夢の中②
次から新章…です…気長に待ってください。
俺はまたどうやらここに連れてこられているようだ。
なぁ女神(?)様、俺はイデルマ王女を見送ったあと何をした?
“何その女神(?)様って。わたしはれっきとした女神様だすぅ!”
ああそうか。で、何したの?
“ええ!?何その冷たい対応!?酷くない!?わたし久しぶりに出てきてこの対応は酷くない!?
ま、まあいいわ。あなたはイデルマ王女ちゃんを見送った後は学校に行ってクエスト完了のハンコを押して家に帰ったわ。その後パパさんとママさんにハグされて苦しがられていたわ。”
あ、ああそうなのか…相変わらずパパさんとママさんには敵わないな。
“私はあなたのそのぶっきらぼうな性格の方が大変だわ。なんで女には優しく対応するのに女にはそんなに冷たいのよ…わたし、泣いちゃうわ…
”
お前の泣きが見たところで心は動かないぞ?
“あなた、もしかして鬼畜?”
お前だけにな。特別だぞ?
“その特別はいらない。うん、いらない。”
そうか?
“うん”
で、女神様(笑)、イデルマ王女はどうだったか?
“(笑)を消しなさい(笑)を。ええ、そうね、イデルマ王女ちゃんの目的は各周辺の町をめぐって世界の災厄?に対応出来る戦士や冒険者を探しているようだわ。”
てことは、俺が転生する前の世界みたいになるのか?
“たぶん、そういうことじゃないかな。”
多分ってなんだ多分って。
“だってわたし特段偉い女神じゃないのよ?未来なんて見れるわけないじゃない。”
え?うそん?今まで見れると思ってたわ。
“今までのはなんか予言書?に書いてあったことをそのまま読んでただけみたいな?時々言葉が途切れ途切れになっているのは文字が掠れて読めなかったのよ。”
なんかの障害と思ってたわ。
“障害じゃなくてただ読めなかっただけよ。わたしだってちゃんとあなたに予言したいわよ。けど、25代目の王とのコネクションは今回は出来たわね。
個人的にはこれはでかいと思ってる。いずれ昔の王の残した本とかあるだろうからそれを読みたいと思ってる。
“またあなたは化け物扱いされてましたからね。王宮騎士団にまた1歩近づいたわ。”
確かにこの町を出るには王宮騎士団に入団する以外に選択肢がないんだっけ?
“ええ。確かその選択肢以外選ぶと死ぬとかなんやら、らしいわ。”
まじかよ。そりゃあ聞いてないわ。
“ねぇ。”
いずれにしても王宮騎士団に入ることが最優先か…
“大丈夫よ。あなたなら王宮騎士団なら余裕で入れるじゃない〜♪”
まあ、そうだな。しかし…
“しかし?”
今の王宮騎士団の強さがいまいち分からない。昔みたいに魔術師団や騎士師団や王宮騎士師団みたいな存在はいるのか?
“いいえ。この時代にはもう騎士師団しか存在してないわ。魔術は殆ど廃れたし、王宮騎士師団は騎士師団と統合しましたしね。”
魔術が廃れた?
“ええ。だいぶ廃れたわ。魔法の威力はあなたの転生前の100分の1の威力しか出ないわ。”
どうしてそんなに廃れたんだ…
“それはね、確か殆ど戦いをしなくなったことが原因らしいわ。詳しいことはわたしには分からないけどね。”
そうか…ありがとう、女神様。
“ちょっと(笑)って言わないで…あれ、普通の対応ね…熱でも出た?”
なんかいいこと言うとすぐこういうこと言う奴っているよな。
“え?”
なんでもない。しかし、空気中の魔力が薄くなったのか…?
“いいえ。別に薄くなってはないわ。むしろ濃くなったかも?”
魔術を使わなくなったからか。
“多分ね。しかし、このままだと災厄になんて到底勝てる気がしないわね…”
俺が前時代の魔術を教えていくしかないか。しかし、そう簡単に教えられないぞ…多分魔力の動作が違うと思う。
“魔法と魔術は似て非なるものだからね。うーん、教会のトップの子にお告げ風に魔術を教えてみようかしら…”
え?そんな器用なことできるんか女神様?
“ええ、女神を舐めないでちょうだい!”
でかい胸で誇ってくれてありがとさん。
“ちょっ!どこ見てるんですか!?
女神様をおちょくるのは楽しいな。いい笑顔見れるし。
“も、もう…あ、そろそろ時間切れね。またのタイミングがあったら接触しとくね。あと教会の子にあなたのこと話しとくわね。だからそれまでに王都に迎えるようにしなさいよ?”
できるだけ善処しとく。
“出来るだけじゃなくて、必ずね!”
そして俺は夢から醒めていった。




