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俺の幼馴染達が復讐を終えるまで姿を現さない件について  作者: Phantom
第三章 新たな復讐の惨劇新幼馴染達による反撃
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三枝姫乃

コチラをようやく見つけたのかと言わんばかりの掛け声に俺たちは姫乃の方へ視線を向ける。


「話は終わったのか?」


「おかげまさで…というか普通あそこは助けてくれるのでは?ナチャラルに私の事を放り出して出て行ったのにはビックリしたんだから。」


「別に放り出してはないだろう。周りからのありがたい言葉をかけられていたんだから寧ろ初日にしては大盛況だったんじゃないか?」


「それは嫌味なのかな?それとも単に皮肉だったりする?初日に皆んなとのアプローチに失敗した神楽坂君。」


「くっ!なんでそれを…」


「え〜なんでだろうね〜あの時助けてくれたら話してあげてもよかったのにな〜」


コイツ昔のお嬢様という感じなのは相変わらず直っていないんだな。

周りにチヤホヤされたせいなのかちょっとした我儘しつを出して相手を困らせる。

周りからは小さいから天使だの可愛いだのというが…こっち側としてはだいぶ傍迷惑でしかない。


「え、え〜と姫乃ちゃんでいいのかな?」


「はいここで知ってる関係性がある人物ならそう呼んで構いませんよ。天才水泳の野谷山火花さん。」


「その呼び方は…」


「ああ〜嫌でしたら幼馴染関係である呼び名を呼んでも構いませんけど、その場合私は容赦なくズバズバといかせていただきますからね。」


「………そ、そのなんて言うのかな。困っちゃったな。」


「おい姫乃あまり山茶花を困らせるな。お前と違って山茶花はあまりそう言うのに慣れてないんだ。それも全然親しみとかないやつとは尚更だ。」


「そんなのコレから慣れていけばいいんじゃないのかな?だって私達コレでも一蓮托生だしね。」


「復讐の事を言っているならそれは違うと思うぞ。お前達のやり方とコイツらのやり方は違う。それを同じにするのはよくないんじゃないのか?」


「神楽坂君は何をそんな根拠みたいな言い方をするの?私達と彼女達とでいったい何の違いがある復讐なのかはまだ分からないのに変な憶測な言い方をして知った風な物言いは駄目だと私は思うな。」


「だとしたらなんなんだ?お前は相手を困らせるほど相手の口車にのるのか?…はぁ〜そういうのはやめろって昔に言っていたのに直してなかったんだな。」


「途中でいなくなった人に言われたくないな〜……それにこの数年間私達がどう変わったとか知らないくせにそれこそ恩着せがましい幼馴染知ってる顔をやめてほしいんだけど…」


俺と姫乃は昔の事で話し合いどちらにも歪み合う様な言葉の棘をぶつけながら一触即発とまではいかないなりにもちょっとした意見をぶつけ合い相手の昔の知ってるという部分を否定しながら相手の言葉を裂く。


「ストップストップ、ストップ!もう何で2人が揉めあってるの、勝手に昔話をしてもめないでくれるかな。」


そこで山茶花が割って入り俺達との仲介をしてくれる。


「そうだな。別に昔の事で張り合う必要はないしこんな事でもめるのも馬鹿げてる。……正直俺が悪かったというのもあるだろうしひとまず落ち着こう。」


「そうだね。ちょっとヒートアップしすぎたかな。久々に喧嘩したかったという言い草はおかしいかもしれないけれどちょっとした話のフレーズを聞かせるためにこうなっちゃったら意味ないもんね。」


「そうだよ。2人とも本当は仲がいいんだから喧嘩しちゃダメなんだよ。」


「山茶花お前本当にお母さんっぽくなってるぞ。お前の母親代理が板につきすぎてる部分があるからあまりそういう部分を曝け出してはしょらないでほしい。」


「そう思うなら喧嘩しない!じゃないと山茶花ママがまたプンプンするからね!」


ちょっと可愛くぶりっこをする山茶花。

まぁ山茶花だからゆるされるよなコレ…


「それじゃあ私達も行こうか山茶花ちゃん。」


「うんそうだね。本当はもうちょっと話しておきたかったけれど…」


主に姫乃ちゃんの事についてもう少し尖った話しを一星君から聞きたかったけど…どうやらまた違う日になりそうかな。


「あ、おいお前らまだ話があったんじゃないのか。」


「一星君さすがにこの状況でさっきの話の続きをするのは無理があるよ。また今度聞くからその時でいいよ。」


そう言って2人は手を振りながらこの場から離れていく。


「なんだったんだあいつら。」


「………仲いいんだね。」


「え?まぁアイツらとはよく昔につるんでいたからな。特に山茶花はよく俺の後ろの後についてきた子だからやっぱり仲がいいのは当然だと思う。寧ろ喧嘩なんてした事なかったかな。……ああいやそんな事はないか。」


昔に一回山茶花を怒らせたことがあったけか。

俺が引っ越すという話を山茶花以外の奴等に話していた事で、あの山茶花がそのまま部屋へ篭りっぱなしになった時があったな。

その時は確か何とかプレゼントをして上手く説得して外へと出せたが……ちょっと後悔はあったかもな。


「………」


ゲシ!


「あた!」


何故か膝に蹴りを浴びせてくる姫乃。


「な、なんだよ。何で膝に蹴りを入れてきた。」


「別に!ただ何となくムカついただけだもん。」


「ただ何となくで人はそんな風に膝に向かって蹴ってはこない。何かあるから蹴ってきたんだろ。」


「……そう言う所だけは聡いんだから。」


「何か言ったか?」


「別に〜!ほら帰るよ。」


「何で勝手に怒って勝手に指示しているんだ。意味がわからん。」


突然ぷりぷりと怒り出す姫乃に一星はどう対処したらいいか分からずそのまま一緒に下校する事になり話しの続きは下校途中でする事となった。


「そう言えば他の奴らはどうしてるんだ?今日一緒に帰りとかではないのか?」


「他のみんなはそれぞれやることがあって一緒に帰れないのよ。みんなちゃんと自分達のやるべき事をやっているからたまに時間が合わなかった時は一緒に帰れないんだ。」


「ふ〜ん。まぁそう言う事もあるんだろうな。」


「………気にならないの?」


「何がだ?」


「他の子が何のやるべき事をしているのかをだよ。ほら久々に会ったわけだから他の子とかも一応気になるかなって思って…」


「気にはならないといわれたら嘘になるな。確かに姫乃が言うように心配するところはあるし何よりもアイツらの天才枠ってどの辺りにあるのかも謎だしその部分を話せたらいいかなって思ったりもした。でもそれは直接アイツらから言うだろう。あんな正々堂々と俺に復讐するって言ってんだから何かしら自分たちの主義に従ってやらかしてくるんだろう。まぁお手柔らかにお願いしたい部分はあるんだがな。」


「さぁ〜それはどうかな〜何せ私達はあの時の神楽坂君に対して怒り……ううん違うね復讐という名のリベンジをしてもらわないといけないんだから。」


「リベンジ?いったい何のリベンジだ。」


「それは私達5人の復讐をどう受け止めるかで判断してほしいな。私達の本当の私達を見つけつつ神楽坂君の見つけたいものがみつけれればいいかなってそう思ってる。」


「……すまんやっぱり理解ができないな。」


「そりゃあそうだよ。こんな事で分かられてしまったら私達がここへきた意味がなくるなじゃない。ちゃんと考えてちゃんと何のために私達がここにいるのか試行錯誤してもらわないと困るんだからね。」


そう言って急に機嫌がよくなる姫乃は背伸びをしながら俺の鼻に指を当てつんつんとする。


「おいやめろ。こんな所誰かに見られたらどうする。」


「ええ〜私と君との仲じゃない。昔はこうやって一緒に帰ったりもしたじゃないの。」


「………そうだな。確かにそうだ。だけどそこまでお前は昔猫なんて被ってなかったはずだ。アイツらとの縁を切ってからはな。」


「ふ〜ん。その辺に関しても覚えててくれてたんだ。何か嬉しいな。」


「そんな所で喜ばれても困るんだがな。……何があったんだ。何でまたそんな猫を被る様な真似を…」


「待って待って、それを聞いてどうするつもりなの?今日は単に一緒に帰るだけのはずだったのに、そんな風に私の過去を根掘り葉掘り聞いてどうしたいわけ?」


「どうしたいかどうかは俺が決める。というより違和感があったから聞いただけにすぎない。……お前が何かしら何かあったのかはあの時水泳をやめた時から知っている。癖というものはそう簡単に治らないからな。」


「……そうかそうか。うんだよね分かってた。やっぱり神楽坂君にはバレてしまうんだって……でも今回はそう簡単に話すわけにはいかないというのはもう再三言ってる事だから今は諦めてくれるよね?」


「………分かった。お前の意思が頑固なのは俺だって知っている。」


「そうしてくれるとありがたいかな。……じゃあ今度は私から質問してもいい?」


「質問?なんだ?」


「神楽坂君はさ昔私達と一緒にチームを組もうって話しをしたの覚えてる?」


「……ああ。」


「だよね!良かった実はね私と同じぐらいの強さをもった水選手がいるんだよ。それで今度一緒に水泳をしないかって言われてて良かったら神楽坂君もどうかなって…」


「俺が今コンプレックスがあるのを知ってて言ってるのか?」


「勿論知ってるよ。でも見にくるだけなら問題ないよね?」


「………それはあれかお前の個人的な物になるのか?」


「どういう事かな?」


言の葉に関しては嘘偽りはないのは確かだろう。

姫乃は恐らく俺を昔みたいな水泳選手として復活させたいのだと思う。

だからそついった形で俺を誘えざるおえない状況を作らせて困らせる。

今の言葉にはちょっとした惑わしみたいなのが入っていてコレからどするのかを選択させようとしているんだ。

だが…


「………考えはしとく。今はまだそののっかりのるほどそこまでの情緒はない。」


「……はぁ〜残念。案外いけるかと思ったのにな。でもまぁ仕方ないか。今日は失敗したけれどまたいつかチャンスはあるんだものね。」


そう言って姫乃はくるっと回りながら口元に手をあて狙い物を定めるかの様にしてコチラをみてくる。

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