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転生最強魔王の引退物語 ~最愛の部下と田舎でのんびり暮らしたい~  作者: 茶巾丸
第6章 ガンギルダ王国編

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52. フォルマールは何処に!?奴との逆転劇を狙え

敵を惑わす四天王フォルマールの幻術を新魔王スキルで消滅させた。

初めて使用したスキルの代償としてヴァレリアを全裸に剥くという副作用を発声させて彼女の行動を制限してしまう事になった。

魔力で衣服を作っていたと言うので何とか元の状態に復元できないか彼女へと問いかけてみよう。


「ヴァレリア!来ていた洋服とか鎧は元に戻せないのか!?」


「戻せないよパルテ様!何故か魔法効果が発動出来ないんだ」


初めて使った魔王の波動は、魔法効果を消すのは解った。

もう一つ自分の肉体で直接受けた場合に魔法がしばらく使えない副作用があるんだろうか?今後検証の必要があるな。

彼女をこのまま全裸状態にしておくのは可愛そうだ、何とか服を着せる方法がないか、ライラに問いかけてみよう。


「ライラ!スキルか何か使ってヴァレリアに衣服を着せられないか」


「は、はい…試してみます、幻影装飾プリズム・ヴェイル!」


ライラが使用したスキルにより、ヴァレリアの体が光り輝き衣服のような装飾を映し出す。

しかし、衣服の幻影が一瞬映し出しされただけで、直ぐに効果が消え去り復元が出来ないのが見て取れる。


「パルテ様!ダメです、こちらの魔法効果まで打ち消してしまいます!」


どういう事だ?他人の強化魔法さえも消してしまう程強力な魔法なのか?

それとも魔法効果を付与できないデバフでも付くんだろうか。

こうなったら仕方ない、そう思った俺は自分の服を上下とも脱ぎだす。


「パ、パルテ様どうしたんですか!?」


ライラが驚いていたが目的は明白だ。

洋服を脱いでシャツとパンツの下着姿になってしまったが全裸よりマシだろう。

俺は自分が着ていた服をヴァレリアに渡して着衣を促す。


「ヴァレリア…とりあえずこの服を着ておいてくれ、元は男モノだから多分着れるはずだ」


「わ、わかったよ…」


服を渡された彼女はいそいそと着替え始め、衣服が着用できた。

サイズ的には若干張り詰めた感じて、ノーブラ、ノーパンの状態が衣服の上から感じ取れるが全裸状態よりは全然マシだろう。


「あ、ありがとうパルテ様…」


「いや、こちらのスキルで裸にしたから俺にも責任があるからな」


自分が着ていた洋服を渡してこちらも下着姿になってしまったが実は秘策があった。

ライラが幻影で衣服を作り出すスキルを持っていたので、こちらの衣服を作ってもらおう。


「ライラ、俺の衣服をスキルで作ってもらえるか?」


「あ、そういう事なんですね。わかりました…では幻影装飾プリズム・ヴェイル!」


ライラの掛け声とともに俺の体に衣服が映し出された。

何だかよく見た衣服のデザインだがこれはもしかすると…。


「私と同じ洋服のデザインでお揃いにしちゃいました」


そうだ、これライラとリブラが着ている学者風学生服の衣装だな。

自分で考えたデザインだが意外と悪くないし、農作業服よりは全然精練された感じでよい。

これから仕事以外は農作業服を止めて普段着にはこちらを着ようかな?


「よし!とりあえず一旦のピンチは乗り切った、あとはフォルマールがどこにいるか探さないとな、ライラよろしく!」


「えっ!?解りました…サーチしてみます」


ライラは眼の前に手を伸ばし、目を閉じて瞑想しているように周辺の魔力からフォルマールの位置を探ってくれている。

しばらく時間が経過したが、ライラの表情はあまり優れない。


「パルテ様…フォルマールの魔力や気配がこの周辺一体から消えています…どこにも見つかりません」


「え、どれくらいの範囲で見つからないんだ?」


「魔王様の基準で言うと半径5km位の距離で見つからないと言えばよいでしょうか…」


「それは、相当見えていないな…いったいどういう事だ?遠隔操作系の魔術使いじゃなかったのか?」


「よく解りませんが…遠隔操作という予想自体が間違っているのかもしれません」


つまり、なんらかの力でフォルマールは、この場に具現化していたのか…しかし、実体も魔力も存在していたが魔王の波動で消滅したという事は魔法の力であるのは間違いないが予想が難しいな、もしかすると転移系なのだろうか。


「予想なんだけど、遠い場所からこの場所に転移して来ていた…でも魔法の力を消滅させられて存在自体も消えると、そういった技や魔法とかかな?」


「もしかすると…この周辺一体に召喚魔法陣を構築して魔王城からこの場に現れていたのかも知れません、あくまで予想ですが」


「召喚魔法陣?それは魔王城みたいな僻地からこんな遠い場所まで出現できるのか?」


俺の問いかけでライラは考え出した。

召喚魔法陣というのがどのようなものかは不明だが魔王城からここまで相当遠いし、そんな遠くまで転移できるのだろうか。

何かが解ったのだろうか、ライラは俺の質問にある予想を伝えてきた。


「恐らくですが…この場所への召喚できる力場を繋げれば転移可能かもしれません」


「召喚の力場を繋ぐ?」


「ええ、パルテ様がお考えの通り、魔王城からこの場所まで魔法陣を繋ぐなんて事は普通に考えて無理です。ですが大地を通してこの場所まで何らかの形で力場を繋げれば…転移できるという所でしょうか」


ライラの助言から起こり得る可能性を考えた、地面を通して力場を通す。

魔王城にいる闇の従者や軍隊を通過させる地面を繋げる道…もしかして闇の力か?闇のダークロードとも言うべきか


「もしかして、姫様が囚われていた儀式場みたいな場所で闇の力を蓄積させて魔王城から力場を繋げる闇の道、いわゆるダークロードというような物が密かに作られているんじゃないか?」


俺の言葉を聞いてライラはハッとして驚きの表情でこちらを見つめて叫ぶ。


「パルテ様それですよ!闇の力を使って道を繋いでいるんです!流石です!」


「ということは、もしかして姫様が囚われていた儀式場がここの中継点になっているかも知れないな」


「その可能性は十分にありそうです、スタインブッケ領地とドワーフ国カヴェリアともそれ程距離がありませんから、闇の力場として使用されていたんでしょう」


失敗したな、スタインブッケでは姫様の救出を優先して儀式場の役割について深く考えなかったのがマズかったな…あの後何もせずに放置したのが失策だ。


「よし、それなら王子に報告してスタインブッケにある儀式場をぶっ壊しに行こうぜ」


「パルテ様、でも一つ問題が…」


「どうした?」


「もしフォルマールが儀式場に現れたらどうしますか?魔王の波動で魔法が無効化出来ても抜本的な対策が出来てないので、またピンチに陥る可能性が…」


ライラの指摘はごもっともだった、先程は魔王の波動で一旦切り抜けたが再度フォルマールと対峙した際にこちら側に切り札となる攻撃がない。


遠隔地から召喚した分身体を呼び出せるのであれば、魔王の波動で飛ばしてもダークロードを使って再召喚してくるだろう。

敵と戦いながら通り道を防ぐしか無いが、ヴァレリアの物理攻撃でも実体を倒せなかったし、氷結牢獄を使われたらこちらのメンバーが行動不能になる。


村の中で氷結牢獄をものともしない攻撃が出来る人物…誰かいるだろうか。

全員と戦った記憶を思い出して魔法攻撃を妨害出来る能力を持った人。


「……いた!俺と戦った時に魔法攻撃を打ち砕いてきた戦士、ルコットだ!!」


「え?ルコットさんですか」


「ああ、彼女のアルカナハンマーが魔法攻撃を打ち破ったの覚えてないか?」


「あ、そういえばパルテ様の防御魔法を破壊してましたね!」


俺達はパーティ編成を変更して再度挑むため王子に説明して再戦準備を進めることにした。


一日置き(隔日)の21時から22時頃更新予定、筆が乗ったら他の日も投稿します。

月曜日は投稿お休みです。

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