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最強の騎士、転生しても最強の騎士。  作者: 普通の人間
冒険者学校編
26/60

薬草探し③

三日目の朝。


まだ薬草探しをしていない。


というか、そもそもまだ町に着かない。


そう思って今日は目覚めた。


そして今日は日が昇ってから起きてしまったから散歩には出掛けなかった。


代わりに武具とかの手入れをした。


剣には油を滲ませた布で刀身を拭いた。


念入りに、丁寧と。


またこの吹いてる時のキュッキュッって音が堪らないんだよ。


俺はそう思いながら拭き、とても綺麗に手入れが出来た。


使うことももったいないと思うが、使うのがこの道具の使命なので、存分に使い回してあげるよ。


胸当てには水に濡らした布で拭いた。


そして水に濡らした布で拭いたお陰で汚れがとれてとてもピカピカになった。


これだけで気持ちが良い。


けれどこれじゃ乾かさないと使えないから、何にも使ってない布で乾拭きをした。


そしたら拭く前より綺麗になった。


次は道具の点検だ。


色んな道具を見ているものと要らないものに分ける。


要らないものはこの宿屋に捨てる。


判別してみると、意外と捨てるものが少なかった。


そして道具の整理が終わる時間帯に、コンコン、とドアを叩く音が聞こえた。


「どうぞ。」

と俺は言った。


ドアを開けたのは、ラナ先輩だった。


「ウィータ君、朝御飯食べに行こ?」

と朝ごはんに誘われた。


ここまで全て計算通りである。


俺はこれ見越して丁度いい時間に起きたんだ。


………ごめんなさい嘘です、偶然でした。


許してください。


部屋を出てラナ先輩と一緒に歩いていると、


「よお、ラナ、ウィータ。」

とドアから欠伸をしながら出てきたのはファルコンだった。


そして三人で食堂に向かう。


今日の朝御飯は乳製品一杯のメニューだった。


流石にガマコ村、と思った。


ここの食事で出たヨーグルトが美味しかった。


帰りにまた寄るからそのとき買おう、と誓った。


そして出発する準備を整えて、俺たちはガマコ村を出た。






▲▽▲▽▲






そしてガマコ村から出たら、ゴブリン、ゴブリン、ゴブリンの戦闘が続いた。


今日は野宿で更に油断が出来ない状況に追い込まれる可能性がある。


ゴブリンどもはこの地域を分かっていて俺らに襲ってきていると考えられる。


昨日の集団を殺されたのをゴブリン共は余程怒っているようだ。


ここまで戦闘続きだと、俺は大丈夫にしても先輩方が先に参ってしまう。


夕暮れになる前に、


「もう今日はここでテントを張りましょう。」

と俺はファルコンに言った。


「どうしてなんだ。まだ目的地までは少し掛かるぞ。」

とファルコンは言った。


「このままだと先輩方に負担が大きすぎて薬草探しの前にへばってしまいます。むしろゴブリン達と戦うためなら一ヶ所にいた方が馬もいちいち止めるとそれも負担になりますし。今日だけはもうこのまま止まって明日頑張って進めましょう。」


「あ、ああ、わかった。」

とどうにか説得は出来た。


ここにラナ先輩が簡易テントを建てた。


流石手際がいいと思ったけど、テントが一個しかない。


「ラナ先輩もこの中で眠るんですか。」

と俺は聞いた。


「ええ。だってウィータ君達を信用してるもの。」

とラナ先輩からお褒めの言葉を頂いた。


これに限っては素直に嬉しいのであった。


そしてテントを設置し終えたら、ゴブリンがさっきの倍のペースで襲ってきた。


事前にに周辺に普通に落とし穴を設置して動きを止めたりして、どうにか進行のペースを止めていた。


そしてこうしている内に夜になった。


ゴブリンの襲撃は止まらない。


どんなに魔法を使っても一向に減らない。


魔術を使えば一気に倒せるがこの森を失ってしまう。


それだけは避けないといけない。


森の生態系が壊れ、周囲の人が恵みを受けられなくなる。

だから寝るのは一人ずつにして交代交代でローテーションをしていた。


ちなみに俺は最後に順番をしてもらった。


俺は寝なくても別に平気だしな。


そして最初にラナ先輩が寝た。


俺とファルコンだけになったが会話をしている余裕はない。


ずっとゴブリンと戦っていた。


そして数時間経過した。


数は衰えることは無かった。


「ファルコン!変わるよ!」


「こいつは助かる…ぜ!」


ファルコンは最後に1匹殺し、ラナ先輩とチェンジした。


次はファルコンが寝た。


ラナ先輩と二人きりだが、その間もゴブリンを倒していた。


話したいが、ゴブリンが多すぎる。


普通ゴブリンだけでこんなに群れるか?


考えながら倒していると、奥から一際でかいゴブリンが出てきた。


多分このゴブリンの群れの長、ゴブリンロードだろう。


ゴブリンロード身体能力がゴブリンより数倍もよく、一人でも並みの冒険者は普通に一掃できる。


そして性欲もゴブリンに比べてものにならない強さを持っている。


まさに絶倫(クソ野郎)だ。


しかし普通に強くラナ先輩ではワンチャン負ける可能性があったので俺が戦った。


まずゴブリンロードが俺に先制攻撃を仕掛けてきた。


たった一発拳を放っただけだ。


するりと俺は避けた。


そして俺は指を自らの方に手繰り寄せて、挑発した。


するとゴブリンロードは大絶叫。


ゴブリンは挑発にすごく乗りやすい。


人間に馬鹿にされるのが嫌いなようだ。


「グオオオオオオオオオオオオオオ!!」


ゴブリンロードは声を荒げながら俺目掛けて突進してきた。


しかし、突撃で一撃では俺はすぐ避けてしまうぞ。


しかし、ゴブリンロードの顔をにやけていた。


俺は後ろを見た。


裏にはラナ先輩がいた。


チッ、油断した!


ラナ先輩は今ゴブリンと戦ってて気づいてない。


しかし危ないと言えば両方から挟み撃ちされ死んでしまう可能性がある。


ならば。


「グアアアアアアアアアアア!?」

とゴブリンロードが驚いていた。


俺は突進してきた右肩を止めていたのだ。


しかも右手だけで。


そして俺はゴブリンロードの肩を掴んでいる右手を物理的にグーにした。


ゴブリンロードの右肩が壊れた。


ゴブリンロードは声にならない叫びをあげた。


次に左足を左足で蹴った。


ゴブリンロードの左足が何処かへ飛んでいった。


最後に腹部に右足を置いた。


そして、蹴った。


綺麗にゴブリンロードが二つに割れた。


周囲に血の雨が降る。


ゴブリンロードの血の色は綺麗な赤色だった。


俺はそれを思いっきり浴びていた。


血の雨が降ってきたゴブリン達はゴブリンロードの死骸を見て逃げていった。


俺たちは勝った。


ゴブリン達に。


その後は朝が来て俺は馬車の中で寝た。


ラナ先輩に聞いた話によると、ゴブリンや、他の魔物も出てないということだ。


本当に助かった。


そして、四つ目の村ニココ村に到着した。


この村は林業が栄えているらしい。


今回のことに直接関係はないから、今回は観光しないと決めた。


後新しい武器とかを買った。


ゴブリンとの戦いで結構ポロポロになってしまったから。


普通は戦いの後は、手入れをするものだが、あいつらのペースが凄かったので手入れをする時間さえ与えられなかった。


やはり血は鉄を錆びさせるな。


そして宿屋に泊まった。


明日でブルガリーの町に到着する。


そう思って俺はベットに飛び込んでそのまま寝た。

基本部屋は一人部屋です。

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