表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者パーティーの雑用係  作者: 葉桜 笛


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5/15

【勇者と、勇者パーティーのステータス】


「――――ちょっと、今のキツかったんじゃない?」



 魔法使いのエスメラルダが、耳打ちしてきた。

 雑用係に「分け前は無い」と言ったことを心配しているようだ。



「――――ほら、下を向いちゃって可哀そうよ」


「今日一日かけて、おけ四杯しか水を汲んでない奴だぞ?

 俺たちが命がけで手に入れた魔石や財宝を、雑用係にも分ける必要なんてねぇよ」



 マクラフィッシュと戦った?

 アレは、こどもでも倒せる魔物だぞ?

 そんな弱いモンスターの、一匹や二匹で手こずるなってんだ。女だから仕方がないのか?

 これだからガキを雇うのは嫌だったんだ。



 田舎には、じいさんと、ばあさんしかいない。

 応募してきたのは、八十のばあさんと、あのガキだけ。

 もういっそのこと雑用係はいなくてもいいかと思ったら、パーティーメンバーのじいさんが「この子を雇うと、運気が良くなる」とか言うから、運気アップのために雇った。


 占い師のジージエじいさんの予言は、よく当たる。

 じゃなきゃ、あんな夢見がちなガキ雇わないぜ。



「はい! 勇者さま!!

 明日は、もっとがんばります!!」



 健気けなげな姿で同情を引こうとしても無駄だ。

 俺はうわっ面だけのヤツが大嫌いだ。



「あぁ、がんばれ。

 俺もけ出しのころは苦労したものさ」



 冒険を始めたころは、本当に苦労した。

 年上の冒険者に、理不尽に怒鳴られたものだ。



――――ガイツ! 気がきかねぇな!!



 パーティーのリーダーに、いつもおびえてたなぁ。

 でも、そういうイヤなヤツほど強かったりするから、必死に戦う技術を盗んだ。


 そう簡単に、分け前がもらえると思うなよ。

 俺は、大人をなめ腐ったガキが大嫌いだ。

 ま、俺は優しいから、初日から怒鳴ったりしない。



 しっかし……今日は一日目ですることなかったんだから、風呂がかせるぐらい水を汲む根性を見せてくれても良かったのになぁ。

 最近の若いヤツは、根性がねぇな。



 まともに働けるようになるまで、報酬はなしだぜ!!



 本当は、王宮から雑用係を雇うお金をもらっている。

 だが、こいつはなまけ者の可能性がある。

 すぐに報酬を渡すわけにはいかない。

 若いうちに根性を叩き直してやらないと、ろくでもない大人になっちまう。


 ヤレヤレ。

 ダンジョン攻略だけじゃなく、人材育成までしなきゃならねぇのか。疲れるな。



 一級建築士のコテージを用意してもらえて、本当に良かった。弱い雑用係でも、安心して留守番させられる。


 ま、あいつは水汲みより、アイテムの補充のために近くの町まで走る方が重要だからな。

 まだ、プリプリ怒らないぜ。

 








――ステータス(勇者パーティー)――


ガイツ(22歳)   Lv83

 HP  4233      攻撃力 3820

 MP  249     防御力 171

【職業 勇者】   〔特技 正義の光ライト・オブ・ジャスティス



エスメラルダ(20歳) Lv75

 HP  1825    攻撃力 146

 MP  2250    防御力 41

【職業 魔法使い】 〔特技 風の刃(ウインド・ブレード)



フィリア(18歳)   Lv71

 HP  1725     攻撃力 138

 MP  2130     防御力 39

【職業 ヒーラー】 〔特技 急いで治す(クイックリー・ヒール)



ジージエ(72歳)   Lv78

 HP  3600     攻撃力 288

 MP  117      防御力 83

【職業 占い師】   〔特技 占い〕



アイビー(14歳)    Lv6→8

 HP  300→400   攻撃力 24→32

 MP  10→12    防御力 11→13

【職業 雑用係】   〔特技 切る〕


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ