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最強の騎士、転生しても最強の騎士。  作者: 普通の人間
王宮騎士育成学校編
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王宮騎士育成学校⑧

俺は今日も日が出る前に起床した。


今日も散歩をしようと思う。


散歩しながらどんな施設がどんな所にあるかも覚えておきたい。


そう考えながら、布団から出て制服に着替えた。


制服に袖を通したら、腰に学校から貰った剣を差す。


部屋から出て、食堂で水を1杯飲み、出かける準備が出来た。


俺は音を立てないように寮を出てった。


「ううっ。」


まだ4月なので朝日が出る前は寒かった。


しかし冒険者学校での4月はもっと寒かった。


一応山を切り開いた台地だったから、風がよく吹いていた。


王都は平地。ここは海とも離れている為、強い風などは無い。


また足元が石畳で整備されている。


キ・マラの町は未だに地面が剥き出しだ。


そう思うと昔の王都には石畳を設備する余裕すらなかったから、凄まじい進歩だろう。


俺は色んなことを考えながら歩いていた。


俺はとある十字路に差し掛かって、昨日は右に行ったので、今日は左の方に行った。


右の方には学校があった。


左の方は様々にある学校の寮が沢山あり、一応どんな寮がどんなにあるんだろうか見ておこうと思った。


俺がしばらく歩いていると、奴がいた。


「あら、ごきげんよう。」


「ああ、ご、ごきげんよう。」


ファランがこっちに気づいて挨拶をしてきた。


「ファランはえらく早起きなんだな。」


「ええ。私には職務がありますからね。」


「職務?教会とかのか?」


俺は一応尋ねてみた。


「ええ。貴方には分からないでしょうけど、私は忙しいのですわ。貴方と違って、ね。」


実に嫌味ったらしい顔でこちらを見てきた。


顔が可愛いからってよ…


「うぐっ…」


何も言えねぇ…


「あらあら、自身の愚かさを嘆いているのですか?」


「そんなわけないだろ!」


俺はつい突っ込んでしまった。


「あら、そうですの。」


ファランは残念そうな顔でため息をついた。


きっと俺の対応がつまらなかったのだろう。


「まあ、いいですの。なんで貴方はここに?」


「まあ、散歩だよ。昨日もそうだった。」


「そうでしたの。私には散歩というよりかは道を覚えているように覚えましたわ。」


「!?」


「あら、図星でしたの。」


つい、顔に出してしまった。突然言い当てられたからだ。


「どうして、そう思った。」


「だって、貴方の目線は下ではなく上を主に向いてましてよ?」


完全にやってしまった。


都会に来た田舎人あるあるの田舎人は道を見る際は建物を見る癖だ。


確かに俺は道を覚えてなかった、が、流石にそれだけじゃ判別出来ないだろ…


「そ、そんな人なら沢山いるだろ…」


「いえ、慣れた人は下しか見なくてもおおよそは分かるのですのよ?貴方、もしかして地方出身の方ですの?それならごめんなさいね、こんなこと言って。さぞかし可哀想でしたの。」


腹立つ。マジ腹立つはこいつ。


俺はもう思いきって、開き直ることにした。


「ああ、そうだ、俺は地方の辺境の田舎町で育ったんだよ!」


「!!」


ファランはさぞかしびっくりしただろう。


まさかここは意地を張ると思って構えていたら、開き直られたんだからな。


「ひ、開き直るのですね…」


「ああ、開き直って何が悪い?」


「い、いえ、何も悪くはないですわ。」


ファランは困った顔をしていた、ていうより少し引いているように見えた。


「なあ、ぶっちゃけ今俺の事引いてるでしょ。」


「ひ、引いてなんていませんわ。ええ。」


挙動不審になってるぞ。悲しいぞおい。


「ま、まあこれも女神様の導きだったのでしょう。それでは〜」


ファランは足早に逃走して行った。


「おい待て逃げるな。」


「さ〜よ〜う〜な〜ら」


そしてファランは多分教会のある方に行ったのだった。


今度俺も教会に行ってみるとしよう。






▲△▲△▲






俺はファランと別れた(?)後、俺は元来た道を戻り寮に戻った。


「せいっ!はっ!」


庭の方から活気の良い声が聞こえてきた。


たぶん誰やら素振りをやっているようだ。


声質からするに…中性…性別は分からないか。


行って確かめてみることにしよう。


俺は素振りをしている人にこっそりと後ろから挨拶することにした。


「せいっ!はっ!」


「あのー…」


「せいっ!はっ!」


「おはよう…」


「せいっ!はっ!」


「ございます!」


「わっ!」


突然俺はございますだけを後ろから大きな声で言った。


当然驚く訳で、そのまま彼(彼女)は転んでしまった。


身体を見る限りは、性別は分からないが、多分女の子…だよな…。


「おお、すまん。」


そう言いながら俺は彼(彼女)を立たせた。


「驚かせないでください!って、あなた誰ですか?」


「ああ、俺はA組のウィータ。お前は?」


「ボクはB組のグレイ。よろしく。」


俺達は握手した。


身長はええっと、俺より少ししたくらいで、えっと…


「あのさ、お前って。」


「なんですか?」


「男?」


「見て分からないんですか!」


グレイは頬をふくらませてプンプンしていた。


こういう対応をするのは、


「ああ、すまんグレイ。ちょっと中性な感じでよくわからなかったよ。」


「もう、ボクをバカにしないでください。ボクはれっきとした彡ですよ。」


「ん?」


何故かちょうどいい感じに風が邪魔をした。


「もう一度言ってくれないか?」


「だから、ボクは彡って言ってるでしょ!」


「ああわかったわかったすまんすまん。」


俺は笑って誤魔化した。


クソ、何故か性別の部分だけ風で誤魔化されてよく分からねぇ。


「もう、分かってくれればいいんですよ。」


グレイは満面の笑みで言った。


うぐっ、か、可愛い…


多分可愛さだけならどこぞの女神様よりは絶対可愛い。


ちょっと聞こえてますけど。


あら、今のは幻聴かな?はは、朝だからまだ寝ぼけてるのかもしれないな。


いやいや、もうあなた起きて軽く2時間は経ってるでしょ。


ああ、幻聴幻聴。


ウィータねぇ…


「ねぇ、A組ってさ、どんなすごい人がいるの?」


急にグレイが聞いてきた。


「ああ、なんかどこかの共和国のお姫様とか小国の王子様とかあとは才能があるポンコツとか沢山いるよ。」


「へぇ、凄いな…ボクたちのクラスなんてパッと目立つ人なんていないからさ。」


そう言いながら、頬をポリポリかじるグレイ。


「てか、なんでお前は素振りしてたの?」


俺は気になっていたことを聞いた。


「ああ、ボクはB組の劣等生だから、少しでも努力してみんなに追いつきたいんだ。」


「まだ始まってそんなに経ってないんだろ?どうして差があると考えてる?」


「そりゃあ、目を見ればわかるさ。」


「目?」


「みんなの目はまるで自分の強さに自信がある…そんな目をしてたんだ。ボクは、その目を見て思ったんだ、ああ、推薦を貰ったボクは偶然運が良かったのだろうって…」


「どうしてそう思った?」


「そりゃあ、昨日、放課後に実践練習みたいのをクラスのみんながやっていたんだ。みんな、凄かった。ボクの強さなんて井の中の蛙だったんだなって。だから。」


グレイは目を強め、俺の前に近づいて、こう言った。


「ボクは強くならないと、いけないんだ。みんなの落ちこぼれに、なりたくないんだ…」


「なら、素振り頑張れよ。」


「え?」


「え、普通はここは応援をするんじゃないかなって思って。」


「あ、うん、ありがとう。」


グレイは足元を見ながらお礼をした。


俺は空の調子を見て、そろそろ朝ごはんの時間だと思った。


「グレイ、悪い。そろそろ朝食の時間だわ。俺行くな。」


「あ、うん。わかったよ。ありがとうウィータ君!毎朝素振りしてるから見に来てね!」


「おう、わかった!」


俺はそのまま朝ごはんを食べに行った。

えっとグレイの性別は…

_(:3 」∠)_ぐぁーあ 一═┳┻︻▄(´・ω・`)バキュン

(性別はおとこの娘かもしれないし、女の子かもしれませんよ(決めてないなんて言えn*´∀`)=⊃)´Д゜);、;'.・グホォ

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