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最強の騎士、転生しても最強の騎士。  作者: 普通の人間
冒険者学校編
43/60

王女の護衛⑤

現在俺はライラの村の来賓用の宿泊施設に泊まっている。

そして俺達は一つの部屋に四人いた。

俺、ファルコン、ラナ先輩、そしてイデルマ王女であった。

「どうしてイデルマ王女がここに?」

と俺が聞くと、

「一人で寝るより皆で寝た方がおもしろいでしょう?」

と微笑みながら言ってきた。

ラナ先輩も、

「そうだよ、一人で寝るなんて家だけでいいもん。ここに来てまで一人で寝る必要はないよ、って言ってガリエーを一緒に説得したんだ。」

とその意見に賛同したらしい。

今は全員寝間着だ。

ラナ先輩は青色のオフショルダー型のパジャマで、少しヤバイ。

そしてイデルマ王女は黄色の薄いドレスを着ていた。

体のラインがとても分かり、とても良い体つきをしていた。

俺とファルコンはちなみにいつもの衣装の鎧を脱いだだけなので、特に別段変わることはない。

しかし、これは…。

「これはやばすぎじゃね?」

とファルコンが耳打ちで言ってきた。

「そうですね。」

としか答えられなかった。

その理由は、どちらも可愛く、そして美しいからであった。

二人は俺たちのことを信用しているが、俺達は上半身を信用しても、下半身が信用しきれない。

上半身ではそんな事をしては駄目だ、と言ってるのだが、下半身はまるで獣のようで、言う事を聞かないのかもしれない。

なので、

「少し、トイレに行ってきます。」

と俺は言った。

ファルコンの顔は裏切ったな、みたいな顔をしていた。

ごめんなファルコン、俺は一足先に解消してくるぜ、みたいな顔をして俺はトイレに行った。

そしてムラムラは抑えられた。

トイレから帰ってくると、ファルコンが下を押さえて踞っていた。

「大丈夫ですか、ファルコン先輩?」

と俺が聞くと、すぐさま部屋を出ていった。

ファルコンの用もたぶんトイレなんだろう。

すると、

「ファルコン大丈夫?なんかずっとベットの上で踞っていたから…。」

とラナ先輩が聞いてきた。

さっきだったら不味いのだが、今は大丈夫だ。

普通に取り次ぎが出来る。

「はい、トイレに行きたがってましてね、先に俺が行かしてもらって、その次に我慢をしていたファルコンが行ったのです。」

と自分で良い説明が出来た、と思った。

「そうなんだ、良かった。」

とラナ先輩は自分のベットに戻っていった。

そして俺はイデルマ王女の顔を見ると、ニヤニヤしていた。

実際は微笑んでるだけなのだが、しかしその顔は何かをわかっているような顔であった。

しかしこれ以上考えたくなかったので、急いで寝た。

早く起きるために、特殊な魔術を掛けて。





▲▽▲▽▲




次の日、まだ日は明けてない。

俺は一人ムクッ、て起きた。

多分一時間と少ししか寝ていないだろう。

普通は日が出るまで寝るはずなのに、何故俺がこんなに短時間で起きられるのかと言うと、それは魔術を使ったからだ。

その名前をショート・スリープと言って睡眠と夢の神バグの奇跡を魔術で再現したことからその名がついた。

ショート・スリープは少しの睡眠をとるだけで起きられるという代物だ。

しかし寝ている間は常に魔力を使うため、あまりオススメ出来ない魔術で、先輩方にはまだ教えていない。

それは寝ているのに、ただでさえ少ない魔力を回復ではなく消費するだけで、それ以外の能力が無いからだ。

いわば、魔力の無駄使いだ。

しかし俺は寝てなくとも魔力はとてもあるので、それに関しては大丈夫であったため、試しに使ってみたが、本当に早く起きられるのであった。

そして早く起きた俺は、まず近くにあった鎧を着て、次にこっそりとこの部屋から出た。

そして来賓用の宿泊施設から出ると、ガリエーが立ちながら寝ていた。

器用なやつと思い、俺は起こした。

「く、ヤバイ!」

と言ってガリエーは起きた。

「あ、起きましたか、ガリエーさん。」

と俺がニヤニヤしながら聞くと、

「わ、私は寝ていない!少し、目を瞑っていただけだ!」

と言って言い訳をしていた。

ここで問い詰めても意味が無いので、これ以上は聞かなかった。

「しかし、さっき王女様が寝たのは一時間前なのに、どうしてお前は起きられたんだ?」

とガリエーに聞かれた。

俺は上手く答えたくないので、

「さて、どうでしょう?」

と俺は答えると、ガリエーは少し頭に来ていたようだが、これ以上は聞かない方が良いと判断したようだ。

触らぬ神に祟りなし、とも東の国では言うがな。

そして俺はガリエーと二人でイデルマ王女の護衛をしていた。

そして夜が明け、朝になった。

するとドアから思いっきり開けたのであろう物凄い音が寝室から聞こえてきた。

「スミマセン!遅れてしまいました!」

「スミマセン、遅れました。」

とラナ先輩とファルコンがガリエーに報告してきた。

「大丈夫だ。まだ護衛をしなくては良い時間帯の筈だか…。」

とガリエーは言ってきた。

「え、だって起きたらウィータ君もういなかったから、遅刻だと思った。」

どうして言ってラナ先輩は腰を下ろした。

「大丈夫だったか、それは良かった…。」

とファルコンも安堵の表情でそう言った。

「ごめんなさい、俺が早起きなもので。」

と俺が先輩方に言うと、

「大丈夫だよ。むしろ今回はこっちが悪いんだから、ウィータ君は謝らなくても良いよ。」

どラナ先輩が言ってくれた。

すると寝室の方からガサッ、というデカい音が聞こえてきた。

ガリエーは一目散にその寝室に走っていった。

俺等も走っていった。

そしてガリエーを越し、寝室のドアを開けたら、

「ふう、良い匂いだわ、ラナ…。」

と言ってラナ先輩のベットの上にいたイデルマ王女を見た。

俺等は固まってしまった。

そしてその様子を見られたイデルマ王女は、顔を赤面させていた。

耳まで赤い。

ガリエーが来た後には俺等が着替え中と言ってどうにかばらさないようにすんだ。

俺等はイデルマ王女の弱味を握ったのだ。


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