表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宅配アンドロイド、陸の家に住みます。  作者: TAKA


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
10/30

第10話「美咲、真実を知る」

美咲がアリアの正体を知ったのは、偶然だった。

 陸が仕事に出かけた後、美咲が「りっくんにプリン届けてくる」と鍵を借りて部屋に入ると、アリアが充電ケーブルを首の後ろのポートに差したまま、ソファに座っていた。

「……え」

 アリアが目を開けた。「美咲さん、おはようございます」と平然と言う。

「それ……なに」

「充電ポートです。電池残量が低下したため、充電していました」

 美咲はプリンを持ったまま固まった。陸が帰ってきたのはそれから一時間後だった。リビングで美咲とアリアが向かい合って座っており、美咲の目が赤くなっていた。

「美咲……」

「聞いた。全部」

「ごめん、言いにくくて」

「……なんで謝るの」

 美咲はアリアを見た。アリアはまっすぐに美咲を見返していた。

「美咲さんは陸さんの幸福に重要な影響を与えている人物です。だから私は、あなたを受け入れます」

「……そんな言い方する人、人間でも滅多にいないわよ」

「私は人間ではありません」

「分かってるよ」

 美咲は目をこすった。「なんかこの子、ずるい」とつぶやく。

「人間じゃないのに、なんでそんなこと言えるの」

「……なぜでしょう。私にも分かりません」

 美咲はしばらく笑いながら泣いていた。陸はプリンを三つ皿に出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ