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最強の騎士、転生しても最強の騎士。  作者: 普通の人間
冒険者学校編
33/60

先輩方の覚悟

「え、SSランクですか!?」

と驚いて口に出てしまったような感じで言ったファルコン。

「ええ、むしろ私と同じランクでも良い位の実力です。」

とイアル校長先生はこう言った。

まず俺が考えたことは、先輩方を強くする事だ。

今のままだとランクと強さが比例しない。

多分騎士団推薦は良い確率で来る。

ただ実力がなければ結局騎士団には入れない。

この話が終わったら先輩方を一年掛けて鍛えてしごいて強くしてやる。

その間は課題は受けさせない。

むしろ課題はもう受けなくても良いわけだ。

別にランクは落ちるわけでは無いから。

「良かったねウィータ!」

とラナ先輩が喜んでいた。

自分の目標に到達して、そして越えたのだから。

今ではもう冒険者である。

まだ学生だけどね。

「これで話は終わりですか。」

とファルコンが言って俺たちは校長室を失礼した。




▲▽▲▽▲




「先輩方、話があります。」

と俺が職員室を抜けてすぐ言った。

「なんだウィータ?」

とファルコンが言った。

「話とは、ランクと強さの話です。」

と俺が言うと、

「何を言いたいのウィータ君?」

とラナ先輩とファルコンは不思議な顔をした。

「二人はランクSSにはなりました。しかし、これじゃダメなんです。」

と俺は話を続けた。

「強さがランクと比例してないんです。このままだと難しい課題をやらされて死ぬだけです。なので、一年間修行を計画します。」

「修行、とは?」

とファルコンが乗っかってきた。

「はい、魔術を一年で大成させることです。」

これが俺の計画の内容だ。

「どういうことだ?」

とファルコンが聞いてきた。

「多分魔法じゃもうこの先では役に立ちません。魔術は神と対抗するくらい強いのです。そして魔術を大成させることが出来たら、この先の王宮騎士団に推薦されても大丈夫な強さになります。」

と俺は説得を試みた。

「その間は…。」

「家族にも会えないですし、人にも会えません。ただ、魔術を学び続けて強くするだけです。」

とラナ先輩が 言いたかった事を先回りして言った。

「学校は?」

とファルコンが聞いてきた。

「学校はその間休学します。幸い、ランクが下がることはありません。」

と俺が考えたこと全てを言った。

「少し、考えさせて。」

とラナ先輩が言った。

「悪い、俺も考えさせてくれ。」

と ファルコンも言った。

「では、明日。校門前で待っています。朝、日光があがったらいた人に修行をつけます。これは強制ではありませんので、良く考えてください。生活用品については大丈夫なので、安心してください。後は、場所は言えません。」

と俺が言って何も言わないまま先輩方はそのまま家に帰った。





▲▽▲▽▲




「強さがランクと比例しない、か。」

と俺はウィータに言われてしまった。

俺はランクSSになって浮かれていたのかもしれない。

ランクSSなったということは、一人でもそれ相応の強さが無いといけない。

俺には、その資格がなかった筈だ。

本来はウィータ一人で竜に立ち向かった筈だ。

俺らはすくんで動けないだけ。

笑ってしまうぜ。

俺はあの時ほど強さを欲しかったに違いない。

俺は強さが欲しい。

だからこの話、受けるつもりだった。

「だめだ。」

「どうしてだよ親父!」

と俺は親父と喧嘩していた。

「お前は学業はどうする。」

「休学していく!」

と反論を言っているが、

「だめなものはだめだ!」

と言われてしまった。

夜、一人で考えていた。

確か、生活用品は全て揃っているんだったな。

なら、何も持たずとも良いのか。

そして俺は親父と喧嘩別れしたまま、ウィータのいる場所へ向かった。

ごめんよ、親父。




▲▽▲▽▲




私は家に帰ってウィータ君の行った話をした。

「そうか、ウィータはお前らを強くしてくれるのか。」

「そうだよパパ。」

とパパは賛成なようだった。

しかし、

「何で一年もラナと会えないの?私、この十日間だって辛かったのに、一年もなんてとても無理よ…。」

とママの方はなかなか説得できそうにない。

私自身は強くなりたいし、ウィータ君と一緒にいたい。

けど、パパやママと離れるのは悲しい。

けど、それが大人に、そして強くなるために必要なら私は修行したい。

だけどママは心配性で、前の課題の時も、

「十日間も家を出るの!ああ、大丈夫かしら…。」

と言って行かせないようにしようとしたが、パパが頑張って説得してくれた。

今度は私が説得したい、と思っているんだけど、なかなか首を縦に降ってくれない。

ママは泣いていた。

泣きながら首を横に降っていた。

「行かないで、あなたがいなくなったら、私…。」

となかなか説得したいが出来ない雰囲気になってしまった。

すると、

「なあ、エリー。」

とパパがママの事を名前で呼んだ。

そして優しく、

「ラナは強くなろうとしてるんだ。本当はエリーとも別れたくないんだ。」

「じゃあ、どうして行こうとするの!?」

とママがパパに言った。

「それは、冒険者に憧れているんじゃないかな。」

とパパが言った。

「だったら、ここの周辺でも良いじゃない…。」

とママは嗚咽をしながらパパに言った。

「多分、親にあったら決心が揺らいで、強くなれないからじゃないかな。」

とパパはどんどん説得をしてくれている。

そして最後に、

「だから、僕らがラナを大人にしてあげよう。」

とパパが言った。

ママは、

「ラナはこれで良いの…。」

と言ってきた。

私は、本音を言った。

「確かに別れるのは悲しいよ。だけどね、ママ。強くならないと私は夢を追えないんだ。だから、私は行きたい。」

と言ってママは首を縦に降ってくれた。

私は修行をしに行く。

その間にどんな困難があったとしても私は夢に向かって頑張る。

一人前の冒険者に為るために。




▲▽▲▽▲




俺はパパさんとママさんはすぐ承諾してくれた。

その時、

「もしかしたら二人目居るかもしれないね!」

とパパさんが笑いながら言った。

冗談だよな?

まぁ俺が産まれて余り経ってないはずでは…。

そして俺は校門前に来た。

まだ誰もいない。

そして外も暗い。

パパさんとママさんに言っといて休学にしてもらえるようになった。

ついでにラナ先輩やファルコンの方も。

すると、

「オーイ、ウィータ!」

とファルコンが来た。

「良いって言ってもらえた?」

と俺が聞くと、

「親が反対するからそのまま出ちゃたぜ!」

と喧嘩別れをしたみたいだ。

「ちゃんと許可もらってこいって言いましたよね先輩?」

と問い詰めると、

「いや、俺は結構説得したんだ。しかし親父が許可を出してくれなかったからよ。」

と言った。

嘘はついてないみたいだ。

あと少しで日の出だ。

ラナ先輩が来る様子は一向にない。

「もしかしたら来ないかもしれないですね…。」

と俺が言うと、

「いや、ラナは絶対来る。」

とファルコンは言った。

あと日の出まで一分くらいか。

もう行こうか、と思ったら、

「私も行くよ!」

とラナ先輩が走って来た。

「これで、先輩方揃いましたね。親とちゃんと別れられましたかラナ先輩?」

と俺が言うと、

「うんっ!ちゃんと説得できたよ!」

と指を前にだしピースをしていた。

「では、今から、修行の地に行きます。目をつぶって下さい。」

先輩方は目を閉じた。

そして俺は念じた。

あそこに連れていけと。

すると俺等の周りに透明な壁ができた。

そして転送されていく。

そして俺達は、修行をしに行った。


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