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最強の騎士、転生しても最強の騎士。  作者: 普通の人間
王宮騎士育成学校編
50/60

王宮騎士育成学校②

俺はさっき、盛大に吐いてしまって(治療室の先生許さん)、現在はベットで寝ている。やっぱり、慣れない環境で無理をするんじゃなかった。


「う、うう…」


俺はとりあえず目覚められた。


「あ、ウィータ。目が覚めたのね。」


ベットの隣にターシャが座っていた。


「ずっといてくれたのか…?」


「まあ、もう入学式抜け出してきちゃって、今更戻ることなんてできないから、じゃあこっちにいよっかなって思ったから、ウィータを見てたのよ。」


「ごめん、助かった。」


「いいのよ。あなただってさっき助けてくれたじゃない。それのお礼って思えばいいのよ。」


「そう、だな。それで、治療室の先生は?」


辺りを見ると治療室の先生おネェさんがいなかったので、聞いてみた。


「ああ、治療室の先生曰く「新入生の美少年も見つけにいくわ♡」って言ってたわね。」


なかなかすごいことをするな治療室の先生は。


「それで今はどれくらいと時間が経った?」


「そうね、大体2時間ぐらいは眠ってたかしらね。」


「まだ入学式は終わらないのか?」


「祝辞がこの学校はアホほど長いから、そうすぐに終わるものじゃないのよ。」


「祝辞、聞きたかったな。」


「聞いて楽しいものじゃないわよ。」


俺はターシャの1時間くらい喋っていると、


「あらぁ、目覚めたのねぇ♡」

と、やつが来た。


「あ、先生。入学式は終わったんですか?」


「ええ、今終わったわよ。まったく、毎年祝辞で半日が経つなんて変な学校よねぇ。」


「そうですね。」


ターシャと治療室の先生は意外にも仲良くなっていた。俺は絶対仲良く出来ないけど。


「うっしょ…」


「ウィータ大丈夫なの?」


「まあ、もう歩けるから自分で教室に向かうよ。」


「あなた教室の場所はわかるの?」


「わ、分かりません。」


「まあ、私が着いていってあげるから、一緒にどのクラスになったか見ましょ。」


「そうだな。」


俺はベットから降り、治療室から出た。もうここには行きたくないものだな。


「またきてねぇーチュ♡」


吐き気がまた来たが耐えた。また吐いたらシャレになんないからな。


俺はターシャと一緒に階段を上がって行った。


「ちなみにここは3学年生で、留年は出来ないわ。単位を取り損ねたら退学ね。あと、2階は3学年、3階は2学年、4階は1学年ってなってるわ。」


「説明すごく助かる。マジでかしこ可愛いなターシャは。」


ターシャは顔を赤くしていた。なにか俺は言ってはいけない事を言ったのか…?


「おい、ターシャ大丈夫か、時々顔を赤くしてるが…?」


「な、なんでもないわよ、き、気にしないで…ね?」


「?あ、ああわかった。」


はぐらかされたが、まあ4階に着いた。ちなみに治療室は1階にある。めっちゃ遠い。行きづらいのは今後助かるが。


すると廊下の中心で生徒が集まっていた。


「ターシャ、あれは何をしてるんだ?」


「あれわね、クラス決めよ。」


「ああ、クラス決めね。確か特殊な魔道具なんやらだっけ?で決めるんだろ。」


「ええ。あなたの強さならA組だと思うわよ。」


「んなんなまさか…」


俺はクラスが書いてある紙を見た。


なんと俺はA組。ターシャもA組。そしてまさかのリリムのA組だった。


「リリムもA組なんだな。」


「さっきの女の子のこと?」


「ああ。なんか特殊な能力でも持っているのかな…?」


「ウィータくーーーーん!!!」


「うわぁ!」


どこからともなくリリムが現れて、俺の前に来て、止まろうとしたら躓いて、俺が受け止めた。リリムは軽かったから良かった。


「って大丈夫かリリム?」


「う、うん大丈夫だよウィータ君。助けてくれてありがとうぅ。」

と、半泣きの顔で上目遣いをしてきて、俺は不覚にもキュンと少し、少し来てしまった。


ジーとターシャは俺に半目で睨みつけてきた。


なんか女神様の気配もする。なんでこんなにも女神様の気配がするんだ?普通はそんなにしない、てかそもそも女神様になんで俺は女神様に憑かれているのだ?


まあ、そんなことはいつか女神様に聞こうと思い、まずはA組の教室に入っていくのだった。




▲△▲△▲




「ごほんっ。えー、俺の名前はザイガだ。よろしく頼む。」


これが担任の先生か。うん、大体185ぐらいある身長で筋肉が程よくあり、肌を色濃く焦げていて、胸にもでかい膨らみが…膨らみ?


「あー、俺はこれでもレディーの端くれだ。男だって勘違いしたやつは…いないよな?」


ザイガ先生はニヤッとして生徒たちを見てきた。あ、これ女だったら惚れてる感じの女性だわ。男でよかった。


「じゃあ、一人一人の自己紹介を頼むぜ。」


先頭の男子が席から立った。


「僕の名前はアッシュです。どうもよろしく。」

と優男の感じだった。


次は女子か。


「私の名前はイスズです。よろしくお願い。」

と、モデル体型のスマートな美人だった。


次は俺か。


「俺の名前はウィータ。よろしく頼む。」


よし、完璧に決まった。これなら大丈夫だろ。


自己紹介は長いからターシャとリリムを除いて省く。


「ターシャ・グランよ、よろしくね。」


グラン…グランってあの共和国の…か。


苗字を名乗れるのはこの大陸の王の一族にしか許されてない行為。だから、彼女は本物の王の子、なんだろう。


「わ、私ふぁ、り、リリムでしゅ!よ、よろしくお願いしましゅ…」


リリムはアガってしまってカミカミな自己紹介だった。席で泣きそうな感じだが、泣くのを耐えていた。リリムは思った以上に強い心の持ち主なんだろうな。


そんなこんなで自己紹介は終わった。次は何をするのかと日程の紙を見ようとすると、


「まあ、自己紹介は終わったことだし、今日は解散とするか。」

と、ザイガ先生はいきなり授業を終わらせようとした。


「ザイガ先生、まだ予定では学校の簡単な紹介とかあるのですが…」

と1人の生徒が言ったのだが、


「はぁ、しゃらくさい。お前らは一応この学校のことをもう知ってるだろうが。だったら俺が説明する意味はねぇし、入学式の祝辞が長いんだよ全く。休む時間がありゃしねぇ。だから、俺が休みたいから、今日の授業は終わり、解散解散。」

と、入学式の祝辞が長すぎるという理由で終わった。


この学校の入学式は見直す必要があるそうだ。


まあ、帰っていいんなら俺は帰るがな。俺は席を立った。するとターシャも席を立ち、するとリリムも席を立った。


すると皆立ち帰る準備をして帰っていった。俺はターシャとリリムと帰りの帰路についた。





▲△▲△▲




「す、すごい先生だったねウィータ。」


「あ、ああ、とっても凄かった。」


「凄いっていうか、ただ教師の仕事がだるいように見えました…」


俺らは帰路に着きながら今日のことについて話していた。ちなみにさっき校門から出る時に学園の剣見たいのを貰ったので俺は腰に差している。2人は専用の装備があるっぽい。


「なあ、ターシャってもしかして凄い人なのか?」


「え!?な、何よ突然。」


「いや、苗字を名乗ってたし。」


「確かに、苗字を名乗るのは確か、えっと…?」


「王族の系統だけだなリリム。少なくともターシャは実は共和国のお姫様!、なんじゃないかなって思ってるんだけど、違うか?」

と、俺が尋ねると、


「え、えっと…うん、そうだよ。」

と顔を赤くしながら言ってきた。ターシャは何度顔を赤くするのか。


「きょうわこく?」

とリリムが聞いてきた。


「お前は冒険者学校で何を勉強してきた。」


「うーんと、魔法のこと?だけかな。」


衝撃の事実。リリムはまさかの一般常識にかけた天才(?)少女だったのだ。


「共和国はね、王族と大統領がいるのよ。まあ、王族は政治の決定権はないけど、それなりに贅沢な暮らしが出来るようにしてくれてる。まあ、一応大統領も私の親族だしね。保護はしてくれるのよ。あとは国が他国と交渉する時の大きなカードになったりするのよ王はね。」

と、ターシャが簡単に説明してくれた。


「ふむふむ…」

とリリムは聴き入っていた。


「ターシャはどうしてこの国に来たんだ?」


「そうね、確かイデルマって奴にぜひこの学校に来て欲しいって頼まれたのよ。」


イデルマ王女は何処までも貪欲だなぁ…強い人にと思った。


こう話していると、上空から不穏な気配を感じた。


(この魔力(マナ)の使い方、相当の手練…俺と互角くらいか…!)


そして上空から徐々に近づいてきて、こっちに向かっていた。


「ふええ!?なんですかあれぇ!」


「相当強い人って感じるわ…私じゃ戦っても勝てない…!」


そして俺らの前にそいつは着陸した。


「う…!」


すごい風圧だった。目を開いてられず、立っていられるのがやっとのくらい。


目を開くと、クレーターが出来ていた。クレーターの中心には一人の人がいた。


「あ、あなた誰よ!」

とターシャが言った。すると、


「み、見つけた…」


「な、何を言ってるのこの人…?」


「やっと見つけたァ…!」


俺はこの声に聞き覚えがある。そう、この声は、何千年前に聞いたことある声。俺が、転生前に聞いた声。


「やっと見つけたよ、()()()()。」


そう、空から降ったきたのはラファだった。

次回は17時投稿です。

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