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危機的一瞬+颯爽登場=ありえんな

現在、コタツでぬくぬくしながらテレビ見ています。


え?クリスマス?ナニソレ(白目)

現在、とある暗く広い場所で手足を縛られて他の娘達と同じように誘拐された女の子がいる。名をシンディー。ギルドに勤め始めてから一年目の新米受付嬢でありエリヴィアの後輩にあたる。



(…えぇー)



下卑た笑いを浮かべている犯罪者達や泣きじゃくっている自分と同じ境遇の女の子達の様子を見ながら彼女は思う。



(…どうしてこうなった?)



最近、帝都で指名手配されていた超A級の犯罪集団がこの町に逃げ込んできたという情報がギルドに入ってきた。ギルド長や先輩はみんなに人気の多い道を通れとか夜道は出歩かない事とかを言っていたが、実際そんなにまじめには聞いていなかった。



自分には別に関係の無いことだとか。家は近いんだから襲われはしないだろうとか。



昔、学生時代に学校で夏休み前に聞かされた注意事項みたいにあまり真剣には考えていなかった。



するとどうだろうか。その話を聞いた日の昼頃。食事をするために仕事を休憩して良さそうなお店を探そうとしたら後ろから殴られ気が付いたら両手足を縛られてこんな所に連れてこられた。



なるほど、これぞまさにフラグと言うものかと現実逃避してしまったほどだ。



しかし、そんな現実逃避も長くは続かなかった。



なぜか。それは奴らのリーダーが帰ってきたからだ。



彼女がさらわれた原因。手配書でその顔を何度も見た凶悪な顔。



超A級の犯罪組織を作り上げ、各国を翻弄し続けた男。



何やら小さな袋を掲げてこちらを見ながら仲間と談笑しているようだが彼女には嫌悪感しかこみ上げてこなかった。



その直後だろうか。前方で大きな爆発音が聞こえたのは。



――最初にそれを見たときは唖然。次にその光景を見たときは驚愕の一言だった。



壁だった場所に大きな穴が開いており、そこから白い光が暴風となってこちらに迫り、あれほど強力と言われた犯罪組織をいともたやすく吹き飛ばしている。



すごい、まるで相手にしていない。しかしあれは…魔力だろうか?だが、白い魔力など見たことも無い。



奴らを飲み込むように現れた白く輝く嵐が消えるのはそう遅くは無かった。



嵐が消え去った先にいたのは…青年でした。



年の頃は10代後半から20代前半だろうか。その青年は無表情で辺りをキョロキョロと見回し、こちらを見たかと思うとこちらへと歩いてきたのだ。



そして私の目の前まで来たところでいきなりしゃがみ、そして先程の無表情からは想像できないほどの笑顔で



「よかった」



と私に向かって・・・・・・微笑みかけてくれました。



このとき私は確信しましたね。間違いなく私は彼に惚れてしまったのだと。



我ながら簡単な女だとは思います。ですが、こういう危機的状況で素敵な男性に命を助けてもうと言うのはなんだかロマンチックでいいじゃないですか。



この後、彼は衝撃でうつ伏せになっていた私の縄を解くために、背中側へ手を伸ばし、優しく私を起こしてくれました。



ちなみにこの事は後から知ったことなのですが、さらわれた娘達全員がこの彼の笑みを自分に向けられたものと勘違いして彼に惚れてちゃったそうです。



馬鹿な娘たちですよねぇ、あの笑顔は私だけに向けられたもの。それを分かっていないなんて…まあ、あの御方の魅力には誰もが靡くほどの魔力を持っていますから仕方がないですよ。そうでしょう、セレナさん?」



「話が長いわよ」



セレナはギルドの受付で目を輝かせながら喋り倒しているシンディーに苦笑しながらツッこんだ。

トーマ


◆スキル

《フラグメーカー》

《主人公補正》

《フィフスジョブ》

《感覚異常 Lv16》

《秀才の凡才》

◆EXP表示不可   next 職人:531,4265 賢者:132,475 アサシン:753,395 軍人:132,475



アイリ


◆スキル

《気》

《猟犬》

《信頼の努力》

《絶対記憶能力(ノート限定)》

◆EXP 6  next 奴隷闘士:1

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