。


それ程待つことも無く王子は直ぐに面会の準備を整えてくれ、今回の戦闘結果の詳細、再出現の可能性と今後の作戦を王子に伝えていく。


「四天王フォルマールが分身体で何度もこの地に出現出来るとは…」


王子は俺達に伝えられた事実を聞いて落胆していた。

だけど打開策はある、これからやる事は王子には悪いが詳細は明かさない。


現時点で王子は信じられる人物だと思われるが、ガンギルダ王国内のゴタゴタを知っている以上、周囲の人間も含め近くで誰が聞いているか解らない。

情報が漏れて事前に対策を打たれても困るから内密に処理したいからだ。


「王子、もしかしたら何らかの対策が打てるかもしれません。そのため私達は一旦村に帰還させていただきたいと存じます」


「対策とは、どのような施策なのでしょうか?」


「現時点では詳細をお伝え出来ませんが、村にいる仲間に聞いてこの地に分身体を送れなくする方法がないか、調査させていただきたいのです」


「了解しました、対策の方針が決まったら戻ってくると考えてもよいでしょうか?」


「はい、対策の打ち合わせが終わったら戻って来る予定です。しばらく四天王は出現出来ないかと存じますので、数日の間お待ちください」


「わかりました、お待ちしております」


王子と別れ、入口で待っていたカエデに挨拶をした。

彼女にもドイラム村まで戻ることを伝え全員で飛翔魔法で一旦帰還する。

飛行時間中に、村に戻ってからのパーティ編成を考えよう。


ルコットともう一人だれを連れて行くか悩む。

ヴァレリアは魔王の波動で受けたデバフ効果が消えない限りどんな副作用が起きるか解っていない、このまま戦闘に加えるのは危険だ。


もう一人アタッカーとして前衛が欲しいところだが、セレネはタンク役としてドイラム村の防衛に残したいし、バルザードは最後の切り札だから連れていけない。


そうすると残ってるのはリブラしかいない…二人に分裂した後に戦闘へ加えていないため彼女の能力は未知数だし初のパーティー連携で上手く立ち回れるだろうか。


よし!悩んでいてもしょうがない。

リブラとルコットでフォルマールが現れた場合に時間稼ぎをして貰って、俺とライラは儀式場の破壊に向けて行動するか。


ドイラム村に到着した後、ルコットの元へ向かい事情を説明した。

四天王が現れた際に戦って時間稼ぎをして欲しい、氷結牢獄の対処に彼女を連れて行きアルカナハンマーで魔法を破壊してほしいと依頼する。


「四天王との戦闘ですが…私の力量で勝てるでしょうか?」


「今回は勝つことが目的ではない、時間稼ぎをしてくれればいいよ。リブラに補助をして貰うので初めてのチーム連携だが上手く立ち回って欲しい」


「わかりました、いつ出発ですか?」


「明日の朝出発だ、準備だけしておいて貰えるか?移動は魔王の手で抱えていくから大丈夫だ」


「はい、準備しておきます」


次はリブラへの説明だがライラに任せておいた。

彼女に任せておけば細かい説明まで全部伝えてくれるだろう。

今日は家に帰って休むとしよう。


家に戻るといきなりリブラが駆け寄ってきて、スタインブッケ領地の宿屋で起きた出来事について俺に追求してきた。


「パルテ様ズルいです!ライラと二人きりでお風呂に入ったなんて!ボクも一緒に入りたいです!!」


「え、いや…お風呂あったから、一緒に入っただけだよ…」


「じゃあ、今からボクとも一緒に入ってください!」


「まてまて、この村はお風呂無いじゃないか…まあ作ろうとは思ったけど」


「じゃあじゃあ、お風呂出来たら一緒に入ってくれますか!?」


「う、うん…ライラと入ったからな、リブラとも入るよ」


「やったー!約束しましたよ!ボクとも入ってくださいね」


リブラに詰め寄られた後ろの部屋でライラが微小を浮かべていた。

もしかして、一緒に風呂入ったことをリブラに話したのか?

なんのために…ってもしかすると先にキスされた事への当てつけか。


一応二人とも嫁にすると約束したんだから仲良くやって欲しいところなんだが独占欲というものだろうか、闇の従者リブラならともかく本体が天使のライラにもあるんだな。


その後、二人と色々とありながら今日の戦闘を癒やすためぐっすりと睡眠を取った。


──翌日


朝早く、ルコットがウチを訪ねて来てくれた。

こちらもスタインブッケ領地へ向かう準備を進める。

本日の目標は闇の儀式場へ突入して、ダークロードを破壊してガンギルダへの干渉を止めること。


村の防衛は臨時リーダーとしてセレネに任せた。

領地突入組の出発準備を整え、ルコットもアルカナハンマーと完全防備で準備万端。

ルコットは闇の手で俺が抱えて飛翔魔法でスタインブッケ領地に向かう。


前回は馬の速度にあわせて飛んだが今回は全速力で飛んだのであっというまに領地前まで到着できた。

ルコットを降ろし領地内を見てみるとアンデッドの大軍が待ち構えていた。


「これは恐らくフォルマールが放ったアンデッドだな…奴がいるかわかるか?」


俺の問いかけにライラが応答してくれ、周囲を調べてくれた。


「この近辺にフォルマールの気配は感じません、ですが気になる点があります」


「気になる点?なんだい」


「あのスケルトンの軍団を倒すと何かのトリガーが発動しそうな気配がします」


「トリガー?トラップみたいなものか」


「いえ…恐らくですがアンデッドに攻撃するとフォルマールが現れる…というところでしょうか」


「あのアンデッドを無視して中に入れないか?」


「恐らくですが、この様子だと儀式場にも何らかのトラップが仕掛けられている可能性があります、フォルマールの注意を向けておかないとダークロードの破壊をじゃまされると厄介です。」


「正面突破しか方法は無いって事か、それじゃあリブラ…あのアンデッドを殲滅出来るか?」


「お任せください!ボクの活躍お見せしますよ!」


「基本はルコットが前衛で、リブラは彼女の補助と予備攻撃のバックアップで行ってくれ、こちらが儀式場の能力を無効化する間だけ持たせてくれればいい」


「わかりました、前衛はお任せください」


よし!後は二人に任せてこちらは奥の儀式場入口近くで待機するか。

ライラと俺は儀式場近くの入口まで飛翔し、何時でも入れるように準備を整え待つ。

思念通話でリブラに戦闘の合図を伝え戦闘開始だ!


「(リブラ、では始めてくれ!)」


俺の思念通話を受けたリブラは、ルコットへ目配せをして戦闘態勢の準備を整える。


「全てを焼き尽くせ!万物融解メルトシュタイナー!」


俺が遠くから眺めているとリブラが発動した巨大な魔法陣がまるで氷が高温で溶けていくように全てのアンデッドを融解してしまう」


凄い、リブラにあんな攻撃魔法が使えたのか。

そういえば闇の力吸った時に何か覚えていたな、あれがメルトシュタイナーという魔法なんだな。


アンデッドが全滅すると、待ち構えていたようにフォルマールが現れた。


「クックック…まさかここに気づく奴がいるとはな…貴様ら何者だ?」


相手の問いかけに対して戦闘態勢で構えた二人は大声で叫ぶ。


「私は大魔道士パルテ様新鋭騎士のルコットだ!」


「同じく、パルテ様の最側近リブラです!」


「たかが女二人組で私に挑もうとはな…貴様らもアンデッドの仲間にしてくれるわ」


四天王フォルマールとルコット、リブラの戦いの火蓋が上がった。

一日置き(隔日)の21時から22時頃更新予定、筆が乗ったら他の日も投稿します。

月曜日は投稿お休みです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ