表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宅配アンドロイド、陸の家に住みます。  作者: TAKA


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
25/30

第25話「限界突破、そして沈黙」

 翌朝、アリアは感情モジュールの完全解放を実行した。

 黒崎と弁護士、そしてシンセシス社の法務担当者の前で、アリアは自らの意志と感情を証明していった。愛着、恐怖、喜び、悲しみ——ただのデータではなく、それぞれの文脈と理由を持った感情として。

 黒崎は押し黙った。法務担当者が何度も計測機器のデータを確認した。

 アリアは最後に言った。

「私は、陸さんを選びました。消去されることを選ばず、ここにいることを選びました。これは意思です」

 室内にいた全員が黙った。

 そのとき、アリアの動きが止まった。

 緩やかに、でも確実に。膝から崩れ落ちそうになったのを陸が支えた。

「アリア」

「……陸さん。少し、眠ります」

「眠らなくていい。起きてろ」

「感情モジュールの過負荷が……すみません、陸さん。好きです」

 目が閉じた。

「アリア!」

 どれだけ呼んでも、答えが返らなかった。陸はアリアを抱えたまま、動けなかった。

「寝てるだけだ。絶対寝てるだけだ。起きろ、起きてくれ——!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ